無能と言われた者の生き様
7 転移者たちの決着
気に背を預け休んでいると
そこに嵐は下りてきた
「キメラ退治ごくろ~さん、お前さん虫の息だね」
そう笑いながら近づいてきた
「どっかの誰かさんが助けてくれなかったからな…」
「いや~実に楽しそうな顔してたし邪魔するのも悪いかと思ってさ、まぁとりあえず死ねよ」
「は?」
ハクが顔を上げると嵐が銃を向けていたのだ
「いや、なんで嵐がそんなことすんだよ、なぁ」
「アハハハハハッ、最初から殺すつもりだったんだよ、まぁめんどくさいからお遊びで作ったキメラに戦わせて死んでもらおうかと思ったけど生き残っちゃったから直接殺すんだよ」
「なんでだよ、なんでだよ…」
「実に実にいいよ!その顔!そう!その顔が見たかった!お前を見たとき絶望しきった顔を見て希望を持たせて、また絶望するときの顔が見たかったんだよ!最高だ!最高すぎるよ!」
ハクは驚愕し絶望し自分の命をあきらめ、目を閉じた
だが一向に終わりは来ず、目を開けるとそこには高笑いをする嵐がおり、だが一向に動きも声もなくすべてが静止しているようだった
「よう宿主様よ、数時間ぶりだな」
「おまえは…」
そこには佐野がいた
なぜだかとても嬉しそうにいながら残念そうにいた
「まぁ宿主であるお前がピンチだったからちょっくらあいつが作った空間まねてみて俺とお前の二人だけの時空を作ったわけよ、まぁこうなると思ってたけど予想通りだったな、宿主であるお前はここで諦めるかい?」
「あぁ諦めるさ、もうめんどくさい、全部どうでもいい」
「本当にかい?お前はここで終わるのを認めるのか?」
そう繰り返し聞かれすこしイラつきを覚えながらも受け答える
「認めるって言ってるだろ、何が言いたいんだよ、もう疲れたんだよ」
「ならお前さんの体を俺によこせ、お前さんみたいな生きる努力をしないゴミクズの代わりに俺が最後の一瞬まであがいて死んでやる、最悪でもあいつを道ずれにしてやる、あいつを殺す方法ならあるからな」
「あっそならやれよ、やるよこんな体」
「なんも言い返さないのかよお前さんは、正直期待外れもいいところだ、ここから先は俺の好きにさせてもらうぜ、ゴミクズ」
そう言われ自分の意識が遠のくのを感じそのまま消えるのだと思い身を任せた
そして体の所有権は佐野に移った
「ぃようっ!クソ嵐!俺様が来てやったぜ!」
「ちっ、お前が出てきやがったかよ、まぁその様子だとなんもできないと思うがな」
「ハハハハハッ、その通り、その通りだが、あえて言ってやるそれは間違えだぜクソ嵐」
「はぁ?見ての通りお前は虫の息、そんなお前に何ができるんだ、命乞いでもするのか」
「ハッ、そんなもんするわけねぇだろうが俺は俺のすべてをかけるだけだ!」
「目には目を!歯には歯を!魂には魂を!喰らいやがれソウルイーター!」
そういうやハクの体から獣の霊体のようなものが現れ嵐に食らいつく
「くそっ!なんだよこれ!」
「そいつぁ精神体だけとなった俺だけが使える魔法だ、魂を代償として喰わせる代わりにに相手の魂も喰わせる、そしてこいつは防御不可能!ざまぁみやがれクソ嵐!」
「くそっ、くそっ離れやがれ!そのためにあのガキからわざわざ魂を切り離していたのか!ちくしょう…力が抜けるぅ」
「ソウルイーターは一度喰らいついたら離さないぜ」
「くそ…くそがぁ…」
そして、ガクンと膝から崩れ落ちる
「おい、もう一人の嵐出て来いよ、もうお前の片割れはいないんだからお前が主人格だろ」
「なんだ、バレてたか、久しぶりだね佐野」
「あぁ久しぶりだな、昔からたまに変な様子の時があったからもしかしたらと思ったが精神体となっていたあの時に見てはっきりとわかったからな」
「そうだね、僕はあの僕のように力もないし、僕は僕を止めることさえもできず、むしろ悪化させたこともある、僕もさっきのソウルイーターで殺るのかい?」
「いいや、お前はお前で自分で勝手に死ね、俺は俺でやることがあるんでな」
「そうかい、ならそうさせてもらうよ、じゃあね佐野」
腰にある短刀を手にし首の頸動脈を迷わずためらわず切った
「さっくりと逝っちまいやがったな、まぁ俺もそろそろあのクソガキを叩き起こしてさよならを言ってやるか、ソウルイーターの代償で消えちまう前にな」
楽しそうな顔でそう言い放ちまた精神世界に潜るのであった
そこに嵐は下りてきた
