ハズレ勇者はユニーク魔法と固有スキルで無双する?

ゆう

ステータス

「よく勇者召喚に答えてくれた、礼を言うぞ。さて来てもらって早速だが本題に入ろう。そなた達には魔族、そしてそれを率いる魔王を倒してもらいたい。」


「ちょ、ちょっと待ってください、俺達は数十分前まで戦いの無い平和な暮らしをしてたんですよ、急に戦えって言っても...」


刀夜がそう言うと大臣か貴族と思われる男から声が上がった


「貴様!王の許しも無く勝手に発言をして!」


「良い、呼び出されたばかりじゃろう、それに質問くらいは答えてやろう」


「まずそなた達に戦ってもらう相手は先程も言ったが魔族、そしてそれを率いる魔王だ。
魔族はここ数十年は動きがなかったのだが1ひとつきほど前に動きがあったと連絡が来た。
そして我が国には古くから伝わる伝承がある内容は
[悪しきものが動くとき勇者を呼びだせ、さすれば世界に平和が訪れる]
それに加え我が国は2年前に戦争があり人手が足りぬのだ」


いや、その伝承はひどくね?
人任せすぎでしょう?


「そこで私達を呼んだと言うことですか?」


「そうだ」


「けど、だからって生徒を戦いに巻き込むなんて私は反対です、それにこの子達はまだ子供ですよ?」


「...生徒?つまりお主らにも別の世界が合ってそこで平和に暮らしておったと言うわけか?」


「え?...えぇ...」


「そうか...それはすまぬことをした...だが、それを聞いても頼みがある。我が国に力を貸してくれ」


この国はかなりいい国なのだろうか?
まぁ、この王様の演技の線もあるけど...
小説とかでよくある裏がある国じゃないことを願おう


「そ、それはさっきも言いましたがこの子達は子供で力もないんですよ!」


「力に関しては大丈夫だ、そうだったな?バボン」


「はっ!召喚された者は普通の者より強い力を持っております」


「だ、そうだ。」


「力なんてどうでもいい!そんなことより俺を元の世界に返してくれ!」


神薔薇の取り巻き2人はさっきから俺、俺、俺達じゃないのか...自分だけしか考えてないな


「残念ながらそれは無理だ」


「な、なんでだよ!」


「き、貴様!王に向かってその口の聞き方はなんだ!」
 

「良い、それについてはステータスを確認するときに一緒に説明させようもし戦う事を拒んでも一人前になるまでは国が保証してやろう」


「わ、分かりました」


刀夜が代表して答える


「では、戦うかどうかはステータスを見てから決めるといい。
ルナ出てきなさい」


王がそう言うと俺達を召喚したと思われる少女が出てきた


「お呼びでしょうか?」


「勇者さまのステータスを調べて差し上げなさい」


「分かりました...
では着いてきてください」


そういうと少女は歩いて扉から出ていった


「優いくぞ」


「わかったよ」


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今さらだがこの城は中世のお城にそっくりってゆうか正にThe・お城って感じだ
それに凄く大きい


「さて勇者様方、着きました」


そういって少女はこれまた重工そうな扉の前で止まった


「お入り下さい」


その部屋は学校の体育館の半分位の広さで真ん中に水晶?みたいな物が1つ置いてあった、それ以外は無い


「まず自己紹介をしましょう
私はイルゼ王国第2王女のルナ=イルゼ=ランジェスです」


第2王女だったのか


「まず勇者様方が元の世界に戻れない理由ですが...
分からないからです」


...ん?


「召喚の詠唱と魔方陣は分かるのですが、送還の詠唱も魔方陣も分からないのです」


局所的だな、陰謀でも働いてるのだろうか?って疑いたくなるほどだな


「それに召喚にはかなりの魔力が必要なのです、なので恐らく送還の魔法もそれに相当する魔力が必要でしょう。つまり送還の魔法が分かったとしても送還は当分無理でしょう」


「そ、そんな...」


「こちらも送還の方法を調べてみますが...時間がかかるうえに分かるかも分かりません...」


「だって皆どうする?
俺は戦ってもいいけど」


「神薔薇いいのか?!」


「だって魔王倒したら皆救われるんだろ?だったら俺はやるぜ。
皆もやるよなぁ?」


「.....やるよ」


「...俺も」


「皆がいいのなら俺も異論は無いが...優はどうだ?」


ここで私に振るか?


