日替わり転移 ~俺はあらゆる世界で無双する~(※MFブックスから書籍化)
155.魔法少女サカハギ☆オメガ
視界が晴れた後、そこにいたのは。
「は、はは。止めた。止めてやったよォ!!」
ミョルニルのコントロールを完全に取り戻し、全身から湯気を立ち昇らせたサリファだった。
「そして……どうやら、あたいの勝ちのようだねェ!」
サリファがこちらを……正確には俺の腕の中のイツナを睨んでくる。
そう。すべての力を使い尽くしたイツナは雷神モードが解けてスヤスヤと眠っていた。
ミョルニルをサリファに撃ち込んだ段階で、糸がぷつりと切れたマリオネットのように崩れ落ちたのである。
「何言ってんだ。俺はイツナのリハビリに付き合ってやってくれって言ったんだぜ? 戦わせるなんて一言も言ってない」
ニヤリと笑ってから、俺はイツナに「ありがとう」を伝えて封印珠に入れた。
「小娘をあたいにけしかけといて、よく言うじゃァないか!」
「本当さ。最初からイツナがお前に勝てるだなんて思ってなかったしな」
俺が今期最強嫁と認めていたサリファの実力は伊達じゃない。
完成度という点であれば、イツナやシアンヌの比ではないのだ。
生徒としては落第生もいいところだったが、そこも可愛げがあると思っていた。
そんなサリファに俺が贈れる……これは、最後の授業になるかもしれない。
「お前にいいことを教えてやろう、サリファ」
びくり、と。サリファが肩を震わせる。
そう、知っているのだ。
元嫁だったサリファは、俺のこのセリフが『勝利宣言』であると知っている。
「ふざけンな、あたいはまだ――」
「この封印珠を開発した最古参天才嫁の名前はリオナリア・ダヴィンチっていうんだ」
何か言いかけたサリファのセリフをぴしゃりと打ち消し、俺の周りに浮かぶ23個の封印珠を誇示しながら、落ち着いた口調で続ける。
「そう、あのイタリア出身のオールマイティ超天才ことレオナルド・ダヴィンチの記録継承者なんだよ。お前と同じさ」
「知らないねェ! そいつが何者だっていうんだい!」
サリファが襲い掛かってきた。
先ほどまでのじゃれ合いとは威力も速度も一味違う、本気の振り下ろしだ。
だが、その攻撃は俺の不可視の結界に阻まれる。
事前に強度重視で作っておいた、少し厚めの結界に。
「なっ……!?」
まさか完全に防がれるとは思っていなかったらしく、サリファの双眸が驚愕に見開かれる。
俺が展開しておいたのは全ての物理エネルギーを吸収し、さらに強度を上げるタイプのバリア結界だ。
サリファみたいなパワー特化型に対して有効だが、展開方法を思い出すのに少し時間がかかった。
なにしろ、展開速度重視の最薄結界でどんな攻撃も無効化できていたからな。
昔サリファにヒビを入れられた段階で、物理攻撃に対する対策をしっかり練っておくべきだった。
結果として、貴重な時間をイツナに稼いでもらわなくてはならなかったわけで。
今回ばかりは俺も反省しなくっちゃいけない。
「いやぁ……ダヴィンチは本物の天才だったんだろうな。たくさんの発明品で俺の旅を支えてくれた。早いうちにあいつに出会えていなかったら、俺はとっくの昔に詰んでたよ。実を言うと俺のアイテムボックス内のラボで今も研究を続けてくれているんだ。人見知りだから他の嫁に会わせることはないけど、この間も宇宙を持ち運ぶための世界珠の試作品をくれたし。貢献度って意味じゃ間違いなくナンバーワンだ」
俺の結界を殴り続けていたサリファが額に青筋を浮かべて、歯をカチカチ鳴らしていた。
相当、頭に来ているようだ。
「おお悪い悪い、嫁自慢になってたな。何が言いたかったかっていうと『俺は封印珠をほんの一部の機能しか使ってこなかった』ってことなんだ。こいつには、リオナリアが付与したもっと別の機能があってだな……そいつの発動に必要なのが――」
