ハズレ勇者はユニーク魔法と固有スキルで無双する?
この世界について
よし、昨日はご飯もよく食べてよく寝たから今日から頑張るぞい...............
いい朝日だなぁ
あ、そういえばこの世界も1日24時間らしいけど、30日で1ヶ月それが12ヶ月で1年らしい
そして時計も無いらしい、それでどうやって時間を知るのか?と昨日のご飯の時に聞いたら、一定の時間になると鐘がなるらしい
学校かよって思ったのは内緒だ
さて、さっき7時の鐘がなったしもう少ししたら朝食だな。そしてその後は訓練などをすると言っていたな...
...とりあえず顔を洗って来よう
そう思い洗面台に行き蛇口を捻る
あ、昨日の分かったがやっぱりこの世界は科学が発展していない。ただ魔法で似たような働きが出来るらしい。今も蛇口を捻って水が出るのは、風の魔法が使われているらしい
便利だなぁ
そう思いつつ顔を洗い終わりやることが無いのでベッドに腰をおろして....
そっから何しよう?
向こうの(地球)世界では暇なときは家の掃除をしたり裁縫したりおやつを作ったりしてたけど...
掃除はすることも無いほど部屋はピッカピカだし、裁縫とかおやつ作りは道具がないし...
よし、ボーッとしとくか
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「優さま。お時間です」
何もすることが無いからボーッとしはじめてから約20分位たった頃にメイドさんが呼びにきてくれた
今回は普通にノックをしてドアから入ってきた
「あ、了解です」
と、言いついていく
今、私が居る部屋から食堂までは約5分位だ
地味に長い
しかも本当に広いな~
私は道を覚えるのは得意だけど、普通に迷子が出てもおかしくない広さだ
おっとそんな事を考えていると食堂に着いた
食堂の中に入ると長テーブルが数十個置かれてありその上には朝食が置かれてある
因みにこの世界の主食はパンだ。
お米食べたい...
「それでは私はここで失礼します。何かあればお呼びください」
「あ、有難うございます」
礼儀は大事だよね
食堂内には既に何人かは居るようだ
早速私も食べるとしよう
席に着くと食堂に柚葉さんと刀夜がやって来た
いっつも2人で居るな。仲が良いな
そしてすぐ私に気づいたみたいだ
「やぁ、おはよう優くん!」
「おはよ、優」
「おはよ、2人とも」
「やっぱ、治ってないな?」
「そうだねー」
ん?何の事だ?昨日の怪我の事か?
「怪我ならもう治ってるよ?」
「違うよ~。私たちが言っているのは優くんの体の事だよ」
え?...あ、なるほど
女の体になってたのすっかり忘れてた
「すっかり忘れてたよ、確かに治ってないな」
「おいおい自分の事だろ。覚えとけよな」
「そうだな」
「それより、私たちも朝食、食べよっか」
と、言いつつ私の隣に座る......
え?
そして案の定、今食堂に居る男子全員から
「アイツ...殺す...」
と、殺気の籠った視線が飛んでくる
柚葉さんは回りのこの視線に気づいてないのか?それともわざとやってるのか?
「あぁ~柚葉さん?」
「ん?何?」
柚葉さんを呼ぶと屈託のない笑顔で聞き返された
あ、これ天然だわ
しかも、そんな笑顔で聞かれたらなにも言えないじゃないですか...
そしてさらに殺気のレベルが「アイツ...殺す...」から「...貴様...覚悟は出来たか?」位になった
刀夜に助けを求めるように視線を動かすと...目を逸らされた
くそぅ...
