モブ貴族は我が道を行く。

シュリ

モブ貴族、政略結婚をする2

フラムの活躍を祈るアリシアのもとに吉報が届いた。
父「アリシア、予定が変わった。お前はアルテリオン公爵家に嫁ぐのだ。」
アリシア「レオンハルト·アルテリオン様ですか?」
父「そうだ。分かったな。」
アリシア「はい。」
アリシアは飛び上がりたい程に喜んでいた。

三ヶ月後。
アリシアはレオンハルトのもとに嫁いだ。
レオンハルトは、結婚を機に公爵家を受け継ぎ、宰相になった。
宰相になったばかりのレオンは忙しく、何日も帰って来ない日が多々あった。
たまに話すフラムとの時間は楽しく、いくらか寂しさを紛らわすことができた。
しかし、二年が経っても、レオンがアリシアを抱くことはなかった。
アリシアは思う。
レオンはフラムに頼まれたから結婚してくれたのではないか。
他に好きな人がいるのではないか。
アリシア「フラム、レオンは、私の他に好きな人がいるのかしら。」
フラム「は!?どうしてそう思うの?」
アリシア「レオンが抱いてくれないの。」
フラム「えぇ!?」
アリシア「離婚した方がいいのかしら。」
フラム「待って!早まらないで!私も話して見るから。」

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