「私も良いと思うよ」


「よっし決まりだな。じゃあ姫さんどうやってステータス図るんだ?」


「では、1人ずつあの水晶に手を触れてください」


「あれか...
じゃあ俺からいくぜ」


神薔薇はそうゆうと水晶をさわった


....何も起こらないなと思っていると


「これが神薔薇様のステータスです」


姫様が紙?石板?の様なもの渡した、
大きさはスマホより多少大きい位か


「これはステータスプレートといい自分自身のステータスが表示されます」


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名前:神薔薇 明光
年齢:18
性別:男
レベル:1


体力:200/200
スタミナ:200/200
魔力:100/100
力:140
防御:150
素早さ:140


固有スキル
・勇者


ユニークスキル
・瞬光


エクストラスキル
・身体強化LV1・鑑定LV1・剣技LV1


ノーマルスキル
・剣術LV1・体術LV1・物理耐性LV1・魔法耐性LV1・威圧LV1・言語理解


魔法
・火魔法LV1
・光魔法LV1


称号
・異世界人・選ばれし者


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「おぉ、俺勇者だ!」


あいつが勇者か...


「いきなり勇者様なんて、しかもかなり強力です。
この世界のステータスの標準はレベル1の時点でおよそ70~80になります」


「この固有スキルとかはレベル表示はなんだ?」


「1つずつ説明させて頂きます」


おわ!メイドさん...神出鬼没しんしゅつきぼつ過ぎるでしょう


「レベルは魔物を倒すと上がるようになっています。魔物には二種類あり突然沸いてくる魔物、ゴブリンやオークなどのことです。
もう1つは正確には魔獣と呼ばれ獣が魔力を取り込み魔物化したものです。これらを倒すことにより経験値が手に入りレベルが上がっていきます。
レベルが上がるとステータスが上昇します。 
さきほど姫様が言っておられましたが参考まで言っておきますとこの世界のステータスの平均はおよそ70~80前後になります」


なるほど...ドラ○エみたいなものか?それに平均70~80前後か...神薔薇は十分強いと言う訳か


「スキルとは何かしらの成長が認められたとき手に入ります
ただし固有スキルについては例外です」


ざっくりだな


「そしてこの神薔薇様の持っているスキルの効果は...
固有スキル
・勇者[レベル制限が無くなり経験値獲得量が多くなる]


ユニークスキル
・瞬光[自分から半径10メートル以内であれば1メートルにつき魔力を10使い瞬時に移動することができる]


エクストラスキル
・身体強化[魔力量に応じて己を身体能力を約3倍に強化する《但し使い終わると反動が来て強化した時間分のステータスが半減する》]
・鑑定[情報を見ることが出来る]
・剣技[剣を操るのが巧くなる]


ノーマルスキル
・剣術[剣を使う技を使えるようになる]
・体術[受け身や体を使う技を使えるようになる]
・物理耐性[物理攻撃を受けたときにダメージを和らげる]
・魔法耐性[魔法攻撃を受けたときにダメージを和らげる]
・言語理解[言葉が解るようになる]
とゆう効果があります。
スキルは使えば使うほどレベルが上がっていきます、レベルが上がると魔力消費量が少なくなり効果も上がっていきます。
スキルについては以上になります」


なるほど結構重要そうだ


「続いては魔法についてです。
この世界には空気中に魔素が漂っています。これを吸収すると体の中で魔力になります。魔法は自分の体に宿った魔力を使い発動させます。ただ誰にでも魔法が使えるわけではありません。
人によっては魔素の変換効率が悪かったり全く魔力にならないひとも居ます」


なるほど...