こんなところ、神薔薇に見られたら今度こそただではすまない
よし、神薔薇が来ないうちにさっさと朝食を食べて部屋に戻ってで2度寝でもしよう
「...優くん?なに考えてるの?」
「え?あ、早くご飯食べないと冷めちゃうなって」
「そうだね」
今、テーブルにあるのはパン(コッペパンみたいなやつ)とスープ(普通にコンソメかな?)と野菜とその他美味しそうなものが置かれ
まぁ、取り敢えず頂きます
その後、神薔薇が来ることなく(クラスメイトからの殺気はずっと)平和にご飯を食べてさっさと部屋に戻った
食堂を出るときに柚葉さんとメイドさんに話しかけられた
柚葉さんからは
「後で部屋に行くね」
だ、そうだ
因みにこの台詞でクラスメイトの視線がもう...なんか...怖かった
(死んでも死なせずにずっと苦痛を与えてやる!)
みたいな感じだった
メイドさんからは
「この後、訓練がありますので8時50分時にお呼びいたします」
だ、そうです
ドアを開けたらメイドさんが立っててめっちゃびっくりした
なんなんだろうね?普通に怖いよ
てかどうやって時間を細かく把握してるんだ?
あ、ご飯はとても美味しかったです
さて、食堂出て迷路みたいなお城の中を歩き迷うことなく無事に部屋に着けた
食堂を出る前に8時の鐘がなってたし、今は8時10分くらいかな?
2度寝しようかなと思ってたけどこの後柚葉さんが来るらしいし...まぁ準備して待っとこう
この部屋にはあのフルーツ(ナパの実って言うらしい)とナイフと飲み物(お茶はある)をメイドさんに頼んで持ってきてもらった
ついでナパの実の切り方も教えてもらった
さて、早速切っていこう
それから鼻唄を歌いながら切っていると扉がノックされた
もう来たのかな?
「どうぞ~」
「おっす、来たぞ~」
「刀夜だけ?それなら座って待ってて今、ナパの実を切ってるから」
「お、そうかサンキュー」
それから刀夜の分も切り終えてお皿に盛り付け持っていく
「お待たせ、人を迎えるんなら本当はケーキとかクッキーとか用意したいんだけど材料がなくてね。これで我慢してくれ」
「お、おう。ありがとよ」
(あれぇ?こいつ男だよな?あれ?女子力高すぎじゃね?)と思われていた
知らぬうちに刀夜から、性別を疑われていた優だった
刀夜がそんなことを考えていると扉が開いた
「やぁ、優くんお待たせ~、あれ?刀夜先に来てたの?どうしたの考え事?」
「いや、ちょっと優について考えてただけだ」
ん?私について?何だろう?
まぁ、いいか
「あ、柚葉さんのもどうぞ」
お茶とナパの実を渡す
「ありがと~」
早速私も1口...
美味しい
「あ、そういえば何しに来たの?」
「ん?俺は暇だったからな」
「そこに優くんが居るから」
...あ、はい
登山家かな?
「それよりもうすぐ訓練だってよ。何すんだろうな?」
そうだな、いきなり戦うってことは無いと思うけど
「うーん、まぁそのときになれば分かるんじゃね?」
「そうだねー」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
それから色々話していると扉がノックされた
「優様お時間です」
メイドさんが呼びに来た
「もうそんな時間かぁ」
「早いねー」
「じゃあ2人とも行こうか」
そう言って連れていかれたのは普通の部屋だった
いや、昨日までは普通に見ていた部屋だった
そう黒板と椅子と机が並べられていた
そうつまり教室だった
「では」
と、言ってメイドさんは歩いていった
一体どこに行っているのだろうか?
まぁいいか
取り敢えず座れば良いのかな?
取り敢えず座ろう
もう皆すでに座っていた。って、あれ?先生がいる?
「なぁ、刀夜」
「ん?なんだ?」
「何で先生いるの?」
「あぁ、生徒が危ないところに行くのに先生の私が行かないわけには...って言って取り敢えず回復魔方師としてついていくらしいぜ?」
なるほど
「取り敢えず座ろうぜ?」
刀夜が空いてる席を指差しながら言ってきた
そうだな
空いているのは1番後ろの列の3席と1番前の3席だった
私がどちらを選ぶかだって?
