異世界と銃とそれから君と
転移特典は不遇職?
「さて、早速君の職業を決めて行こうと思うんだが、これはくじ引きでね。残念ながら君の世界のラノベ?みたく自分で決められないのだよ」
「マジか」
「うむ。まぁ心配せんでも良い。どれも努力し続ければいずれとても強くなれる可能性を大いに秘めておる職業ばかりだからの。外れは1つだけだから安心引くと良い」
それってフラグじゃ無いよな?まぁ、大丈夫だろ。
「ちなみに全部で1582種入っておるぞ。全種類では無いがの、ふぉふぉふぉ」
すげぇな、そんなに入ってて全種類じゃ無いのかよ。一体職業はいくつあるんだ?まぁとにかく、進めよう
「わかったよ、どうすれば良いんだ?」
「これを回すのだ」
そう言って神様が出したのは商店街によくある福引だった。いわゆるガラポン。なんか気が抜けるというか。緊張も一緒に抜けてったのか、さっきよりは楽だ。
「じゃあ、回すぞ」
「うむ、ひと思いに回すのだぞ」
ガラガラ、ガラガラ
カランッ
「おお、【魔銃士】か悪くはないの」
「【魔銃士】? なんだ魔銃士って」
名前からは強そうな雰囲気がするが…
「魔銃士とは銃と魔法を使って戦う戦闘職だの。メリットとしては銃の弾の上限がなくなったり、魔法を銃弾のように発射できるぞ」
ほう、なかなかカッコ良いじゃ無いか。ロマンがあるな。
「じゃあ、デメリットは?」
「デメリットは銃が無いと只の一般人と変わらないという点かの?魔法も使えんし真の力も使え無いからの」
「それって結構大変じゃ無いか?今から行く世界は異世界なんだろ?俺のイメージしてる通りなら銃って物が無いと思うんだが」
「ふむ、確かにエトランゼイルには銃は4丁しか無いの。一般人でも銃の存在を知っているのはおらんしの。知っているのはごくの少数権利者のみだの。そのため魔銃士は不遇職と呼ばれておるな」
マジかよ、せっかく異世界行けるのにチートが無いなんて最悪だぁ…
「でもまぁ安心せい。4丁の内の一丁がある所の近くに転移させるから。あとは直感が教えてくれるだろう」
少し満足しないが、まぁそこは仕方ないか。
「わかった。ところで、エトランゼイルにはステータスってのはあるのか?」
「ふむ、そのステータスなるものがどんなものかがわからんのだが… なるほど。自分の力を数値化するシステムか。そのようなものは無いな。」
「えぇ…」
「そんなに落ち込まなくてもええだろ… だが似たようなものはあるぞ。君のわかりやすい言葉で言うなれば、レベルとやらと職業、あと取得しているスキルが見られるだけだがの。ちなみに、見ようと思うえば、見れるから、無事転移したら見てみると良い」
ふむ、攻撃力とかは見れないがレベルとスキルが見れれば十分か。
「それじゃあ、伝えるべきことも伝え終わったし、わしからの餞別としてこの中から好きな装備を1つ持ってくと良い。どれもわし特製の一級品だぞ」
「おお、それはありがてぇ。」
ふむふむ、どれどれ。どんなのがあるのかな?
・不死鳥の皮鎧:不死鳥の皮をなめして造られた皮鎧。一回までなら死亡しても生き返るクールタイムは3日。革製だが少しだけ重い。色は燃え盛る炎のような赤に焦げ茶の模様が入っている
・ベヒーモスのプレートメイル:ベヒーモスの硬い部位を使って造られた降るフルプレートメイル。絶対に壊れることはないがとても重いので並の人間には扱えない。色は銀色で関節部は深い闇のような黒
・死神のロングコート:死神の霊気を吸収し続けた布で作られたコート。自動で体温を調節するほか、破れても自動で修復される。下手な金属鎧よりも硬いし動きやすい色は紺色に鮮血のような赤のラインが入っている
・聖龍のタキシード:聖なる龍の鱗で造られたタキシード。邪な気を防ぎ、悪霊を寄せ付けない。その上誰もが見惚れるような美しさを持つ。色は白に黄金のように輝く金色
うーん、どれも良いやつだから悩むけど…「取り替えずベヒーモスのプレートメイルは無しで。動けなさそうだからな」
「うーむ、わしはこれゴツくてかっこいいと思うのだが…」
「いや、こっちの方が〜〜」
「いや、それならそれらよりこれの方が〜〜」
◇◇◇◇15分後◇◇◇◇
「じゃあ、この死神のコートにするか」
「わかった。自分で決めたのなら文句は言うまい。魔王を倒すためにも、早くに死ぬのではないぞ」
心配してくれるなんて良い人…いや良い神だな。そういえばこの老人の名前知らないな。
「わかってるさ。そういえば最後までアンタの名前聞いてなかったな。アンタ、名前はなんて言うんだ?」
「わしか?わしの名前は全知神アトモスだ。今更だがよろしくの、暁人くん。それと君の名前は向こうでは発音しづらいからの、名前は変えた方がええぞ。では良い異世界生活をの!さらばだ!」
床に魔法陣が描かれ光だす。そろそろアトモスともお別れか。
「おう、そっちこそ達者でな!ちゃんとした勇者呼べよ?」
こうして俺の異世界ライフが幕を開けた
——————————————————
どうも、作者です。
ついに暁人くん異世界へ行きましたね。所々言葉遣いとか変かもですがご指摘くださればありがたいです。今回は旅立ちと言うことで少し長くなってしまいました。次も見てくれると幸いです
