一万の聖剣を持つ精霊
授業 Ⅰ
いよいよ今日から学園の授業が始まる。日頃から基礎は少し教えていたが大丈夫だろうか...。だって俺がイルミナに渡していた教材は昔猫族から貰った物だからな、あと俺は教えてないし。最近の魔法等に着いていけないかもな。
「イルミナ、村で貸した本まだ持っているのか?」
「うん持ってますよ! 剣術についての本はよく分からなかったけど魔法については何となくだけど分かったですよ」
「なになに? 何の話をしてるの?」
俺とイルミナが話していると突然裏からヒメが声をかけてきた。
「ひゃうぅ!? ヒ、ヒメちゃん!? 驚かせないでくださいよ!」
「あはは、ごめんね。そんなつもりじゃなかったんだけどね」
「で、どうしたんだヒメ? さっきまで寝ていたのに随分と早く来れたな。起こそうとして無反応だったからてっきり授業サボるつもりだったのかと思ったぞ」
「酷い言いようだねりょーにい...流石の私でも初日からサボるなんてしないよ。まだ眠いけどね」
ヒメはイルミナに抱きついたまま欠伸をしてそういった。
前世からヒメの朝が弱い所は変わらない事に、俺は少しだが笑みをこぼした。
俺達はそんな事を話していると教室に着いた。
「先生が言っていた教室って1-Aのここですかぁ?」
「そうだよイルミナちゃん! 私達は入学試験で上位だったからね。その他の上位三十名を集めた特進クラスなんだよ! この学園は国や貴族からの権力を一切受け付けないからのびのびと羽を伸ばして学園生活を過ごせると思うよ♪」
ヒメは自慢げにそういった。何でヒメが自分の事かのように言うのかが意味がわからない。
「へぇーそうだったのか。てか何でヒメが自慢げに言うんだよ...」
「え? だってこの学園の学園長って私のおじさんなんだよ。言ってなかったっけ?」
まぁ大体は悟っていた。学園長とヒメの魔力が若干似ていたのがきっかけだ。だが本当だったことには正直驚いた。
しかし、まさかの衝撃発言にイルミナは完全に固まってしまった。
「あ、あのぉ、ヒメ様。今までのご無礼、誠に申し訳ございませんでしたぁ...」
イルミナはそう言ってヒメに向かって礼をする。
「あ、あれ? イルミナちゃんどうしたの? 別に学園長の身内だからって気にしなくていいんだよ? い、いつもの様にフレンドリーに接して欲しいんだけど...。ねぇ、イ、イルミナちゃん?」
イルミナは一向に頭をあげようとしない。そんなイルミナを見てヒメは慌てふためきながらこちらに助けてほしいことを目で訴えて来る。
「ねぇぇぇぇ! りょーにい! たすけてぇぇ! イルミナちゃんを元にもどしてよぉぉぉ!」
「はぁ...分かったよ」
そして俺達はイルミナを元に戻す事に数分を削りようやく教室へと入っていった。
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更新が遅れてしまい誠に申し訳ございませんでした。少しリアルが忙しかったのです。せめて平成までには投稿しようと思ったんだけどね〜...
「イルミナ、村で貸した本まだ持っているのか?」
「うん持ってますよ! 剣術についての本はよく分からなかったけど魔法については何となくだけど分かったですよ」
「なになに? 何の話をしてるの?」
俺とイルミナが話していると突然裏からヒメが声をかけてきた。
「ひゃうぅ!? ヒ、ヒメちゃん!? 驚かせないでくださいよ!」
「あはは、ごめんね。そんなつもりじゃなかったんだけどね」
「で、どうしたんだヒメ? さっきまで寝ていたのに随分と早く来れたな。起こそうとして無反応だったからてっきり授業サボるつもりだったのかと思ったぞ」
「酷い言いようだねりょーにい...流石の私でも初日からサボるなんてしないよ。まだ眠いけどね」
ヒメはイルミナに抱きついたまま欠伸をしてそういった。
前世からヒメの朝が弱い所は変わらない事に、俺は少しだが笑みをこぼした。
俺達はそんな事を話していると教室に着いた。
「先生が言っていた教室って1-Aのここですかぁ?」
「そうだよイルミナちゃん! 私達は入学試験で上位だったからね。その他の上位三十名を集めた特進クラスなんだよ! この学園は国や貴族からの権力を一切受け付けないからのびのびと羽を伸ばして学園生活を過ごせると思うよ♪」
ヒメは自慢げにそういった。何でヒメが自分の事かのように言うのかが意味がわからない。
「へぇーそうだったのか。てか何でヒメが自慢げに言うんだよ...」
「え? だってこの学園の学園長って私のおじさんなんだよ。言ってなかったっけ?」
まぁ大体は悟っていた。学園長とヒメの魔力が若干似ていたのがきっかけだ。だが本当だったことには正直驚いた。
しかし、まさかの衝撃発言にイルミナは完全に固まってしまった。
「あ、あのぉ、ヒメ様。今までのご無礼、誠に申し訳ございませんでしたぁ...」
イルミナはそう言ってヒメに向かって礼をする。
「あ、あれ? イルミナちゃんどうしたの? 別に学園長の身内だからって気にしなくていいんだよ? い、いつもの様にフレンドリーに接して欲しいんだけど...。ねぇ、イ、イルミナちゃん?」
イルミナは一向に頭をあげようとしない。そんなイルミナを見てヒメは慌てふためきながらこちらに助けてほしいことを目で訴えて来る。
「ねぇぇぇぇ! りょーにい! たすけてぇぇ! イルミナちゃんを元にもどしてよぉぉぉ!」
「はぁ...分かったよ」
そして俺達はイルミナを元に戻す事に数分を削りようやく教室へと入っていった。
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更新が遅れてしまい誠に申し訳ございませんでした。少しリアルが忙しかったのです。せめて平成までには投稿しようと思ったんだけどね〜...
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