一万の聖剣を持つ精霊

夢野つき

四章 食堂にて

「いや〜、さっきはごめんね! りょーにいに会って少し取り乱しちゃった。あはは...」
「そ、そうか...」

おい、さっきの感動を返せ!
 俺達は今食堂に来ていた。 時間的にも人は比較的に少なく席はがら空きだった。

「そう言えば、どうしてヒメがこっちの世界にいるんだ? 」
「私? あぁー...色々あったんだよ…。りょーにいが死んじゃったのが結構ショックでね、お母さんの病気は悪化して...。私も立ち直ろうとしたんだよ!でも...」

 ヒメはまた悲しそうな顔をして俯いてしまった。俺が話を振っておいてなんだが、話題を変えないと。

「神様が500年位に1人だけこっちの世界に人の魂を送るらしいが、ヒメは前世で500年も生きたのか?」
「それについては私も考えてみたけどね、私あっちの世界ではりょーにいが死んでから色々あって1年半位しか生きてないんだ。りょーにいは並行世界理論って知ってる?」
「あぁ、パラレルワールドの事か?それなら多少知ってるぞ」
「それなら話は早いね!並行世界理論は『今とは別に、もう1つの今が存在する』って言う考えなんだけど、この世界の時間が過ぎている間にも元いた私達の世界も一緒に動いてるの。だけど、そこには時差があるらしくてあっちの世界の1日はこっちの1年って言うのが私の考えだよ♪」

 うーん、そういう事になるのかな? その場合元いた世界で考えてみると1年半に1人転生するって言う事か…結構多いな。
 自分の考えを言い終わったヒメは先程の気の落としようなど嘘のようにご飯を食べ始める。その隣ではイルミナが実に美味しそうにご飯を食べている。

「イルミナ、話聞いてたか?少しでも俺たちについて知ってもらおうとお前の前で話していたが…」
「うん? 聞いてましたよ! つまりリョーマとヒメさんにも色々あったって言うことでしょ。あ、これ美味しい...モグモグ...」

 ダメだ、聞いていない。まぁまた気になった時にでも話してやるか。
 美味しそう食べているイルミナを見ると心が綺麗になっていくような気がするな、元から汚くないけど。

「ねぇイルミナちゃん、私を呼ぶ時『さん』を付けてるけどもう友達なんだしやめようよ!」
「そ、そうですか? な、なら、ヒメちゃんですか?」
「うん、そう! いいね♪やっぱりイルミナちゃんは可愛いな♪」

 ヒメはそう言いながらイルミナの頭を撫で回す。確かに可愛い。前世からヒメと可愛いと思うものは変わらないな。
 気づくと周りの人は皆寮に戻っていた。

「そろそろ寮に戻るか。明日から授業が始まるからお前達は早く寝ないとな」
「そうだね♪」

 イルミナ達が寝た後、俺は武器の生産でもしておこうかな。


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 どうも私です!!.....はい、最近コメントを見返したら誤字の指摘が多くてびっくりしましたwまた、応援メッセージは自分の書く気力になりました。
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 これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします!

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コメント

  • ノベルバユーザー320866

    パット見だけど誤字はないと思います、多分、、w
    これから戦闘シーンとか増えるのかな?楽しみにしてます!

    1
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