「キメラ退治ごくろ~さん、お前さん虫の息だね」
そう笑いながら近づいてきた
「どっかの誰かさんが助けてくれなかったからな…」
「いや~実に楽しそうな顔してたし邪魔するのも悪いかと思ってさ、まぁとりあえず死ねよ」
「は?」
ハクが顔を上げると嵐が銃を向けていたのだ
「いや、なんで嵐がそんなことすんだよ、なぁ」
「アハハハハハッ、最初から殺すつもりだったんだよ、まぁめんどくさいからお遊びで作ったキメラに戦わせて死んでもらおうかと思ったけど生き残っちゃったから直接殺すんだよ」
「なんでだよ、なんでだよ…」
「実に実にいいよ!その顔!そう!その顔が見たかった!お前を見たとき絶望しきった顔を見て希望を持たせて、また絶望するときの顔が見たかったんだよ!最高だ!最高すぎるよ!」
ハクは驚愕し絶望し自分の命をあきらめ、目を閉じた
だが一向に終わりは来ず、目を開けるとそこには高笑いをする嵐がおり、だが一向に動きも声もなくすべてが静止しているようだった
「よう宿主様よ、数時間ぶりだな」
「おまえは…」
そこには佐野がいた
なぜだかとても嬉しそうにいながら残念そうにいた
「まぁ宿主であるお前がピンチだったからちょっくらあいつが作った空間まねてみて俺とお前の二人だけの時空を作ったわけよ、まぁこうなると思ってたけど予想通りだったな、宿主であるお前はここで諦めるかい?」
「あぁ諦めるさ、もうめんどくさい、全部どうでもいい」
「本当にかい?お前はここで終わるのを認めるのか?」
そう繰り返し聞かれすこしイラつきを覚えながらも受け答える
「認めるって言ってるだろ、何が言いたいんだよ、もう疲れたんだよ」
「ならお前さんの体を俺によこせ、お前さんみたいな生きる努力をしないゴミクズの代わりに俺が最後の一瞬まであがいて死んでやる、最悪でもあいつを道ずれにしてやる、あいつを殺す方法ならあるからな」
「あっそならやれよ、やるよこんな体」
「なんも言い返さないのかよお前さんは、正直期待外れもいいところだ、ここから先は俺の好きにさせてもらうぜ、ゴミクズ」
そう言われ自分の意識が遠のくのを感じそのまま消えるのだと思い身を任せた
そして体の所有権は佐野に移った
「ぃようっ!クソ嵐!俺様が来てやったぜ!」
「ちっ、お前が出てきやがったかよ、まぁその様子だとなんもできないと思うがな」
「ハハハハハッ、その通り、その通りだが、あえて言ってやるそれは間違えだぜクソ嵐」
「はぁ?見ての通りお前は虫の息、そんなお前に何ができるんだ、命乞いでもするのか」
「ハッ、そんなもんするわけねぇだろうが俺は俺のすべてをかけるだけだ!」
「目には目を!歯には歯を!魂には魂を!喰らいやがれソウルイーター!」
そういうやハクの体から獣の霊体のようなものが現れ嵐に食らいつく
「くそっ!なんだよこれ!」
「そいつぁ精神体だけとなった俺だけが使える魔法だ、魂を代償として喰わせる代わりにに相手の魂も喰わせる、そしてこいつは防御不可能!ざまぁみやがれクソ嵐!」
「くそっ、くそっ離れやがれ!そのためにあのガキからわざわざ魂を切り離していたのか!ちくしょう…力が抜けるぅ」
「ソウルイーターは一度喰らいついたら離さないぜ」
「くそ…くそがぁ…」
そして、ガクンと膝から崩れ落ちる
「おい、もう一人の嵐出て来いよ、もうお前の片割れはいないんだからお前が主人格だろ」
「なんだ、バレてたか、久しぶりだね佐野」
「あぁ久しぶりだな、昔からたまに変な様子の時があったからもしかしたらと思ったが精神体となっていたあの時に見てはっきりとわかったからな」
「そうだね、僕はあの僕のように力もないし、僕は僕を止めることさえもできず、むしろ悪化させたこともある、僕もさっきのソウルイーターで殺るのかい?」
「いいや、お前はお前で自分で勝手に死ね、俺は俺でやることがあるんでな」
「そうかい、ならそうさせてもらうよ、じゃあね佐野」
腰にある短刀を手にし首の頸動脈を迷わずためらわず切った
「さっくりと逝っちまいやがったな、まぁ俺もそろそろあのクソガキを叩き起こしてさよならを言ってやるか、ソウルイーターの代償で消えちまう前にな」
楽しそうな顔でそう言い放ちまた精神世界に潜るのであった
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