一万の聖剣を持つ精霊

夢野つき

二章 村到着!

「おい、お前等大丈夫か?」

俺は今、商人と護衛をしていただろう冒険者達に話しかけていた。

「お、おい、今おお前等何やったんだ?」

剣術士が先に話しかけてきた。彼等の顔はまだ驚愕の色に染まっていた。

「先に言うセリフがそれかよ。感謝する方が先だろ」
「お、おう、すまねぇ。」

俺はステータスを覗き見した。
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ケイン
種族:人族
職業:剣術士
Lv12
23歳

体力:140
攻撃:200
防御:90
魔力:120

<スキル>
片手剣Lv3
受け身

<アビリティ>
士気変換
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ほう、なかなか面白いアビリティを持っているなこいつ。
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士気変換
  やる気や勇気を魔力や力に変え
 自分の戦闘能力を上げる。
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他の奴らのステータスもあまり変わらなかった。

「助けてくれてありがとう。俺の名前はケインだ。このパーティーの剣術士をやっている」
「俺はゴート、盾術士をしています」
「坊や達、助けてくれてありがとう。私はマリー。魔術師よ」
「わ、私は聖職者をしています。リーリと言います」

俺達は自己紹介をしていた。立っていてもなんだろうと言うことで馬車に乗せてもらいながら話をする事にした。目的地も一緒だったらしいのでそのついでだ。

「それにしても、お前の剣凄かったぞ!速すぎて俺には全く見えなかった」
「確かに凄かったです。盾術士ですけど、あの攻撃は俺にも止めれません」

 俺は男メンバーから称賛の声を貰っていた。
 イルミナはと言うと、女メンバーに可愛がられていた。俺もそっちに行きたい...。
 俺達はそんな風に話し合いながら馬車に揺られていた。馬車の移動中、特に魔物に会うこともなかった。

「さあ皆さん、もう村の方に着きますよ!」

商人のおっさんが言ってきた。
 俺は少し馬車から顔を覗かせて村を見た。村の周りは約六メートル程の高さの木の壁に覆われていて、村と言うよりは町に近かった。

「結構大きいです…」
「ああ、予想よりは大きかったな」

俺とイルミナはそう呟いた。
 村に入る門の前には傭兵らしき人が立っていた。これ俺ら入れるのか?身分を証明する物なんて持ってないぞ。
 俺の考えに気付いたのか商人のおっさんは言ってきた。

「大丈夫ですよ。私達の命を助けて貰ったのですから、これくらい何とかしますよ。」

 このおっさん、見かけによらずなかなかいい事言うな…
 何と俺達はおっさんの顔パスで中に入ることが出来た。少し傭兵の人は怪しそうにこっちを見たが、おっさんが少し言い訳をしたら傭兵は元の位置に戻って行った。このおっさん何者だ?
 そして、やっとって言う程でもないけど俺とイルミナは村に着くことが出来た。  

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コメント

  • ノベルバユーザー319162

    停めれません×
    止めれません○

    0
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