もちろん後ろだ
「どうゆうことなんだろうね?」
隣に座った柚葉さんが聞いてくる
その隣には刀夜が座った
まぁ、私に聞かれても分かんないけど
「まぁ、説明してくれるだろ」
まぁ刀夜が言う通りだろうな...
そんな事を話していると神薔薇と青空と黒鞘が入ってきた
最後お前らかよ
部屋に入ってくるなり私を見つけると舌打ちをしながら前の席に座った
素直だな?
ずっとそのままで居てくれないかな?
そんな事を考えていると白衣を来た老人がやって来た
「さて、皆集まっているかな?今ここに集まっているのは昨日、戦うと言った者たちじゃな?」
なるほど
「さて、何故ここに集まってもらった理由じゃが、簡単にこの世界の常識を知ってもらうためじゃ」
なるほど
「そなた達の世界ではスキルや魔法は無く、魔族や魔獣なども居らんらしいな。じゃがこの世界では魔法もスキルもあり、魔獣や魔族、更に言えば様々な種族がいる」
つまりこの世界について教えてくれるわけか
「それを今日1日かけて説明するぞ。
おっと自己紹介を忘れていたな儂はラルクと言う者じゃ、今日1日よろしくな」
そう言ってラルクさんは良い笑顔で話始めた
「では早速じゃが始めようか。
まずステータス表記から説明していくぞ
まずレベル表記だがこれは魔族や魔獣を倒すと経験値が手にはいる、これが一定量貯まるとレベルが上がる
レベルが上がると力などが上がるぞ
レベルの上限は100が最高じゃが、特定の固有スキルをもっとるとその限りじゃないぞ。勇者などがそれじゃ。レベルが100以上の者を超越者とも言う」
なるほど、つまり神薔薇、刀夜、私はレベルの上限が皆とは違うと言うわけか
「体力はその物の生命力じゃ、これが0になると...死ぬから気を付けておくように。
スタミナはその物がどれくらい動けるかじゃ、どのくらい走れるかとかそうゆうのじゃ。
魔力はスキルや魔法を使うためのやつじゃ。多いほど強い魔法や強いスキルが使えるぞ、あと魔力は普通誰しもが持っているもじゃ」
つまり魔力は車を走らすガソリンってことかな?
「この3つは時間が立てば勝手に回復していくぞ、ただ体力は回復するのが遅いから光魔法で回復させたりポーションなどで回復するのが普通じゃ」
やっぱドラク○みたいな感じで良いのかな?
「そして力、防御、素早さは文字通りじゃ力が強くなる、ダメージを受けにくくなる、早く動けるようになるなどじゃ」
そのまんまだな
「次はスキルじゃ、まずはスキルの種類じゃが、固有スキル、ユニークスキル エキストラスキル ノーマルスキルがある。
1つずつ説明していこう
まず、固有スキルじゃがこれはよう分からんのじゃ、今分かってるのは特定の称号を手に入れると固有スキルが使えるくらいじゃ、ただし固有スキルの効果はかなり高いらしいぞ」
なるほど
「次はユニーク、エキストラ、ノーマルじゃがユニークはそうそう手にはいるものでは無いが1つでもあると戦闘で圧倒的に有利になる。
エキストラやノーマルは色々な種類があるり普通じゃ出来ないことも出きるようになるぞ。
スキルは特定の行動をしたときや運要素で入手できるぞ」
運なのかよ!
