一万の聖剣を持つ精霊
訪問者<人族 > Ⅰ
最近は暇ではなくなった。なぜなら、猫族が本を持ってきてくれたからだ。主に内容はこの世界の事や勇者の物語、魔法の事など沢山だ。
勇者の物語を元にして聖剣創りの練習もし始めた。が、あまり上手く行かない。やっぱり本物の見本となる武器を持っていないからか?イメージが難しい。
そんなふうに過ごしていて魔力感知に反応があった。どうやら人が入ってきたようだ。人数は...七人...多くねえか?猫族達はあれからたまに来るけど三人ずつ位しか来なかったぞ。そんな事を考えていると広場に人が来た。
見た目が猫族とは違う?特徴的な耳や尻尾がなく、それぞれが武器を所持してる。なんだか嫌な予感がする...
「へぇ、ここ精霊族なんて居るのか。こいつを利用すればおう儲けできますよ兄貴!」
これは俗に言う盗賊だな。初めて見たが弱そうだな。
「お主ら何をしに来た」
「おぉ!喋ったすよ!これは上位精霊っすよ兄貴!」
一人が一番後ろに居るガタイのゴツゴツした男に話しかける。
全くうるさいな…少しはこっちの話を聞け。そんな事を考えていると兄貴と言われている男が話しかけて来た。
「おい、そこの精霊。俺と契約をしろ」
男は冷たい声で、だけど力が入っている声で言って来た。だけど、俺の答えは決まっている。
「断る」
そう言って男を睨んでいたら視界にあるものが出た。
==============
クリス・オゲイン
種族:人族
職業:盗賊
Lv23
46歳
体力:320
攻撃:680
防御:800
魔力:180
<スキル>
両手剣Lv5
気配遮断Lv3
<アビリティ>
火属性
<契約>
下級火精霊
==============
これは相手のステータスか?「神眼」と言うアビリティのおかげだろう。物を詳しく知ろうとした時に出るのかな?多分、俺のステータスを見ていて解説してくれたあれも神眼のおかげだろう。それより、こいつら弱すぎだろう。でも、兄貴と言われてた男、クリス以外の方がもっと弱い...。
「おい、何一人で考え込んでんだ!」
すると、男達は剣を抜いてこちらに構えてきた。
「今なら、さっきの言葉撤回さしてやるぜ」
「だから断ると言っているだろう」
本当にしつこい奴らだ。
「泣いて謝っても許さんからな…お前ら、かかれ!」
男達が俺目がけて襲ってきた。だけど、遅い。遅すぎる。しかも、連携もあまり良くない。
俺は試作品の剣を使って応戦していたが数が数なのでらちがあかない。また、俺の剣は聖剣なので頑丈だが、本物の剣を知らないので作った時の切れ味も良くない。
「おいッ!なんだよその剣!?威力と硬さが桁違いだぞ!」
「当たり前だろう。これでも一応聖剣だからな」
そんな事を言うと、相手が驚愕の顔をした。
「ヤバいっすよ兄貴!これじゃあこっちが殺されるっす!」
そう思うならさっさと帰れ…そう思っていると俺の剣が砕けた。は?なんで砕けた?剣を交えても傷すら付かなかったのに。すると盗賊達が笑い出した。
「ハーハッハッハ!あいつあの剣がないと戦えなさそうっすよ!」
ッチ。いちいちうるさいなお前らは。
「ならばここで死ね」
クリスがそう言って、剣を向けてきた。すると、いきなり剣に火がまとわりついた。そして、俺の腕を切り落とした...。
気がつくと俺の腕は五メートル先に落ちていた。
「どうだ、これが火精霊の力を組み合わせた技だ」
痛みを感じない。きっと精霊だからだろう。
「なるほどそう言う事か」
「おい、何がだ」
やっと掴めた、剣を創るコツを。
「おい、何ニヤニヤしてんだよ!」
「安心しろ、お前らはもうすぐ死ぬ」
心の中でつぶやく。
「聖剣作製」
勇者の物語を元にして聖剣創りの練習もし始めた。が、あまり上手く行かない。やっぱり本物の見本となる武器を持っていないからか?イメージが難しい。
そんなふうに過ごしていて魔力感知に反応があった。どうやら人が入ってきたようだ。人数は...七人...多くねえか?猫族達はあれからたまに来るけど三人ずつ位しか来なかったぞ。そんな事を考えていると広場に人が来た。
見た目が猫族とは違う?特徴的な耳や尻尾がなく、それぞれが武器を所持してる。なんだか嫌な予感がする...
「へぇ、ここ精霊族なんて居るのか。こいつを利用すればおう儲けできますよ兄貴!」
これは俗に言う盗賊だな。初めて見たが弱そうだな。
「お主ら何をしに来た」
「おぉ!喋ったすよ!これは上位精霊っすよ兄貴!」
一人が一番後ろに居るガタイのゴツゴツした男に話しかける。
全くうるさいな…少しはこっちの話を聞け。そんな事を考えていると兄貴と言われている男が話しかけて来た。
「おい、そこの精霊。俺と契約をしろ」
男は冷たい声で、だけど力が入っている声で言って来た。だけど、俺の答えは決まっている。
「断る」
そう言って男を睨んでいたら視界にあるものが出た。
==============
クリス・オゲイン
種族:人族
職業:盗賊
Lv23
46歳
体力:320
攻撃:680
防御:800
魔力:180
<スキル>
両手剣Lv5
気配遮断Lv3
<アビリティ>
火属性
<契約>
下級火精霊
==============
これは相手のステータスか?「神眼」と言うアビリティのおかげだろう。物を詳しく知ろうとした時に出るのかな?多分、俺のステータスを見ていて解説してくれたあれも神眼のおかげだろう。それより、こいつら弱すぎだろう。でも、兄貴と言われてた男、クリス以外の方がもっと弱い...。
「おい、何一人で考え込んでんだ!」
すると、男達は剣を抜いてこちらに構えてきた。
「今なら、さっきの言葉撤回さしてやるぜ」
「だから断ると言っているだろう」
本当にしつこい奴らだ。
「泣いて謝っても許さんからな…お前ら、かかれ!」
男達が俺目がけて襲ってきた。だけど、遅い。遅すぎる。しかも、連携もあまり良くない。
俺は試作品の剣を使って応戦していたが数が数なのでらちがあかない。また、俺の剣は聖剣なので頑丈だが、本物の剣を知らないので作った時の切れ味も良くない。
「おいッ!なんだよその剣!?威力と硬さが桁違いだぞ!」
「当たり前だろう。これでも一応聖剣だからな」
そんな事を言うと、相手が驚愕の顔をした。
「ヤバいっすよ兄貴!これじゃあこっちが殺されるっす!」
そう思うならさっさと帰れ…そう思っていると俺の剣が砕けた。は?なんで砕けた?剣を交えても傷すら付かなかったのに。すると盗賊達が笑い出した。
「ハーハッハッハ!あいつあの剣がないと戦えなさそうっすよ!」
ッチ。いちいちうるさいなお前らは。
「ならばここで死ね」
クリスがそう言って、剣を向けてきた。すると、いきなり剣に火がまとわりついた。そして、俺の腕を切り落とした...。
気がつくと俺の腕は五メートル先に落ちていた。
「どうだ、これが火精霊の力を組み合わせた技だ」
痛みを感じない。きっと精霊だからだろう。
「なるほどそう言う事か」
「おい、何がだ」
やっと掴めた、剣を創るコツを。
「おい、何ニヤニヤしてんだよ!」
「安心しろ、お前らはもうすぐ死ぬ」
心の中でつぶやく。
「聖剣作製」
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