異世界と銃とそれから君と

Masilo

契約するのはツンデレ銃

《いい?じゃあ早速契約するわよ?》

「オーケイ、俺は何をすればいい?」

《私にアンタの血を垂らして【我は創造神の名においてこの武器と契約を交わす】って言うのよ》

「なんか恥ずかしいセリフだな」

考えたやつ絶対に厨二病だろ

「血はどんくらい垂らせばいいんだ?」

《一滴でいいわよ。さ、早くして》

「そんなに俺の血が欲しいのか?」

《はぁ?!べ、別にアンタの血が欲しいってわけじゃないわよ!契約上必要だから仕方なくよ!》

「お、おう、なんかすまなかった」

ここまで言われると、少し傷つくな…

《あ…》

「うん?どうした?血ィ垂らすぞ?」

《あ、うん、わかったわ。早くしなさい》

エクスカリバーの先で指の皮膚を薄く切り血を垂らす

「【我は創造神の名においてこの武器と契約を交わす】」

俺がそう言うと黒い光が俺の体の中に吸い込まれる。正直気持ち悪い。

《これで契約は終わり。ちょっと私を持ってみなさい》

俺に持たせて何をするんだ?痛くないよな?

《ほら、早くしなさい》

「わかった」

そう言って俺はエクスカリバーを持つ。すると、武器なんて今まで持ったことないのに使い方を完全・・に理解できた。

《どう?これでわかったでしょ?契約の凄さが》

「あ、あぁ。契約ってのはかなり凄いんだな。今ならどんな敵も倒せそうだ」

《それもあながち間違いじゃないわ。アンタは職業は魔銃士でしょ?しかも私は伝説級の武器だからここらの魔獣なら大体倒せるはずよ》

「あ、そっか。俺は魔銃士だから銃に対しての補正があるのか。ステータスになんか変化はあるのか?」

そう言って俺はステータスと頭の中で念じる。


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ノア

職業:魔銃士

習得スキル:なし

習得可能なスキル:マジックバレット、ホーミングショット、狙撃

Level:1

契約:エクスカリバー【伝説級レジェンダリー
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お?色々増えてるな。

「なぁエクスカリバー、この習得可能スキルってのはどうすれば取れるんだ?」

《習得可能スキルはそのスキルに近いことをすれば習得できるのよ。例えば、狙撃だったら、遠くから何かを撃ち抜けば習得できるわ》

「なるほど、ありがとう」

《別にアンタのためってわけじゃないわ。契約して早々に死んでもらっても困るからよ》

「そうか。まぁ、俺はお礼を言いたかっただけだから気にすんな」

《そう… ところでアンタその外見で「俺」はやめたほうがいいんじゃない?気味悪がられるわよ?》

「うーん、今まで俺って言ってきてたから、完全に直すってのは無理だな」

《それなら人前で話すときくらいは意識したら?》

「うん、それならいけそうだよ。でもなんて言ったらいい?「私」なんて恥ずかしくて言えねえぞ?」

《知らないわよ。人前くらい我慢しなさいよ》

 そんなこと言われても恥ずかしいものは恥ずかしいし…

「あっ、それなら「僕」なんてどうだ?俺のいた世界では女の子も「僕」を使ってたぞ?」

《うーん、でもそれなら大丈夫なんじゃない?》

「それなら人前で話すときくらいは僕って言うことにするよ」


これが俺が僕っ娘になった瞬間だ

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