異世界と銃とそれから君と

Masilo

何故か女になりました

光が収まり、目のチカチカが治ってくるとそこは石で出来た柱が何本か立っていて、その中の数本が折れたり崩れたりしている、遺跡のような場所だった。

「近くに銃があるって言ってたけど… それが遺跡って…」

ん?あれ?

なんか違和感があるな、なんだ?

「あー、あ、あー、あー」

あれ?声が高くなってる。なんでだ?異世界に来た副作用かなんかか?

今気づいたけど髪もめちゃくちゃ伸びて白くなってる。目と耳に少しかかる程度の長さで日本人らしい黒髪だったのに、背中の真ん中らへんまであるんだけど、なんでだ?

「も、もしや…」

そう言って俺は慌てて近くにあった水溜りに自分の顔を写す。たれてくる髪の毛が邪魔で見づらいので、手で髪の毛を後ろにまとめて見やすくして水面を見てみると見てみると

そこにある俺の顔ははあまりにも可愛かった・・・・・・

…やっぱりだ。これは多分異世界モノだとたまにあるTS系。所謂性転換系ってやつだ。見てる分には楽しかったが、まさか自分がこうなってしまうとは思ってもいなかった

「はぁ… 今日はすこぶる不幸だな…」

今の俺は見た目的に顔と身長からして16歳くらいか?顔はまだ幼さの残った整ったような顔立ちで目はぱっちりと空いていて黒と赤のオッドアイだ。身長は170センチくらいだろうか、少し高い。前世の俺は182だったけど小さくなってるって感覚はない。

改めてみるとどこのアニメキャラだよって言いたくなるくらい可愛い。自分で言うのもあれだがめちゃくちゃ美少女だ、俺。

「はぁ、もう嫌だ… 何もしたくない…」

今の俺は何もする気が起きない。今更言うのも引きずってるようでなんだが、死んだ挙句異世界に転移して女になるなんてすごくショックだ。なんか、久しぶりに涙が出てきそうだ…



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


どれくらい、落ち込んでただろうか。少し気持ちも落ち着いてきた。泣いてる内に心の整頓が出来て、余裕も生まれて来てるのだろうか。

とりあえず、この世界にはステータスみたいなやつがあるってアトモスも言ってたし見てみるか。確か念じれば見れるんだっけ?

《ステータス》

——————————————————
野村 暁人(変更可)

職業:魔銃士

習得スキル:無し

Level:1
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お、本当に出た。しかも、名前変更可になってる。異世界では名前変えろってアトモスも言ってたしな、どうしよう?

俺はよくネーミングセンスが無いと言われる。昔爺ちゃんの飼っていたセキセイインコの名前をつけた時も、セキセイからとって「セーちゃん」にしたら爺ちゃんにとても呆れられた思い出がある。

「う〜ん。どうしようか」

野村… 暁人…      そうだ!

野村の「の」に暁人の「あ」で「ノア」なんてのはどうだろうか?

我ながらいい名前だと思うし、女の名前でもありそうだから「ノア」にしよう。

《ステータス》

——————————————————
ノア

職業:魔銃士

習得スキル:なし

Level:1
——————————————————-

「これで、よしっと…」

名前はちゃんと変えられたな。

そろそろ暗くなって来たし魔獣とかもいるらしいから、そろそろ銃探しに行くか。

「多分近くって言ってもこの遺跡の中だろうし。ちゃっちゃと行って銃取って帰ってくるか」


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

「お、入り口発見」

捜索を始めて20分くらいだろうか?やっと入り口を見つけた。なんで、こんなに時間がかかったかって?それはこの遺跡が超広いからだよ。広い、てか広過ぎる。多分東京ドーム一個分くらいはある。

「まぁ、そんなことは置いといて、早速遺跡に入るか」

そう言って俺は遺跡の中に入って行った



どうも。作者です。今回はノアくん一人ということで台詞が少なかったですね。多分次くらいで銃は出てくるので、それに伴ってノアくんはチートになって行く、と思います。

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