異世界に転生した筈のご令嬢は!?
異世界へ
日本に暮らしていた時はごくごく平凡な大学生
それがクリスマスの日に現れた通り魔により私の人生はあっけなく終わりを迎えた――
「あれ、私…」
目が覚め辺りを見渡すと何もないまっさらといっても過言ではない程の空間
最後の記憶は途切れ途切れだ
「やぁ、目が覚めたみたいだね?」
声のした方に向き直るとそこにはもの凄い美形…
金の髪に蒼い瞳の目の前に居る人物は王子様といっても驚かないだろう。
あ、そうか、夢だこれ
勝手に自己完結する私に対し彼はため息をつき私に話し掛ける。
「夢じゃないんだ、残念だけどね」
!?
私、口に出してたっけ?
そんな覚えはない、じゃあ…何故?
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