能無しの俺は魔王さんの幹部〜魔王さんは優しい〜

冬 真白

4日目“ギルドとクエスト”

俺が起きたのは日が既に登り切ったあとだった。
今日を含めあと2日、学園が休みのため起床時間を遅くしている。

今日はどこかのギルドに入ろうかな。

俺はベットから起き上がり、支度を済ませギルドに向かう。
ギルドでは既に冒険者が溢れていた。

いつもの顔が数多いるんだが、クエストやってるんだろうか。

俺は気にしないようにギルド掲示板の前に立つ。

俺でも入れるギルドはこの2つかな。

      『俺様ギルド』
ギルド主:アフレシア
必要ランク:なし
必要レベル:なし
参加条件:俺、リーダーを称えるもののみ。
参加費用:銀貨1枚

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      『ML』
ギルド主:メル
必要ランク:なし
必要レベル:なし
参加条件:3日に1回クエストを共にできる人。
参加費用:なし

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そう言えばどうやって入るんだろう。

俺は受付に向かって、ギルドの入り方を教えて貰った。
どうやら、ギルドの名前を受付で言えば、参加するための条件を満たしていれば許可されるらしい。
ギルド主の許可が必要な場合は受付の方が時間と日付を教えてくれて、ギルド主と直接話すらしいんだよね。

「それならMLに入りたいんですけど」

「MLは現在3人のギルドですがよろしいですか?」

「はい」

「それではゼスさんをMLギルドへの参加を許可させてもらいます。冒険者カードを開いて確認しみてください」

「はい」

『イザベル・ゼス』ランクE
登録ギルド:アンザ
パーティー:未加入
団体ギルド:ML(Lv2)
メンバー数:“4”
ランキング:10019/10042
次回ランク:Eクエスト5

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「えっと、大丈夫見たいです」

「はい、それではギルドチャットを使えるようにしておいたので、ステータス欄の6つ目に追加しておきました」

「分かりました」

俺は冒険者達が居る席を通り過ぎ誰も使ってない席に座り、ギルドチャットを開いた。
どうやら、既にチャットが届いていたみたいなので、俺は、挨拶をすることにした。

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『ギルドチャットML』
1.メル
2.アスタ
3.ノエル
4.ゼス

『チャット欄』
1.ゼスさんよろしくね〜!
3.久しぶりの新人だね
                        4.よろしくお願いします
1.今日これからすぐにクエストやるんだけど森の入口来れる?
                        4.はい!直ぐに行きます!
1.おっけ〜!もう既に3人来てるから待ってるね
                        4.分かりました!

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俺は急いでギルドを出て、森の入口に向かった。
そこには既にチャットで言われた通り3人の人が集まっていた。

「すいません!遅れましたぁ!」

「あははっ!走ってきたのか!気にしなくても良いのに」 

「いや、人を待たせるのはちょっと気が引けるので」

「俺はアスタだぜ!さん付けはすんなよ!さっきチャット入んなくて悪かったな!」

アスタはオレンジっぽい色を前髪だけあげたイケメンだ。

「それで私がMLのリーダー。メルね」

メルは銀髪のポニーテールの美少女だ。

「んでウチがノエルだよ〜!」

ノエルは黒髪でボブの天然ぽい少女だ。

「俺はゼスです!お願いします」

「だぁぁ!敬語は使うなってよ!俺らのリーダーからの命令だ!」

「あははっ、分かった」

「それじゃあゼスも来たことだしウチらでステータス見せあわない?」

「俺は大丈夫ですよ?」

「私もいいけど、敬語〜!!」

「あっ、ごめん!なれなくて」

「まっ、なれないなら仕方ないけどね」

「は〜いは〜いみんなウチの話聞いてたでしょ!ステータスみーして!」

「あ、じゃあ、俺からで。どうぞ」

『イザベル・ゼス』 Lv6
種族:人間
年齢:15歳
性別: 

職業:見習い剣士
称号:剣聖ライナの加護“筋力+1000”
          天使メーナの加護“俊敏+1540”
          導師メイジの加護“魔力+3000”
          精霊ケルトの加護“体力+2300”

体力:21(+2430)
魔力:6(+3130)
筋力:16(+1130)
耐久:9(+130)
俊敏:8(+1670)

技能:精霊会話/ファイヤーボール/アルサーロス
         剣術Lv3/体術Lv1

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「は、ゼスよこの称号はなんだ?」

「えと、なんか、死にかけた時に剣聖ライナの声が聞こえて四騎士の加護をくれたんですよ」

「それは凄いな!!てかこの後俺が見せんのかよ〜!なんか負けた感じ」

「いいから早く見せなさい!リーダー命令よ」

「あいよっ」

『ストレア・アスタ』 Lv32
種族:人間
年齢:16歳
性別: 