なんとかスキルをゲットして皆の役に立てるようにしないと
「そしてスキルにはアクティブスキルとパッシブスキルがある
例えば「剣術」は剣の扱いが上手くなる、これはパッシブスキルで常時発動しておる。
「剣技」はスキルレベルが上がると覚えられる技を任意に発動させて攻撃するわけじゃ、中には魔力を使い発動させる技もあるがな」
「次は魔法じゃがまず、この世界にはエルフや獣人などもおることを教えておこう」
ラルクさんがそう言うと回りの奴等がざわめきだした
恐らくエルフに反応しているのだろ
「今、そう言うもの達を入れてこの世界には約10億何千万人が生きておる
そのなかで魔法を使えるのは約6億人おるらしい」
結構いるのか?それとも案外少ないのか?私にはわからないや
「そして魔法の属性は下位属性の
ノーマル魔法の・火・水・風・土・電
エキストラ魔法の・光・闇
そして今のところ姫様だけが使える
ユニーク魔法の・空間じゃ
そして魔法はその人の才能だ
後天的に使えるようになることはまず無い」
「すみません、ノーマルは何となくわかるんですがエキストラの光と闇の効果はどんなのなんですか?」
刀夜が質問する
「うむ、光はアンデット系のモンスターを浄化したりや仲間を癒したりするのじゃ
闇は...よくわからんのじゃ」
ん?謎の間があったな、言うのを躊躇ったのか?
「一応その上位属性もあるのじゃが、それはまた今は良いじゃろう
1つ言っておくと下位と上位の間には埋めがたい差があると言っておこう」
魔法も覚えることが多いな
「スキルと同じで魔法にもレベルがありレベルが上がると使える魔法が増える
そしてレベルによって大体実力が分かる
レベル1~2  駆け出し
レベル3~6  1人前
レベル7~8  達人
レベル9         賢者
レベル10       極
になる、そして上位からは人外と呼ばれておる」
人外か...
「魔法については以上だ」
なるほど...魔法は才能なのか...
「称号についてはスキルと同じで特定の条件を満たすと手にはいる、大抵はとっても意味はないが特定の称号を手にいれると固有スキルが手にはいるぞ」
「ステータスやスキルや魔法についてはこれで以上だ」
なるほど、まぁ想像通りだな
「次は魔族や魔獣についてだ」
お、ついにか
「魔族は生まれたときから高純度の魔石をもち高いステータスをもち高威力の魔法を使う種族だ、そして体から無意識の内に魔力を出している。
魔獣は魔力を体内に取り込み後天的に魔石ができた獣などの事だ。魔獣は実力では魔族には届かないが人間からすると脅威だ。
そして魔獣は普通じゃ魔族には勝てないが魔獣は魔石を食べると強化される。つまり魔族並の力を持つ魔獣も居る。そして魔族も魔術も人もエルフなども魔素を吸収して魔力に変換している」
な、なるほど
「そして、人間が体内に別の者の魔力を取り込もうとすると自分の持っている魔力に反発し想像を絶する痛みの後、最終的には死ぬから気をつけるのじゃよ」
えぇ~と、つまりは違う血液型を輸血するようなものか
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
それから昼食を食べたりした後で自分達の持っているスキルの効果を聞いたり、スキルや魔法やらステータスの細かい所まで聞いたり、この国や世界の歴史を聞いて気がつくともう5時の鐘がなるくらいになっていた
「ふむ、これで大体は教えたぞ。明日からは実践練習があるから今日はしっかり休むのじゃよ」
お、終わった~、長かった
午後からのこの世界の歴史を話し出してからは寝るやつがチラホラいたな
まぁ私も眠りかけたんだけどね
そして話が終わるとさっさと神薔薇と青空と黒鞘は出ていってしまった
まぁとりあえず疲れたからご飯食べてお風呂入って寝たい...
「柚葉さんと刀夜はこれからどうする?
私はご飯食べるけど」
「じゃあ私も一種に行くわ」
「じゃあ俺も」
食堂に着くと既に用意されてあった
準備よすぎるでしょう、てか未来予知でも出来るのだろうか?
今日の夕食はパンにお肉にスープ、etc
結構豪華な夕食だった
とても美味しかったです
「じゃあ、また明日」
「うん、またねー」
「おうじゃあな」
夕食を食べ終えて柚葉さんと刀夜とも別れて自分の部屋に戻る
はぁ、今日の話長かったなー
それにしても明日から実践か...
はぁ...なんとしてもスキル覚えないと
魔法は無理かな?