俺がそう言いながら取り出したのは、ねじくれたハートマークのついた杖。
とあるVRMMOで――記憶が戻った今なら、それがGSOだったとはっきり思い出せる――魔法少女ロールプレイをしていたプレイヤーから預かった武器。
桐ヶ谷悠斗と戦ったときにも使った心変わりの杖だ。
「――この杖はただの武器だったんだが、デザインを気に入ったリオナリアが改造したんだ。この杖の効果は悪人を改心させる効果と、もうひとつ。というか……こっちの方がリオナリア的には本命だったんだろうな。まさか、俺も自分で使う羽目になるとは思わなかったけどよ」
俺が心変わりの杖を掲げると、その周囲を取り巻くように23個の封印珠がグルリと円を描くように浮かぶ。
俺と契約して魔法少女になった子たちの入った封印珠。
すべて色違いで、異なるギリシア文字の数字が α 、 β 、 γ ……といった感じに網羅されている。
ただひとつ、24番目の数字である Ω を除いて。
「女性源理は根源源理をそのまま採用している以上、法則変更や法則無視でクリアーすることはできない。とはいえ、男性源理で覆したり、強奪チートで奪っちまったら今度は宇宙がタダでは済まない。だけど、ひとつだけ……俺自身がこの状況をトラブルなく克服できる最後の手段がある」
ああ、そうとも。
お前が相手じゃなきゃしなかった。
というか、目撃者がサリファだけだからやるんだが。
「はじまりはアルファ。おわりはオメガ――」
23個の封印珠と心変わりの杖が一斉に輝き出した。
同時に煌びやかな光のヴェールが俺を取り巻き始める。
「そしてわれこそ終焉なり。聖なる素数よ。今こそ契約に従い、わが力となれ!」
ヴェールが俺の体をくるんでいき、そこに封印珠のひとつひとつが吸い込まれていく。
すると、光が弾けてシルクのような布地が現れる。
頭に向かった封印珠はリボンに、両手の袖のはフリルに。
23個すべてが各部位でそれぞれに適した形状に変化していく。
「そう。これが答え――」
女性源理のペナルティを受けるのは、何故か。
俺が男だからだ。
ならば解決法はただひとつ。
すなわち。
「俺自身が魔法少女となることだ」
そこに立っていたのは男のわたしではなかった。
リボン、フリル、スカート、その他アクセサリもろもろ……23の衣装パーツを装着した、終焉を告げる魔法少女。
逆萩亮二であって逆萩亮二でないもの。
「だ、旦那が……女になっちまったあァ!?」
「逆萩亮二を素体にして……『変身契約』した23人の魔法少女を『装備』に『変身』させて身に着けたの。名乗るとすれば、さしずめ魔法少女オメガってところかしら?」
「そんな、声どころかしゃべり方まで変わってェ!?」
わたしは逆萩亮二が変身しているけど、逆萩亮二じゃない。
『性別変更チート』で脳は女性とおんなじになっていて、意識も変わってる。
自分自身の乳房に欲情することもないし、好みもいろいろ変わってるんじゃないかなって思う。
てゆーか、自分がどんな姿になってるかすっごく気になる。
おもむろにコンパクトを取り出して、鏡で自分の顔を見てみた。
「えっ、これがわたし!?」
そこに写っていたのは柔和な笑みを浮かべた絶世の美少女。
めっちゃかわいいじゃん!
逆萩亮二がワイルド美形だからそっち方面なのかと思ったけど、こうきたか~。
これ、性別変更だけじゃなくて若返りも含んでるよね。
さっすがリオナリアちゃん、いい仕事するぅ!
「うーん、ヤバイ。なんか目覚めそう……」
あんまりこのままでいると、逆萩亮二に戻った時のショックが大きくなりそう。
サリファには悪いけど、ぱぱっと終わらせちゃおうか!
