【コミカライズ配信中!】消しゴムで始まる制御不能彼女との日常-さっちゃんなんしよ~と?(原題:ボクの彼女は頭がおかしい。)

来世ピッチャー

その日の通学途中にて


完全に復活した僕の隊長。
いや、体調。

それはまぁ喜ばしいことなのですが……

やっぱり、気がかりなのは五月の体調ですよね。

かなりくっついてきてたし、それに38度の熱が一日で下がった奇跡。
誰かにうつったとしか思えない。


ちらりと彼女を見る。


「いいからいいから、おつりは取っといて!」

ちょうど自動販売機に話しかけているところでした。

うん。
絶対うつってないわ。

よくドラマとかアニメとかで、男のほうが治ったとたんに女のほうが熱出したりするんだけど、どうやら僕たちにそんな鉄板ストーリーは訪れなかったらしい。



「わたしの体、魅力的なだけじゃなくてスッゴク頑丈に出来てるんだよね」

はい?
普通そういうの自分で言いますか?
まぁ、君だったら許されるセリフなんだけど。

「だから早瀬くん、子供のことは心配しないで」

「子供…?」

「わたしたちの子供!何人産んでも平気だよ。自信あるんだ」



…飛躍しすぎです。

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