「そして魔法の属性はその人により変わります。神薔薇様は2属性持ちですが普通は1属性のみになります。属性は
・火・水 ・土・風・電
珍しい・光・闇
1人のみ・空間
があります」


空間は1人のみ...


「因みに私の空間魔法で勇者様を召喚しました」


まさかの姫様だった
...話し方がフレンドリーだな


「そしてその上位属性の
・炎・氷・大地・嵐・雷
・神聖・深淵
・時空
がありますが上位属性は魔法を極めた者のみがたどり着けます。
魔法が使える者は6億人居ると言われておりますが今確認されてる上位属性の方は、約5百人になります」


す、少な!


「魔法にもレベルがあり魔法もスキルと同じで使えば使うほどレベルが上がっていきます。
魔法については以上になります」


「この称号はなんだ?」


「称号もスキルと似たようなもので、とある条件をクリアすると貰えます、そして特定の称号をゲット致しますと固有スキルが等が手に入ります。
選ばれし者という称号は勇者の固有スキルを手に入れることができます。
異世界人は言語理解が手に入ります。
称号については以上になります」


「説明は以上になります」


「では早速次を測定しましょう━━」


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「次の人」


皆、次々に測って行ったが今のところ勇者は神薔薇1人だけでユニークスキルを持っていたのも神薔薇だけだ
そして残りは私と刀夜と柚葉さんだけだ


「じゃあ俺から行くぜ」


そうゆうと刀夜は水晶に触った━━


「これが夜桜 刀夜様のステータスになります」


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名前:夜桜 刀夜
年齢:17
性別:男
レベル:1


体力:148/148
スタミナ:115/115
魔力:95/95


力:120
防御182
素早さ86


固有スキル
・勇者


ユニークスキル
・限界突破


エクストラスキル
・剣技LV1・自動回復LV1


ノーマルスキル
・剣術LV1・気配探知LV1・魔力探知LV1・言語理解


魔法
・光魔法LV1


称号
・異世界人・選ばれし者


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「おっ勇者だ!」


「勇者様が2人も...」


刀夜が2人目の勇者らしい


「この気配探知と魔力探知は何となく分かるですが、限界突破と自動回復はどうゆう効果なんですか?」


「限界突破は身体強化の上位互換で反動が無くなります。
自動回復は体力が自動的に回復致します」


なるほど防御も高いし感知スキルが2つもある、そして力も高い不意討ちなんかは効かなそうだ


「じゃあ次は私ねー」


次は柚葉さんか
最後は私か...


「こちらが一 柚葉様のステータスになります」


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名前:一 柚葉
年齢:17
性別:女
レベル:1


体力:80/80
スタミナ:68/68
魔力:200/200
力:80
防御100
素早さ90


エクストラスキル
・詠唱破棄・魔力操作LV1


ノーマルスキル
・魔力回復LV1・魔力感知LV1・言語理解


魔法
・水LV1
・風LV1
・光LV1


称号
・異世界人


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「こ、これは、3属性持ち?!
それに魔力も多い」


「おぉー、これが私のステータスかー」


柚葉さん、嬉しそうにしてるな
それに魔力だけなら勇者以上だな


「解説致しますと詠唱破棄は魔法を行使する際には詠唱と魔法名が必要なのですがその詠唱を言わず、魔法名で発動させることが出来ます。魔力操作は消費魔力が少なくなったり魔法の威力が上昇したり体から離れた魔力を操作することが可能になります」


なるほど....
柚葉さんはドラ○エで言う魔法使いってところだろうか?


そんな事を思っていると


「では最後の1人ですね、どうぞ」


遂に私の番か...せめて平均くらいには...
と、思い水晶に手にを乗っける


すぐにメイドさんがステータスプレートを持ってきてくれた


「これが一 優様のステータスになります」




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名前:一 優
年齢:18
性別:女
レベル:1


体力:60/60
スタミナ:50/50
魔力:60/60
力40
防御45
素早さ40


固有スキル
・勇者


ノーマルスキル
・言語理解


称号
・異世界人・選ばれし者


━━━━━━━━━━━━━━━


........え?

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