「旦那ァ! アンタには男としてのプライドってモンがないのかい!?」
「そうね。作家に媚びるみたいで嫌なのは確かだけど、そうも言ってられないから」
貴女と違って逆萩亮二は泥水すすってた期間が長いの。
勝つための最良手段が本当にそれしかないなら、プライドなんて平気でドブに捨てる男なのよ。
「光栄に思ってね、サリファ。わたしのこの姿を見るのは、きっと貴女が最初で最後だから」
歪な形状だった心変わりの杖も、オメガに変身したことで如何にも魔法少女が持っていそうなキュートなハートステッキになっている。
その先端をサリファに向けただけで、拘束術式がサリファの両手両足を捉えた。
「なっ……!?」
「うん、やっぱり。女性源理は女同士になれば魔法も発動できるんだね。むしろ、パワーアップしちゃってる」
すぐに解除すると、サリファが怪訝そうに俺を見た。
「とはいえ、貴女を麻痺魔法や睡眠魔法で無力化しちゃったら禍根を残すことになりそうだし」
わたしはサリファによーく見えるように、鮫のような笑みを浮かべた。
「全力でミョルニルを投げてきなさい、サリファ。貴女の願いを叶えてあげる」
いまや女性源理は完全にわたしの味方だ。
体の奥底から無限の力が湧いてくる。
もう怖いものなんて何もない。
「…………ハハ、ハハハハッ!!!」
長いこと呆気に取られていたサリファが、何かを思い出したように笑い始めた。
「そうともさァ! それが、それこそがあたいの願いっ! 死力を尽くした力を旦那に全部ぶつけることこそがっっ!!!」
おいで、サリファ。
わたしが貴女のすべてを受け止めてあげる。
「トォォォォル……ッッ!!」
「リリカルマジック――」
サリファがミョルニルを構え。
わたしはステッキを振り上げ。
「ハンマァァァァァァァッッッ!!!」
「C.O.D.E.『コスモ・デストロイヤー』」
投擲されたミョルニルを、収束化した宇宙破壊魔法で迎撃した。
「は、はは。止めた。止めてやったよォ!!」
ミョルニルのコントロールを完全に取り戻し、全身から湯気を立ち昇らせたサリファだった。
「そして……どうやら、あたいの勝ちのようだねェ!」
サリファがこちらを……正確には俺の腕の中のイツナを睨んでくる。
そう。すべての力を使い尽くしたイツナは雷神モードが解けてスヤスヤと眠っていた。
ミョルニルをサリファに撃ち込んだ段階で、糸がぷつりと切れたマリオネットのように崩れ落ちたのである。
「何言ってんだ。俺はイツナのリハビリに付き合ってやってくれって言ったんだぜ? 戦わせるなんて一言も言ってない」
ニヤリと笑ってから、俺はイツナに「ありがとう」を伝えて封印珠に入れた。
「小娘をあたいにけしかけといて、よく言うじゃァないか!」
「本当さ。最初からイツナがお前に勝てるだなんて思ってなかったしな」
俺が今期最強嫁と認めていたサリファの実力は伊達じゃない。
完成度という点であれば、イツナやシアンヌの比ではないのだ。
生徒としては落第生もいいところだったが、そこも可愛げがあると思っていた。
そんなサリファに俺が贈れる……これは、最後の授業になるかもしれない。
「お前にいいことを教えてやろう、サリファ」
びくり、と。サリファが肩を震わせる。
そう、知っているのだ。
元嫁だったサリファは、俺のこのセリフが『勝利宣言』であると知っている。
「ふざけンな、あたいはまだ――」
「この封印珠を開発した最古参天才嫁の名前はリオナリア・ダヴィンチっていうんだ」
何か言いかけたサリファのセリフをぴしゃりと打ち消し、俺の周りに浮かぶ23個の封印珠を誇示しながら、落ち着いた口調で続ける。
「そう、あのイタリア出身のオールマイティ超天才ことレオナルド・ダヴィンチの記録継承者なんだよ。お前と同じさ」
