一万の聖剣を持つ精霊

夢野つき

二章 村への旅路

「うぅー、疲れました…」
「おいおい、まだちょっとしか走ってないぞ?」

今、俺たちは森の中を走っていた。だいたい、洞窟を出発してから八十キロ進んだ場所にある。ここら辺は魔力が多く漂っていて魔物が現れやすいらしく、結構な数の魔物と会っていた。

「それでも俺のご主人様か?まだ八十キロ程度しか走ってないぞ?」
「だってこの道近道と言ってもあと二十キロ近くあるんですよ…猫族が移動するにも普通三日かかる道を一日で行こうとするリョーマがおかしいんですよぉ...」

そう、俺は朝に出発して今は夕方、八十キロ近くを一日で走っていたのだ。まあ、翌々考えれば人族の村まで百キロ近くあるし、イルミナも疲れてるみたいだからここで野宿でもするか。

「それじゃあ、ここまでにしてご飯食べて寝るか」
「ほんとですか!?やったー!」

まあ、初日でイルミナはよく走った方だな。やっぱり、ドラゴンとの戦闘でレベルが上がったことが影響しているのだろうか?
 そして、俺とイルミナは森で狩った豚のような魔物の肉を焼きながら話していた。

「それにしてもイルミナ、お前大分体力あるな」
「ほんとですよ。私だって自分でびっくりしたよ」
「やっぱり、レベルが上がったからかな」
「レベル...?」

イルミナは頭にハテナを浮かべてこちらを見ていた。えっ、知らないの?

「もしかして自分のステータスが見れないのか?」
「うん、ステータスが見れるのは8歳になってからって村で言ってました」

今はイルミナは7歳だ。もう勝手にステータスの見せ方を教えてもいいかな?

「イルミナはもう7歳だし教えてやるよ」
「なんで7歳って知ってるのですか?」

一瞬イルミナの目が変わったような気がした。どこの世界でも女性の歳を安易に言っては行けないな。
 俺は神眼について説明したりステータスの見方を教えてやった。

「ふぅ...ステータスオープン」

そしたらイルミナの前にステータスプレートが現れた。前に俺が見たステータスと全く一緒だ。

「ねえリョーマ、Lv67ってどれ位強いのですか?」
「そうだな…俺が今までで見た奴には最大でもLv40だったぞ」
「バレたらやばいよね…」
「そうだな…」

そう、結構やばいのだ。村から借りていた本に勇者が乗っていたがそれでもLvは70だったらしい。
 もしもバレてでもしたら世界中がイルミナを戦力と見なし襲ってくるかも知れないのだ。

「イルミナ、そのステータスは俺以外誰にも見せるんじゃないぞ。秘密だ」
「う、うん、わかったです。秘密...//」

するとイルミナは頬を少し赤らめて下を向いた。どうして目を合わせてくれないんだ?
 俺たちはどの後も色々話し、寝る事にした。

「明日には村に着くように動くから今日はしっかり寝ろよ」
「うん、おやすみなさい」
「ああ、おやすみ」

そして俺たちは眠りに着いた。しっかり、俺は周りを警戒しながら寝た。

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コメント

  • ネコの肉球

    勇者がlvたったの70!?自分最大1e1900まで見たことあるぞ

    1
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