初恋

くるら

初詣の一日

 私は手先が凍える中、十五円玉をお賽銭箱に投げ入れ、手を叩いた。
 どうか、好きな人と結ばれますように!


心のどこかで結ばれることはもう諦めてる自分がいる。でも、今までずっと想ってきたから諦めきれなかった。 

 
初恋は結ばれない

誰かが言ってた
確かにそうだと現在進行形で思う
  もう、高校に入学して九ヶ月が経った。私が好きな人は高校が違う。もう絶望的だ。仮にもし一緒だったとしても、ヘタレな私は告白どころか話しかけもできないだろう。幼馴染なんだけどね。。。


あー、寒い。ミニスカートとタイツだからなおさらだ。
とりあえずくじ引くか、
この大社のクジは二百円だ。


どーせまた、末吉とかなんだろーなーと思いながら箱の中から適当に一つ引いた。
早速、クジを開いてみると
 


「大吉!?!?え、お母さん大吉がでたよ!」


「あら?本当!?珍しいわね!ここの大社滅多に出ないのにねー」

もうこれは後で友達に自慢しよ!

やっぱり開いてみると全部の分野において、良いことが書いてあった

学業も健康も仕事も   恋愛も、、、


恋愛には甘い雰囲気で幸福な関係にある。と書いてあった…… 

全然甘くないんですけどっ!むしろ苦い!

まぁ、デタラメでも良いことが書いてあったから、悪い気はしなかった。

そのまま、一緒に来ていたお母さんを探しに初詣で出ている屋台の方へ向かった。

屋台は夏と同じように射的とか食べ物がたくさんあった。

途中で焼き鳥を買って歩きながら食べてると、不意に声をかけられた

「おーーい!瑠奈るな!」



こ、この声はまさか?
「な、なに」

振り返るとそこには

「瑠奈もやっぱり初詣来てたんだ!」

私の長年の恋煩いの原因兼初恋の相手である春翔はるとがいた。

「うん……」




やばい!?!?なに話して良いかわかんない、どうしよ!?!?





「あ……私お母さん探してるから、じゃあね……」

消え入りそうな声でなんとか最後まで言って早歩きでその場を逃げた。

無理だよーー!あー、ドキドキしてなにも考えられなかった。

やっぱり、これからも、私の拗れた片思いは続きそうです。






俺の隣の奴が笑いを堪え切れないような顔で、俺の方を向いた。

「あははは!!お前嫌われてやんのーー!!!」

「うるっせ」

「お前、なにやったらあんなに嫌われるんだよ!?」


そんなのわかってたらこんなに苦労しない


「まじ、どんまい。俺も同情するわ」

「……俺、割とガチで凹んでるんだけど?」

「ごめんて、茶化しすぎたわ。もう、あそこまでいったら、逆に攻めちゃえば?」

「俺、これ以上嫌われたくないんだけど」

「大丈夫だよ!これ以上は嫌われねーって!笑」

「それ逆に傷を抉ってるから!!」

「えーー、じゃあ、アピールも何もしないまま瑠奈ちゃんに彼氏が出来たらどうする」

想像すると、俺の心がギリっと締め付けられる

「やだ。」

「じゃあ、攻めちゃえよ!ヘタレのままだとお前自身成長しねーし、後悔しか残んないよ。」 

「……」

「まぁ、俺自身が告白見たいっていうのもあるけどね笑笑」


「おいっ!」





攻めてみる、か......

                          -fin-


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