「知らないねェ! そいつが何者だっていうんだい!」
サリファが襲い掛かってきた。
先ほどまでのじゃれ合いとは威力も速度も一味違う、本気の振り下ろしだ。
だが、その攻撃は俺の不可視の結界に阻まれる。
事前に強度重視で作っておいた、少し厚めの結界に。
「なっ……!?」
まさか完全に防がれるとは思っていなかったらしく、サリファの双眸が驚愕に見開かれる。
俺が展開しておいたのは全ての物理エネルギーを吸収し、さらに強度を上げるタイプのバリア結界だ。
サリファみたいなパワー特化型に対して有効だが、展開方法を思い出すのに少し時間がかかった。
なにしろ、展開速度重視の最薄結界でどんな攻撃も無効化できていたからな。
昔サリファにヒビを入れられた段階で、物理攻撃に対する対策をしっかり練っておくべきだった。
結果として、貴重な時間をイツナに稼いでもらわなくてはならなかったわけで。
今回ばかりは俺も反省しなくっちゃいけない。
「いやぁ……ダヴィンチは本物の天才だったんだろうな。たくさんの発明品で俺の旅を支えてくれた。早いうちにあいつに出会えていなかったら、俺はとっくの昔に詰んでたよ。実を言うと俺のアイテムボックス内のラボで今も研究を続けてくれているんだ。人見知りだから他の嫁に会わせることはないけど、この間も宇宙を持ち運ぶための世界珠の試作品をくれたし。貢献度って意味じゃ間違いなくナンバーワンだ」
俺の結界を殴り続けていたサリファが額に青筋を浮かべて、歯をカチカチ鳴らしていた。
相当、頭に来ているようだ。
「おお悪い悪い、嫁自慢になってたな。何が言いたかったかっていうと『俺は封印珠をほんの一部の機能しか使ってこなかった』ってことなんだ。こいつには、リオナリアが付与したもっと別の機能があってだな……そいつの発動に必要なのが――」
俺がそう言いながら取り出したのは、ねじくれたハートマークのついた杖。
とあるVRMMOで――記憶が戻った今なら、それがGSOだったとはっきり思い出せる――魔法少女ロールプレイをしていたプレイヤーから預かった武器。
桐ヶ谷悠斗と戦ったときにも使った心変わりの杖だ。
「――この杖はただの武器だったんだが、デザインを気に入ったリオナリアが改造したんだ。この杖の効果は悪人を改心させる効果と、もうひとつ。というか……こっちの方がリオナリア的には本命だったんだろうな。まさか、俺も自分で使う羽目になるとは思わなかったけどよ」
俺が心変わりの杖を掲げると、その周囲を取り巻くように23個の封印珠がグルリと円を描くように浮かぶ。
俺と契約して魔法少女になった子たちの入った封印珠。
すべて色違いで、異なるギリシア文字の数字が α 、 β 、 γ ……といった感じに網羅されている。
ただひとつ、24番目の数字である Ω を除いて。
「女性源理は根源源理をそのまま採用している以上、法則変更や法則無視でクリアーすることはできない。とはいえ、男性源理で覆したり、強奪チートで奪っちまったら今度は宇宙がタダでは済まない。だけど、ひとつだけ……俺自身がこの状況をトラブルなく克服できる最後の手段がある」
ああ、そうとも。
お前が相手じゃなきゃしなかった。
というか、目撃者がサリファだけだからやるんだが。
「はじまりはアルファ。おわりはオメガ――」
23個の封印珠と心変わりの杖が一斉に輝き出した。
同時に煌びやかな光のヴェールが俺を取り巻き始める。
「そしてわれこそ終焉なり。聖なる素数よ。今こそ契約に従い、わが力となれ!」
ヴェールが俺の体をくるんでいき、そこに封印珠のひとつひとつが吸い込まれていく。
すると、光が弾けてシルクのような布地が現れる。
頭に向かった封印珠はリボンに、両手の袖のはフリルに。
