今日から死神始めました!

うゑちゃん

第1話 1.終わりの始まり

榮倉命えいくらみこと「」

琴音ことね『』

登場人物A[]










- キキキィー -

人と物が激しくぶつかった音がした。


[おい!大丈夫か!誰か救急車呼べ!]

 
- よく来てくれたね。待ちかねたよ。- 

何処からか声が聞こえた。優しくておっとりゆったりしているその言葉を。

.........


「ら、ほら起きて!」

甲高い声が聞こえる。誰の声だ?そう思いながら彼は頭を起こした。

「ん?ここ何処だ?ってあれ?俺さっき車に引かれた、、ってか君誰?」

『私は死神の琴音よ。ほら、さっさと行くわよ!榮倉命!』

「え!?ちょ、ちょっと待ってよ!どういうことだよ!死神?てかここ何処なんだよ!」

焦る命に琴音が告げる。冷淡に微笑みながら

『貴方死んだのよ。さっきの交通事故で車に跳ねられて。ここはあの世とこの世の境目。言わば、三途川さんずのかわってとこかしら?』

「え!?俺死んだのか。う、嘘だろ!冗談だよな?」

『いいえ、本当よ。貴方は17時54分44秒に車に跳ねられて死んだの。なんなら自分が死んだところ見せてあげようか?』

命は信じられない顔を歪めながら

「ま、マジかよ。俺死んだのかよ。お、俺これからどうなるんだよ?!」

『んー。本当は49日この世に入れるんだけど貴方は少し特別でね。早く行かなくちゃ』

「ど、何処に?」

『何言ってるの?地獄によ』

証明が消え舞台が暗くなった。
 

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