疲れた...お風呂入って寝よう
そうだここのお風呂はなかなか広い浴場らしい楽しみだ......
あれ?私はどちらに入ればいいんだ?
いい朝日だなぁ
あ、そういえばこの世界も1日24時間らしいけど、30日で1ヶ月それが12ヶ月で1年らしい
そして時計も無いらしい、それでどうやって時間を知るのか?と昨日のご飯の時に聞いたら、一定の時間になると鐘がなるらしい
学校かよって思ったのは内緒だ
さて、さっき7時の鐘がなったしもう少ししたら朝食だな。そしてその後は訓練などをすると言っていたな...
...とりあえず顔を洗って来よう
そう思い洗面台に行き蛇口を捻る
あ、昨日の分かったがやっぱりこの世界は科学が発展していない。ただ魔法で似たような働きが出来るらしい。今も蛇口を捻って水が出るのは、風の魔法が使われているらしい
便利だなぁ
そう思いつつ顔を洗い終わりやることが無いのでベッドに腰をおろして....
そっから何しよう?
向こうの(地球)世界では暇なときは家の掃除をしたり裁縫したりおやつを作ったりしてたけど...
掃除はすることも無いほど部屋はピッカピカだし、裁縫とかおやつ作りは道具がないし...
よし、ボーッとしとくか
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「優さま。お時間です」
何もすることが無いからボーッとしはじめてから約20分位たった頃にメイドさんが呼びにきてくれた
今回は普通にノックをしてドアから入ってきた
「あ、了解です」
と、言いついていく
今、私が居る部屋から食堂までは約5分位だ
地味に長い
しかも本当に広いな~
私は道を覚えるのは得意だけど、普通に迷子が出てもおかしくない広さだ
おっとそんな事を考えていると食堂に着いた
食堂の中に入ると長テーブルが数十個置かれてありその上には朝食が置かれてある
因みにこの世界の主食はパンだ。
お米食べたい...
「それでは私はここで失礼します。何かあればお呼びください」
「あ、有難うございます」
礼儀は大事だよね
食堂内には既に何人かは居るようだ
早速私も食べるとしよう
席に着くと食堂に柚葉さんと刀夜がやって来た
いっつも2人で居るな。仲が良いな
そしてすぐ私に気づいたみたいだ
「やぁ、おはよう優くん!」
「おはよ、優」
「おはよ、2人とも」
「やっぱ、治ってないな?」
「そうだねー」
ん?何の事だ?昨日の怪我の事か?
「怪我ならもう治ってるよ?」
「違うよ~。私たちが言っているのは優くんの体の事だよ」
え?...あ、なるほど
女の体になってたのすっかり忘れてた
「すっかり忘れてたよ、確かに治ってないな」
「おいおい自分の事だろ。覚えとけよな」
「そうだな」
「それより、私たちも朝食、食べよっか」
と、言いつつ私の隣に座る......
え?
そして案の定、今食堂に居る男子全員から
「アイツ...殺す...」
と、殺気の籠った視線が飛んでくる
柚葉さんは回りのこの視線に気づいてないのか?それともわざとやってるのか?
「あぁ~柚葉さん?」
「ん?何?」
柚葉さんを呼ぶと屈託のない笑顔で聞き返された
あ、これ天然だわ
しかも、そんな笑顔で聞かれたらなにも言えないじゃないですか...
そしてさらに殺気のレベルが「アイツ...殺す...」から「...貴様...覚悟は出来たか?」位になった
刀夜に助けを求めるように視線を動かすと...目を逸らされた
くそぅ...