「マジか」
「うむ。まぁ心配せんでも良い。どれも努力し続ければいずれとても強くなれる可能性を大いに秘めておる職業ばかりだからの。外れは1つだけだから安心引くと良い」
それってフラグじゃ無いよな?まぁ、大丈夫だろ。
「ちなみに全部で1582種入っておるぞ。全種類では無いがの、ふぉふぉふぉ」
すげぇな、そんなに入ってて全種類じゃ無いのかよ。一体職業はいくつあるんだ?まぁとにかく、進めよう
「わかったよ、どうすれば良いんだ?」
「これを回すのだ」
そう言って神様が出したのは商店街によくある福引だった。いわゆるガラポン。なんか気が抜けるというか。緊張も一緒に抜けてったのか、さっきよりは楽だ。
「じゃあ、回すぞ」
「うむ、ひと思いに回すのだぞ」
ガラガラ、ガラガラ
カランッ
「おお、【魔銃士】か悪くはないの」
「【魔銃士】? なんだ魔銃士って」
名前からは強そうな雰囲気がするが…
「魔銃士とは銃と魔法を使って戦う戦闘職だの。メリットとしては銃の弾の上限がなくなったり、魔法を銃弾のように発射できるぞ」
ほう、なかなかカッコ良いじゃ無いか。ロマンがあるな。
「じゃあ、デメリットは?」
「デメリットは銃が無いと只の一般人と変わらないという点かの?魔法も使えんし真の力も使え無いからの」
「それって結構大変じゃ無いか?今から行く世界は異世界なんだろ?俺のイメージしてる通りなら銃って物が無いと思うんだが」
「ふむ、確かにエトランゼイルには銃は4丁しか無いの。一般人でも銃の存在を知っているのはおらんしの。知っているのはごくの少数権利者のみだの。そのため魔銃士は不遇職と呼ばれておるな」
マジかよ、せっかく異世界行けるのにチートが無いなんて最悪だぁ…
「でもまぁ安心せい。4丁の内の一丁がある所の近くに転移させるから。あとは直感が教えてくれるだろう」
少し満足しないが、まぁそこは仕方ないか。
「わかった。ところで、エトランゼイルにはステータスってのはあるのか?」
「ふむ、そのステータスなるものがどんなものかがわからんのだが… なるほど。自分の力を数値化するシステムか。そのようなものは無いな。」
「えぇ…」
「そんなに落ち込まなくてもええだろ… だが似たようなものはあるぞ。君のわかりやすい言葉で言うなれば、レベルとやらと職業、あと取得しているスキルが見られるだけだがの。ちなみに、見ようと思うえば、見れるから、無事転移したら見てみると良い」
ふむ、攻撃力とかは見れないがレベルとスキルが見れれば十分か。
「それじゃあ、伝えるべきことも伝え終わったし、わしからの餞別としてこの中から好きな装備を1つ持ってくと良い。どれもわし特製の一級品だぞ」
「おお、それはありがてぇ。」
ふむふむ、どれどれ。どんなのがあるのかな?
・不死鳥の皮鎧:不死鳥の皮をなめして造られた皮鎧。一回までなら死亡しても生き返るクールタイムは3日。革製だが少しだけ重い。色は燃え盛る炎のような赤に焦げ茶の模様が入っている
・ベヒーモスのプレートメイル:ベヒーモスの硬い部位を使って造られた降るフルプレートメイル。絶対に壊れることはないがとても重いので並の人間には扱えない。色は銀色で関節部は深い闇のような黒
・死神のロングコート:死神の霊気を吸収し続けた布で作られたコート。自動で体温を調節するほか、破れても自動で修復される。下手な金属鎧よりも硬いし動きやすい色は紺色に鮮血のような赤のラインが入っている
・聖龍のタキシード:聖なる龍の鱗で造られたタキシード。邪な気を防ぎ、悪霊を寄せ付けない。その上誰もが見惚れるような美しさを持つ。色は白に黄金のように輝く金色
うーん、どれも良いやつだから悩むけど…「取り替えずベヒーモスのプレートメイルは無しで。動けなさそうだからな」
「うーむ、わしはこれゴツくてかっこいいと思うのだが…」
「いや、こっちの方が〜〜」
「いや、それならそれらよりこれの方が〜〜」
◇◇◇◇15分後◇◇◇◇
「じゃあ、この死神のコートにするか」
「わかった。自分で決めたのなら文句は言うまい。魔王を倒すためにも、早くに死ぬのではないぞ」
心配してくれるなんて良い人…いや良い神だな。そういえばこの老人の名前知らないな。
「わかってるさ。そういえば最後までアンタの名前聞いてなかったな。アンタ、名前はなんて言うんだ?」
「わしか?わしの名前は全知神アトモスだ。今更だがよろしくの、暁人くん。それと君の名前は向こうでは発音しづらいからの、名前は変えた方がええぞ。では良い異世界生活をの!さらばだ!」
床に魔法陣が描かれ光だす。そろそろアトモスともお別れか。
「おう、そっちこそ達者でな!ちゃんとした勇者呼べよ?」
こうして俺の異世界ライフが幕を開けた
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どうも、作者です。
ついに暁人くん異世界へ行きましたね。所々言葉遣いとか変かもですがご指摘くださればありがたいです。今回は旅立ちと言うことで少し長くなってしまいました。次も見てくれると幸いです
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