異世界に転生した筈のご令嬢は!?

美月美琴

異世界へ

「驚いている様だな、無理もないが…」

フェリシアは金の髪の碧眼の青年を恐る恐る様子を伺っていた――
相手の出方が分からないのもあるが今は彼しか周りには居ないのだからと意を決して話し掛ける。

「貴方は、私の事を知ってるんですか?」

「知っているといっても過言ではない、異なる世界とでも言えばいいか…」

え?
今聞いたのは聞き間違いだろうか?

異なる世界?

「言葉通りだ、異なる世界の転生者は珍しい」

転生!?

もう何がなにやらで訳が分からない。
とりあえず彼から最後に覚えている記憶を聞くことにしよう。


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