こんなところ、神薔薇に見られたら今度こそただではすまない
よし、神薔薇が来ないうちにさっさと朝食を食べて部屋に戻ってで2度寝でもしよう
「...優くん?なに考えてるの?」
「え?あ、早くご飯食べないと冷めちゃうなって」
「そうだね」
今、テーブルにあるのはパン(コッペパンみたいなやつ)とスープ(普通にコンソメかな?)と野菜とその他美味しそうなものが置かれ
まぁ、取り敢えず頂きます
その後、神薔薇が来ることなく(クラスメイトからの殺気はずっと)平和にご飯を食べてさっさと部屋に戻った
食堂を出るときに柚葉さんとメイドさんに話しかけられた
柚葉さんからは
「後で部屋に行くね」
だ、そうだ
因みにこの台詞でクラスメイトの視線がもう...なんか...怖かった
(死んでも死なせずにずっと苦痛を与えてやる!)
みたいな感じだった
メイドさんからは
「この後、訓練がありますので8時50分時にお呼びいたします」
だ、そうです
ドアを開けたらメイドさんが立っててめっちゃびっくりした
なんなんだろうね?普通に怖いよ
てかどうやって時間を細かく把握してるんだ?
あ、ご飯はとても美味しかったです
さて、食堂出て迷路みたいなお城の中を歩き迷うことなく無事に部屋に着けた
食堂を出る前に8時の鐘がなってたし、今は8時10分くらいかな?
2度寝しようかなと思ってたけどこの後柚葉さんが来るらしいし...まぁ準備して待っとこう
この部屋にはあのフルーツ(ナパの実って言うらしい)とナイフと飲み物(お茶はある)をメイドさんに頼んで持ってきてもらった
ついでナパの実の切り方も教えてもらった
さて、早速切っていこう
それから鼻唄を歌いながら切っていると扉がノックされた
もう来たのかな?
「どうぞ~」
「おっす、来たぞ~」
「刀夜だけ?それなら座って待ってて今、ナパの実を切ってるから」
「お、そうかサンキュー」
それから刀夜の分も切り終えてお皿に盛り付け持っていく
「お待たせ、人を迎えるんなら本当はケーキとかクッキーとか用意したいんだけど材料がなくてね。これで我慢してくれ」
「お、おう。ありがとよ」
(あれぇ?こいつ男だよな?あれ?女子力高すぎじゃね?)と思われていた
知らぬうちに刀夜から、性別を疑われていた優だった
刀夜がそんなことを考えていると扉が開いた
「やぁ、優くんお待たせ~、あれ?刀夜先に来てたの?どうしたの考え事?」
「いや、ちょっと優について考えてただけだ」
ん?私について?何だろう?
まぁ、いいか
「あ、柚葉さんのもどうぞ」
お茶とナパの実を渡す
「ありがと~」
早速私も1口...
美味しい
「あ、そういえば何しに来たの?」
「ん?俺は暇だったからな」
「そこに優くんが居るから」
...あ、はい
登山家かな?
「それよりもうすぐ訓練だってよ。何すんだろうな?」
そうだな、いきなり戦うってことは無いと思うけど
「うーん、まぁそのときになれば分かるんじゃね?」
「そうだねー」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
それから色々話していると扉がノックされた
「優様お時間です」
メイドさんが呼びに来た
「もうそんな時間かぁ」
「早いねー」
「じゃあ2人とも行こうか」
そう言って連れていかれたのは普通の部屋だった
いや、昨日までは普通に見ていた部屋だった
そう黒板と椅子と机が並べられていた
そうつまり教室だった
「では」
と、言ってメイドさんは歩いていった
一体どこに行っているのだろうか?
まぁいいか
取り敢えず座れば良いのかな?
取り敢えず座ろう
もう皆すでに座っていた。って、あれ?先生がいる?
「なぁ、刀夜」
「ん?なんだ?」
「何で先生いるの?」
「あぁ、生徒が危ないところに行くのに先生の私が行かないわけには...って言って取り敢えず回復魔方師としてついていくらしいぜ?」
なるほど
「取り敢えず座ろうぜ?」
刀夜が空いてる席を指差しながら言ってきた
そうだな
空いているのは1番後ろの列の3席と1番前の3席だった
私がどちらを選ぶかだって?