23個すべてが各部位でそれぞれに適した形状に変化していく。
「そう。これが答え――」
女性源理のペナルティを受けるのは、何故か。
俺が男だからだ。
ならば解決法はただひとつ。
すなわち。
「俺自身が魔法少女となることだ」
そこに立っていたのは男のわたしではなかった。
リボン、フリル、スカート、その他アクセサリもろもろ……23の衣装パーツを装着した、終焉を告げる魔法少女。
逆萩亮二であって逆萩亮二でないもの。
「だ、旦那が……女になっちまったあァ!?」
「逆萩亮二を素体にして……『変身契約』した23人の魔法少女を『装備』に『変身』させて身に着けたの。名乗るとすれば、さしずめ魔法少女オメガってところかしら?」
「そんな、声どころかしゃべり方まで変わってェ!?」
わたしは逆萩亮二が変身しているけど、逆萩亮二じゃない。
『性別変更チート』で脳は女性とおんなじになっていて、意識も変わってる。
自分自身の乳房に欲情することもないし、好みもいろいろ変わってるんじゃないかなって思う。
てゆーか、自分がどんな姿になってるかすっごく気になる。
おもむろにコンパクトを取り出して、鏡で自分の顔を見てみた。
「えっ、これがわたし!?」
そこに写っていたのは柔和な笑みを浮かべた絶世の美少女。
めっちゃかわいいじゃん!
逆萩亮二がワイルド美形だからそっち方面なのかと思ったけど、こうきたか~。
これ、性別変更だけじゃなくて若返りも含んでるよね。
さっすがリオナリアちゃん、いい仕事するぅ!
「うーん、ヤバイ。なんか目覚めそう……」
あんまりこのままでいると、逆萩亮二に戻った時のショックが大きくなりそう。
サリファには悪いけど、ぱぱっと終わらせちゃおうか!
「旦那ァ! アンタには男としてのプライドってモンがないのかい!?」
「そうね。作家に媚びるみたいで嫌なのは確かだけど、そうも言ってられないから」
貴女と違って逆萩亮二は泥水すすってた期間が長いの。
勝つための最良手段が本当にそれしかないなら、プライドなんて平気でドブに捨てる男なのよ。
「光栄に思ってね、サリファ。わたしのこの姿を見るのは、きっと貴女が最初で最後だから」
歪な形状だった心変わりの杖も、オメガに変身したことで如何にも魔法少女が持っていそうなキュートなハートステッキになっている。
その先端をサリファに向けただけで、拘束術式がサリファの両手両足を捉えた。
「なっ……!?」
「うん、やっぱり。女性源理は女同士になれば魔法も発動できるんだね。むしろ、パワーアップしちゃってる」
すぐに解除すると、サリファが怪訝そうに俺を見た。
「とはいえ、貴女を麻痺魔法や睡眠魔法で無力化しちゃったら禍根を残すことになりそうだし」
わたしはサリファによーく見えるように、鮫のような笑みを浮かべた。
「全力でミョルニルを投げてきなさい、サリファ。貴女の願いを叶えてあげる」
いまや女性源理は完全にわたしの味方だ。
体の奥底から無限の力が湧いてくる。
もう怖いものなんて何もない。
「…………ハハ、ハハハハッ!!!」
長いこと呆気に取られていたサリファが、何かを思い出したように笑い始めた。
「そうともさァ! それが、それこそがあたいの願いっ! 死力を尽くした力を旦那に全部ぶつけることこそがっっ!!!」
おいで、サリファ。
わたしが貴女のすべてを受け止めてあげる。
「トォォォォル……ッッ!!」
「リリカルマジック――」
サリファがミョルニルを構え。
わたしはステッキを振り上げ。
「ハンマァァァァァァァッッッ!!!」
「C.O.D.E.『コスモ・デストロイヤー』」
投擲されたミョルニルを、収束化した宇宙破壊魔法で迎撃した。
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