職業:魔導剣士
称号:未取得

体力:1552
魔力:3019
筋力:4366
耐久:599
俊敏:2993

技能:縮地/アルサーロス/フリージオ/フリーメテオ/アイスサンダー
         剣術Lvmax/体術Lv2/呪術Lv1/魔術/Lv2

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「強すぎじゃないですか?!」

「レベルの問題だな!ゼスがこのレベルならもっと強いんじゃねーか?」

「いやいや、こんな強くならないですよ」

「話してないで次行くよ!はいどうぞ」

『ミカヅキ・ノエル』 Lv83
種族:人間
年齢:18歳
性別: 

職業:大賢者
称号:魔力の限界を超えし者“魔力以外+5000”

体力:100(+5000)
魔力:30000
筋力:15(+5000)
耐久:3(+5000)
俊敏:10(+5000)

技能:アルサーロス/メテオ/サンダー/フリージオ/ファイヤー/ドラゴンブレス/ヒーリング/オールヒール/カマイタチ/ダンクフィルム/レッドバルーン
         魔術Lvmax

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「魔力が3万?!!!」

「はいはい、次々〜メルよろしく」

「私ね、はい」

『ヒロカワ・メル』 Lv164
種族:人間
年齢:16
性別: 

職業:勇者
称号:創造神の加護“経験値獲得10倍”

体力:10000
魔力:3444
筋力:4220
耐久:5000
俊敏:50000

技能:氷魔法全種/夢魔法全種/ファイヤーボール/ダークファイヤ
         魔術Lvmax/剣術Lvmax/体術Lvmax

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「今度は勇者?!」

「うちは転移されたんだよね」

「転移?」

「この他の世界から神様の手違いでこの世界に転移されちゃって」

「そんなこともあるんですか」

「多分あんまりいないと思うけどね。あ、今日はダンジョン攻略してくからね」

「何階層ですか?」

「999階層だよ」

「最終ボス部屋一つ前じゃないですか?!!」

「まぁね〜!今日は最終ボス倒したいな〜」
 
「メルさん達なら分かりますが俺大丈夫ですかね?」

「問題ないと思うよ?」

「はぁ〜」

「ま、心配しても仕方ないっていこー!!」

俺はメルさん達の後ろに着いて、エナメル国から遠く離れた砂漠地帯の洞窟に向かった。

もう夕方か。
ちゃんと今日帰れるかな?

「着いたよっ」

「ここですか」

そこは、でかいドクロマークが入ったもんがあって、頂上が見えないほど高く聳えていた。

「この転移石で99階までいくよ」

「分かりました」

俺はMLに続き転移石に触れた。
転移石が青く光、視界を青で埋め尽くす。

「ここが99階」

そこは、窓が一切なく高さがどのくらいかも分からない部屋だった。
このダンジョンにずっと挑んでいたら頭がおかしくなりそうなくらい同じ壁が続いている。

「じゃあ探検始めるよーみんな気おつけてね」

「はいよ」

「分かりました」

「おっけーい」

俺らは100階に登るための階段を探すためにそこらじゅうを探し始めた。
小さな部屋や、天井や隠し壁などを隅々まで探して、ようやく見つけた。
見つけたのは俺だ。
適当にうろちょろしていたらトラップらしきものに引っかかってしまい、そのトラップがたまたま100階に行くための階段を顕現させる者だった。

「よくやった!」

「ありがとうございます」

「次は100階でボス部屋探しだな」

俺は1番最後に階段を登りまた、100階をうろちょろし始めた。
そこらかしこに宝箱画置いてあって、メルさんにミミックかどうか確かめて貰い、ミミックでは無いものを開けてきた。
そして、小さい穴があったのでその穴を覗き込むと、全体マップらしきものがあって100階のボス部屋の位置が把握出来たので、みんなを集めボス部屋の前までやってきた。

「ボスが何かは分からない、気お引き締めて行くぞ」

メルさんがボス部屋のドアを開けた。
その先にいたボスは、Sランクモンスター死神だった。

「みんな!死神だ!鎌に気をつけろ!」

俺はみんなの邪魔にならないように遠くからアルサーロスを使って、味方に向かって飛んでくる鎌の起動を逸らしていた。
メルは、両手剣を使い接近戦をこなして、ノエルは遠くから回復をし、アスタは遠くから攻撃魔法といった、連携が取れていた。
死神の体力はだんだんと削られていく。
それから少しした時、死神がスキルランダムルーレットを使い、選ばれたノエルが麻痺をして動けなくなってしまい、メルさんの体力がどんどん削れていく。
メルさんの体力が残り少なくなってしまった時、俺は100階の宝箱に入っていたスキルを思い出す。
俺は持ち物からオールヒール習得書を取り出し習得した。
俺はオールヒールを使い、メルの体力とノエルの麻痺を回復させた。

「助かったよゼス!夢魔法:幻術」

メルが使った幻術で死神は敵の位置を見失いどんどん体力が削れて残り15となった。

「いけ!ゼス!お前が決めろ!」

「はいっ!」

俺は念の為アルサーロスを100ほど顕現させ、死神に向け打ち込んだ。
死神は俺の魔法をくらい、体力がなくなったようで、光の粒子となって消えた。

「倒せました!」

「よくやった!」

「今日はここで休んでこーよ?」

「そうだね」

俺らは仲良くボス部屋の端にまとまり明日を迎えることにした。

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