モブ貴族は我が道を行く。

シュリ

モブ貴族、悪役令嬢を心配する

ある日、フラムが病気にかかり、
寝たきりになっているという悲報がアリシアのもとに届いた。
早速アリシアはお見舞いに行くことにした。
アリシア「フラム!大丈夫!?」
フラム「心配かけてごめんなさいね。」
アリシア「今日、レオンも誘ったのだけど、来れなかったの。
     私だけでごめんなさい。」
フラム「お兄様は忙しいのでしょう?仕方ないわ。
    アリシアだけでも私は嬉しいわよ?来てくれてありがとう。」
アリシア「お医者様はなんて?」
フラム「癌らしいわ。」
アリシア「癌!?」
フラム「でも、お薬を飲めば、治ることが多いそうなの。
    だからきっと直ぐに治るわよ。」
アリシア「そう、良かった。何かしてほしいことはある?」
フラム「じゃあ、久しぶりにお兄様とお話ししたいわ。
    今度来てくれるように言ってくれないかしら?」
アリシア「勿論よ!」
やはり病気で弱っているのか、弱気だ。兄に甘えたいのだろう。
アリシアは、そんな親友に必ずや兄と再会させようと誓うのだった。

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