もちろん後ろだ
「どうゆうことなんだろうね?」
隣に座った柚葉さんが聞いてくる
その隣には刀夜が座った
まぁ、私に聞かれても分かんないけど
「まぁ、説明してくれるだろ」
まぁ刀夜が言う通りだろうな...
そんな事を話していると神薔薇と青空と黒鞘が入ってきた
最後お前らかよ
部屋に入ってくるなり私を見つけると舌打ちをしながら前の席に座った
素直だな?
ずっとそのままで居てくれないかな?
そんな事を考えていると白衣を来た老人がやって来た
「さて、皆集まっているかな?今ここに集まっているのは昨日、戦うと言った者たちじゃな?」
なるほど
「さて、何故ここに集まってもらった理由じゃが、簡単にこの世界の常識を知ってもらうためじゃ」
なるほど
「そなた達の世界ではスキルや魔法は無く、魔族や魔獣なども居らんらしいな。じゃがこの世界では魔法もスキルもあり、魔獣や魔族、更に言えば様々な種族がいる」
つまりこの世界について教えてくれるわけか
「それを今日1日かけて説明するぞ。
おっと自己紹介を忘れていたな儂はラルクと言う者じゃ、今日1日よろしくな」
そう言ってラルクさんは良い笑顔で話始めた
「では早速じゃが始めようか。
まずステータス表記から説明していくぞ
まずレベル表記だがこれは魔族や魔獣を倒すと経験値が手にはいる、これが一定量貯まるとレベルが上がる
レベルが上がると力などが上がるぞ
レベルの上限は100が最高じゃが、特定の固有スキルをもっとるとその限りじゃないぞ。勇者などがそれじゃ。レベルが100以上の者を超越者とも言う」
なるほど、つまり神薔薇、刀夜、私はレベルの上限が皆とは違うと言うわけか
「体力はその物の生命力じゃ、これが0になると...死ぬから気を付けておくように。
スタミナはその物がどれくらい動けるかじゃ、どのくらい走れるかとかそうゆうのじゃ。
魔力はスキルや魔法を使うためのやつじゃ。多いほど強い魔法や強いスキルが使えるぞ、あと魔力は普通誰しもが持っているもじゃ」
つまり魔力は車を走らすガソリンってことかな?
「この3つは時間が立てば勝手に回復していくぞ、ただ体力は回復するのが遅いから光魔法で回復させたりポーションなどで回復するのが普通じゃ」
やっぱドラク○みたいな感じで良いのかな?
「そして力、防御、素早さは文字通りじゃ力が強くなる、ダメージを受けにくくなる、早く動けるようになるなどじゃ」
そのまんまだな
「次はスキルじゃ、まずはスキルの種類じゃが、固有スキル、ユニークスキル エキストラスキル ノーマルスキルがある。
1つずつ説明していこう
まず、固有スキルじゃがこれはよう分からんのじゃ、今分かってるのは特定の称号を手に入れると固有スキルが使えるくらいじゃ、ただし固有スキルの効果はかなり高いらしいぞ」
なるほど
「次はユニーク、エキストラ、ノーマルじゃがユニークはそうそう手にはいるものでは無いが1つでもあると戦闘で圧倒的に有利になる。
エキストラやノーマルは色々な種類があるり普通じゃ出来ないことも出きるようになるぞ。
スキルは特定の行動をしたときや運要素で入手できるぞ」
運なのかよ!
