異世界と銃とそれから君と
まだ、つまらない故郷
「はぁ〜、暇だ。」
俺、野村 暁人(のむら あきと)はそう呟いた。スマホに入ってるゲームも持ってるゲームもネットサーフィンも飽きてしまった。学校にも行かずにずっとやってるとこんなにも飽きるものなのか。
時刻は11時30分。本来なら学生たちは学校で勉学に励んでいる時間帯だ。俺も例に習って学生の端くれだ。
じゃあなぜそんな俺がネットが飽きてしまうほどに学校へ行っていない、つまり不登校になっているかというとそれは俺がいじめられていたからだ。こんなのはどこにでもあるような話だ。
しかしなぜ自分が学校でいじめられていたのがは未だにわからない。特に気にくわないことはしてないハズだし、変な行動はとっていなかった。
…ただ、周囲の人達が言うには「気持ちが悪いから」だそうだ。
「ったく、何が気持ち悪いんだか」
俺は学校では全て平均を少し上回る程度だった。勉強も運動も全部平均。友達(いじめからは助けてくれなかった)もそれなりにいたし俺以下の奴も沢山いた。なのになんで俺だったのだろうか?
先生にも相談したが、「お前にも悪いところがあるんじゃないのか?」と言ってろくに話も聞いてくれない無能だった。
親も「学校へ行け」とだけしか言われず、何も聞いてくれなかった。
しかし、味方はいた。それは爺ちゃんだ。俺はよく爺ちゃんの家にお世話になってた。だから、爺ちゃんは俺の話を聞いてくれたし、アドバイスもくれた。でもその爺ちゃんも去年の秋に老衰で死んでしまった。その時、爺ちゃんは最後まで俺のことを考えてくれていたようで、遺書には遺産は全部俺に相続してその金で一人暮らしをしてほしいとと書いてあった。
そのおかげで今はクソ親から離れて悠々自適な不登校生活を送れてる訳だから爺ちゃんには感謝しかない。
「しかしもうお昼前か。コンビニで弁当でも買おうかなぁ〜」
伸びをしながら弁当を買いに行く準備をする。季節はまだ冬だ、寒さに弱い俺はコート無しじゃ外に出られない。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「うー、寒みぃ」
当たり前だが外は寒い。寒がりな俺はコートについてるフードを深くかぶった。
今考えてみればきっとこれがいけなかったんだと思う。
フードをかぶって歩き始めようとした、その瞬間俺の体は激痛と浮遊感に覆われた。何がどうなったか俺には一瞬なんかじゃ分からなかった。何せこんな痛みは初めてだからな。
冬の冷気で冷えたアスファルトに頭から転んで、その衝撃で頭にも痛みが走る。
「うッ… ぐ…! クソッタレが…」
アスファルトの上でうずくまる俺に言えることなどなくそれしか言えなかった。
そんな惨めな俺が最後に見たのは、ヒーターであったまってるであろう車内で顔を蒼くした、俺をいじめた張本人、神凪 龍星(かんなぎ りゅうせい)だった。
「あぁ… なんて日だよ… はぁはぁ…」
そこで俺は意識を手放した
俺、野村 暁人(のむら あきと)はそう呟いた。スマホに入ってるゲームも持ってるゲームもネットサーフィンも飽きてしまった。学校にも行かずにずっとやってるとこんなにも飽きるものなのか。
時刻は11時30分。本来なら学生たちは学校で勉学に励んでいる時間帯だ。俺も例に習って学生の端くれだ。
じゃあなぜそんな俺がネットが飽きてしまうほどに学校へ行っていない、つまり不登校になっているかというとそれは俺がいじめられていたからだ。こんなのはどこにでもあるような話だ。
しかしなぜ自分が学校でいじめられていたのがは未だにわからない。特に気にくわないことはしてないハズだし、変な行動はとっていなかった。
…ただ、周囲の人達が言うには「気持ちが悪いから」だそうだ。
「ったく、何が気持ち悪いんだか」
俺は学校では全て平均を少し上回る程度だった。勉強も運動も全部平均。友達(いじめからは助けてくれなかった)もそれなりにいたし俺以下の奴も沢山いた。なのになんで俺だったのだろうか?
先生にも相談したが、「お前にも悪いところがあるんじゃないのか?」と言ってろくに話も聞いてくれない無能だった。
親も「学校へ行け」とだけしか言われず、何も聞いてくれなかった。
しかし、味方はいた。それは爺ちゃんだ。俺はよく爺ちゃんの家にお世話になってた。だから、爺ちゃんは俺の話を聞いてくれたし、アドバイスもくれた。でもその爺ちゃんも去年の秋に老衰で死んでしまった。その時、爺ちゃんは最後まで俺のことを考えてくれていたようで、遺書には遺産は全部俺に相続してその金で一人暮らしをしてほしいとと書いてあった。
そのおかげで今はクソ親から離れて悠々自適な不登校生活を送れてる訳だから爺ちゃんには感謝しかない。
「しかしもうお昼前か。コンビニで弁当でも買おうかなぁ〜」
伸びをしながら弁当を買いに行く準備をする。季節はまだ冬だ、寒さに弱い俺はコート無しじゃ外に出られない。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「うー、寒みぃ」
当たり前だが外は寒い。寒がりな俺はコートについてるフードを深くかぶった。
今考えてみればきっとこれがいけなかったんだと思う。
フードをかぶって歩き始めようとした、その瞬間俺の体は激痛と浮遊感に覆われた。何がどうなったか俺には一瞬なんかじゃ分からなかった。何せこんな痛みは初めてだからな。
冬の冷気で冷えたアスファルトに頭から転んで、その衝撃で頭にも痛みが走る。
「うッ… ぐ…! クソッタレが…」
アスファルトの上でうずくまる俺に言えることなどなくそれしか言えなかった。
そんな惨めな俺が最後に見たのは、ヒーターであったまってるであろう車内で顔を蒼くした、俺をいじめた張本人、神凪 龍星(かんなぎ りゅうせい)だった。
「あぁ… なんて日だよ… はぁはぁ…」
そこで俺は意識を手放した
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