死んだら魔王と入れ替わった俺の人生

ゴッドアイ

第10章「再会」

俺らはコロシアムの会場となるエラディス戦場のある街
カラディアナ王国へと到着する
コロシアムは明日の朝に始まる
それまでこの街で訓練をする
それと偵察とやらをしてみようではないか 
俺は中学高校で偵察とやらをしたことが無いのから初めてなのだ
偵察していいのは1つ
相手の実力がわかる
偵察してやな事は
相手の強さが自分以上か自分以下か分かること
偵察するにはこれが怖い
ということで偵察の前に街を観光と行きたいとこだが... 
俺の右隣には沙耶
そして俺の左隣にはレナ
そして真ん中には俺
おい、待て
何だこの状況
街の商店街的な所のど真ん中をこの状況で歩いているのだが...
.........恥ずかしい
「離れてよ!私のお兄ちゃんなんだから!」
沙耶が街のど真ん中で叫ぶ
こいつ恥ずかしくないのかよ
みんなが俺ら3人を注目する
「魔王は小さい時からせっしゃのでござる!妹なんて魔王にはいなかったでござる!」
あぁ...もう恥ずかしい
しかも魔王とか大声で言われたし
正体バレバレじゃん
「ち、小さい時に私が別の場所に行ったのよ!」
沙耶が嘘をつく
ホントのことを言っても信じてもらえないからだろうな
「せっしゃの魔王はとらせない!」
「私のお兄ちゃん!」
あー、もう辞めてくれ
俺が恥ずかしいわ




そう観光をして、歩くと泊まる予約をした天宿という宿につく
思ったより綺麗だ
  のホテルくらいだ
結構高そうだ
そして俺らは中に入る
すると...
「いらっしゃいませ...ふぇっ!?」
そう言ったのは...
俺が死ぬ日に告白した…あの先輩だった.....
「せ、先輩...どうしてここに?」
俺は驚きのあまり体が震える
どんな顔をすればいいか分からないからだ
「やっぱ、ユート君?だよね?」
喋り方から顔までやっぱ先輩だ
「はい、俺はあの告白された日に死んで魔王になってました」
俺はレナと沙耶が部屋に行っていて2人になったのを確認して言う
先輩なら信じてくれるだろう
そう思った
「えぇっ!?ユート君魔王なの!?」
最初はこの反応するのは分かっていた
その言葉に俺ははいと答える
すると
「ユート君、あの日からおかしいと思ってたんだ...」
先輩はそう言ってだからと言って続ける
「あの返事を教えてください!」
先輩に敬語を使われて
しかも返事を教えてと言われる
その状況に俺は追いつけなかった
俺はビックリしたのかなんなのか自分でもよく分からない。
何故か体が動かない
そして瞳から涙が何故か出てしまう
先輩が自分の前にいる
この世界にいる
その状況を理解したと思う
そう理解してしまったため感動してしまったのだ
そして俺は答える
「──────」
















先輩も入れ替わったらしく先輩は魔法使いらしい
そして、金がないからバイトしているらしい
先輩の体の持ち主はコロシアムに出ようとしてたらしい
それくらいしか教えてくれなかった
そして今はレナと二人きりで今日寝る予定の部屋にいる
レナと俺は風呂から出たあとである
そして、レナの髪は少し濡れているためいつもより眩しく輝いて見える
「本当によかったんでござるか?」
レナが聞いてくる
なんのことだろうか
「なんの事だ?」
俺は思った通りの言葉を言う
「あの、入口の女のことでござるよ」
それって先輩?
って見てたのか!?
「あぁ、いいんだ」
俺はあの時、こう答えたのだ






「あの返事を教えてください」
「先輩、俺今やりたいことがあるんです、なのでご期待に答えることは出来ません」
俺は先輩の告白を振ってしまったのだった
















「レナ、明日生きて帰ってこいよ」
俺は祈る
みんなが無事のことを





















こうして


コロシアム当日をむかえるのだった...







あんなことになるとも知らずに...












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