死んだら魔王と入れ替わった俺の人生

ゴッドアイ

第2章「助けたいもの」

「鬼達これでどうだ!」
俺は魔王の力を使って何体もの鬼を倒した
鬼は意外と弱いんだな
俺は外の方へ進む
進むに連れて鬼が現れる
その度に俺は倒す
それを繰り返している
そして、その時頭にある女の子が浮かび上がる
アリス!?
そのような名前が頭の中に入る
アーサーにとって大切な人なのか?
よく分からないがその子を探そう
俺は鬼共をどんどん倒していく
すると...
「アーサー王様!?大丈夫ですか?」
俺の耳に聞き覚えのある声が聞こえる
俺は振り返る
「ルシファーじゃないか!」
ルシファーが少しだけ浮いていた
「アーサー王様、お助けします!」
確かルシファーは闇軍やめてアーサー王の手下になったんだっけ
頼もしい
「どんどん行くぞ?」
「はい!」
そして俺とルシファーは鬼を死ぬほど倒した
意外と城が広い
そして鬼が多い
俺達は少し疲れてきた
「まだ、いるのか!?」
「そうみたいですね...」
俺はルシファーとこのような会話を何回も繰り返していた
さすがに魔王の力とアーサー王の力を持ってる俺でも限界が近づいている
「アーサー王様、これではきりがない、私におまかせを...」
「ん、あぁ...」
すると...ルシファーはある呪文を唱え始める
「我が聖なる力よ、アーサー王様のために出現せよ!!ゴットフェスティバル!!!!」
この呪文を唱え終わると鬼はどんどん成仏されて行った
これがルシファーの力...
ルシファーにはこんな力が隠されていたんだと俺は知った
「これで城にいる鬼はもういなくなったでしょう」
「そうなのか...ありがとう」
俺は普通に感謝をする
そこに俺は魔王だったこの世界のものではない人間だとルシファーに教える
そして、アーサー王になった理由もしっかりと教える
「じゃあ、あなたの本当の名前は?」
「俺は佐藤ユート」
俺は全てを失った気がする...
レナはどうにかなるが、沙耶と先輩と会わなければならない
どうすればいいのか分からない
「そうか...ではユートと呼ばせてもらう...それでユート...気になるのはお前を魔王とアーサー王にしたものなんだが...」
(まさかお前マーリンに会ったんじゃないか?)
ここで魔剣グラディウスの声が聞こえる
何故わかるんだ?
俺はこう答える
(マーリンは俺が生きてた頃では有名な魔術師でな...転生させたこともあったんだよ)
そういう事だったのか...
マーリンとやらはどこにいるんだ?
(恐らく俺が魔剣になったように何かになっているかもしれない...)
だが手がかりが一切ない
これは結構きつい
「ルシファー、マーリンというものを知っているか?」
俺は一応ルシファーに聞いてみる
「あぁ...知っているぞ...」
知っている...!?
これは嘘ではなさそうだ
「マーリンというのはおとぎ話で出てくるのだが...最近ではベリアルが持ってる銅像にマーリンが宿っているという噂がある...」
「まず、その銅像を奪う、今すぐベリアルの元に行くぞ!」







次回「転生した秘密」



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