なんとかスキルをゲットして皆の役に立てるようにしないと
「そしてスキルにはアクティブスキルとパッシブスキルがある
例えば「剣術」は剣の扱いが上手くなる、これはパッシブスキルで常時発動しておる。
「剣技」はスキルレベルが上がると覚えられる技を任意に発動させて攻撃するわけじゃ、中には魔力を使い発動させる技もあるがな」
「次は魔法じゃがまず、この世界にはエルフや獣人などもおることを教えておこう」
ラルクさんがそう言うと回りの奴等がざわめきだした
恐らくエルフに反応しているのだろ
「今、そう言うもの達を入れてこの世界には約10億何千万人が生きておる
そのなかで魔法を使えるのは約6億人おるらしい」
結構いるのか?それとも案外少ないのか?私にはわからないや
「そして魔法の属性は下位属性の
ノーマル魔法の・火・水・風・土・電
エキストラ魔法の・光・闇
そして今のところ姫様だけが使える
ユニーク魔法の・空間じゃ
そして魔法はその人の才能だ
後天的に使えるようになることはまず無い」
「すみません、ノーマルは何となくわかるんですがエキストラの光と闇の効果はどんなのなんですか?」
刀夜が質問する
「うむ、光はアンデット系のモンスターを浄化したりや仲間を癒したりするのじゃ
闇は...よくわからんのじゃ」
ん?謎の間があったな、言うのを躊躇ったのか?
「一応その上位属性もあるのじゃが、それはまた今は良いじゃろう
1つ言っておくと下位と上位の間には埋めがたい差があると言っておこう」
魔法も覚えることが多いな
「スキルと同じで魔法にもレベルがありレベルが上がると使える魔法が増える
そしてレベルによって大体実力が分かる
レベル1~2  駆け出し
レベル3~6  1人前
レベル7~8  達人
レベル9         賢者
レベル10       極
になる、そして上位からは人外と呼ばれておる」
人外か...
「魔法については以上だ」
なるほど...魔法は才能なのか...
「称号についてはスキルと同じで特定の条件を満たすと手にはいる、大抵はとっても意味はないが特定の称号を手にいれると固有スキルが手にはいるぞ」
「ステータスやスキルや魔法についてはこれで以上だ」
なるほど、まぁ想像通りだな
「次は魔族や魔獣についてだ」
お、ついにか
「魔族は生まれたときから高純度の魔石をもち高いステータスをもち高威力の魔法を使う種族だ、そして体から無意識の内に魔力を出している。
魔獣は魔力を体内に取り込み後天的に魔石ができた獣などの事だ。魔獣は実力では魔族には届かないが人間からすると脅威だ。
そして魔獣は普通じゃ魔族には勝てないが魔獣は魔石を食べると強化される。つまり魔族並の力を持つ魔獣も居る。そして魔族も魔術も人もエルフなども魔素を吸収して魔力に変換している」
な、なるほど
「そして、人間が体内に別の者の魔力を取り込もうとすると自分の持っている魔力に反発し想像を絶する痛みの後、最終的には死ぬから気をつけるのじゃよ」
えぇ~と、つまりは違う血液型を輸血するようなものか
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
それから昼食を食べたりした後で自分達の持っているスキルの効果を聞いたり、スキルや魔法やらステータスの細かい所まで聞いたり、この国や世界の歴史を聞いて気がつくともう5時の鐘がなるくらいになっていた
「ふむ、これで大体は教えたぞ。明日からは実践練習があるから今日はしっかり休むのじゃよ」
お、終わった~、長かった
午後からのこの世界の歴史を話し出してからは寝るやつがチラホラいたな
まぁ私も眠りかけたんだけどね
そして話が終わるとさっさと神薔薇と青空と黒鞘は出ていってしまった
まぁとりあえず疲れたからご飯食べてお風呂入って寝たい...
「柚葉さんと刀夜はこれからどうする?
私はご飯食べるけど」
「じゃあ私も一種に行くわ」
「じゃあ俺も」
食堂に着くと既に用意されてあった
準備よすぎるでしょう、てか未来予知でも出来るのだろうか?
今日の夕食はパンにお肉にスープ、etc
結構豪華な夕食だった
とても美味しかったです
「じゃあ、また明日」
「うん、またねー」
「おうじゃあな」
夕食を食べ終えて柚葉さんと刀夜とも別れて自分の部屋に戻る
はぁ、今日の話長かったなー
それにしても明日から実践か...
はぁ...なんとしてもスキル覚えないと
魔法は無理かな?
疲れた...お風呂入って寝よう
そうだここのお風呂はなかなか広い浴場らしい楽しみだ......
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