不遇職テイマーの成り上がり 〜スキル【吸収】でモンスターの能力を手に入れ、最強になる〜
第30話 テイマーはダンジョンについて学ぶ
翌日、俺達は冒険者ギルドに向かった。
ダンジョンに入るには、冒険者ギルドから許可証を貰わなければいけないようなので、それを貰いに行く。
「あそこか」
冒険者ギルド本部と書かれた看板があったので、すぐに分かった。
今までのギルドより建物が大きくて、規模が違うのが一目で分かる。
扉を開け、中に入る。
ギルド内は、朝だというのに凄く賑わっていた。
酒場、武器屋、防具屋、道具屋、……様々な店がギルド内で開かれており、欲しいものがあれば、ここで買い物をすれば全て揃うんじゃないか? 思ってしまう程だった。
そんな事はさておき、許可証を貰うために受付へ向かう。
「ダンジョンに入るための許可証が欲しいのですけど、手続きはどこですればいいですか?」
「ギルドカードを出してもらってもいいですか? ダンジョンに入るための基準を満たしていれば、ギルドカードが許可証になります」
「どういう基準なんですか?」
「ダンジョンにはモンスターと遭遇する機会が多いので、最低限の強さがないと一階層でも厳しい冒険者がいます。犠牲者を少なくするためにも冒険者のランクがD以上じゃないと許可が出せないんですよ」
つまり、冒険者ランクがD以上ないとダンジョンには入れないという事だ。
……あれ、俺達ってEランクじゃなかったっけ。昇格してない……よな?
って事は、入れない?
いや、物は試しだ。ダメ元でギルドカードを渡してみよう。
俺とシャルとレナの3人のギルドカードを渡す。
「申し訳ありませんが、Eランクの方に許可証をお渡しする事は……いえ、少々お待ちください!」
そう言って、受付嬢は資料を漁りだした。
一体何があったのだろうか。
「……アレン=ラングフォード様ですね。これまでの成果、及び商人組合の推薦もあり、アレン様のパーティ全員のランクをCランクに昇格となりました。よって、ここに許可証を発行します」
商人組合の推薦?
もしかすると、ウィンドウルフを倒した事が関係あるかもしれない。
商人組合と交流があったとかでもないし、そうとしか考えられないな。
てか、Cランクに昇格って聞こえたけど、正しいのか?
「Cランクですか?Dランクの間違いじゃなくて?」
「はい。ギルドはCランクが適正だと判断したので、Cランクとなりました。おめでとうございます!」
「ありがとうございます」
実力が認められたって事か?
よく分からないけど、ランクが上がるのは良いことだろう。
「そのギルドカードは、ダンジョンの許可証としても有効となりましたので、お返ししますね」
と、3人分のギルドカードが返ってきた。
さて、これでダンジョンに入れるようになった訳だが、俺達はダンジョンについて何も知らない。
知識も無く、ダンジョンに行くのは良くないはずだ。何たって、モンスターが自然に沸いてくるような場所だからな。聞いた話によると、トラップなんかも存在するらしい。
そのため、俺達はダンジョンがどういう場所なのか、知っておく必要があるだろう。
「ダンジョンについての本とかってありますか?」
許可証を貰ったついでに聞いてみた。
「それならギルドを出て、左の道を真っ直ぐ進んだところに図書館があるので、そこ利用すると良いと思います」
「なるほど、利用してみよう思います」
図書館か。
本をたくさん保管されている場所で、それを自由に読める場所だよな。
色々とダンジョンについて情報が得られるかもしれない。
早速行ってみよう。
ギルドを出て、左の道を真っ直ぐ進んでいくと、大きな建物が見えてきた。
「あれが図書館かな?」
「たぶんな。それにしても結構な大きさだな」
ギルドと同じくらいの大きさの建物で、よく目立つ。
中に入ってみると、たくさんの本棚が並んでいて、椅子に腰掛けて読書している人が見られる。
「こんだけある中からダンジョンについての本を探さなきゃいけないの?」
「いや、そうでもなさそうだ」
レナと同じように俺も少し絶望したが、よく見るとジャンル別に置いてある本が違っていて、探すのはあまり困難じゃなさそうだった。
「アレン、ここ」
シャルは既に本を探し始めていた。早いな。
シャルのもとへ行くと、そこには冒険者が重宝しそうな本がたくさんあった。
「でかしたぞ、シャル」
「うん」
少し嬉しそうにするシャル。
さて、この中からダンジョンについての本を探そう。
本は、すぐ見つかった。
『ヴァスノスのダンジョンの歩き方』という題名の本だ。
ヴァスノスのダンジョンは、今まさに俺たちが行こうとしているダンジョンだったので、丁度良かった。
冒険者だった男が書いたもので、冒険者目線でダンジョンとはどういう場所か、というのを分かりやすく解説していた。
やはりトラップが非常に厄介らしく、それを無効化するには探索系のスキルに長けた職業の者が役に立つらしい。
ウチのパーティに探索スキルが長けている奴なんていないしなぁ。いや、そもそも所持している奴もいないが。
……うーん、パーティメンバーでも探してみるか。
ダンジョンに入るには、冒険者ギルドから許可証を貰わなければいけないようなので、それを貰いに行く。
「あそこか」
冒険者ギルド本部と書かれた看板があったので、すぐに分かった。
今までのギルドより建物が大きくて、規模が違うのが一目で分かる。
扉を開け、中に入る。
ギルド内は、朝だというのに凄く賑わっていた。
酒場、武器屋、防具屋、道具屋、……様々な店がギルド内で開かれており、欲しいものがあれば、ここで買い物をすれば全て揃うんじゃないか? 思ってしまう程だった。
そんな事はさておき、許可証を貰うために受付へ向かう。
「ダンジョンに入るための許可証が欲しいのですけど、手続きはどこですればいいですか?」
「ギルドカードを出してもらってもいいですか? ダンジョンに入るための基準を満たしていれば、ギルドカードが許可証になります」
「どういう基準なんですか?」
「ダンジョンにはモンスターと遭遇する機会が多いので、最低限の強さがないと一階層でも厳しい冒険者がいます。犠牲者を少なくするためにも冒険者のランクがD以上じゃないと許可が出せないんですよ」
つまり、冒険者ランクがD以上ないとダンジョンには入れないという事だ。
……あれ、俺達ってEランクじゃなかったっけ。昇格してない……よな?
って事は、入れない?
いや、物は試しだ。ダメ元でギルドカードを渡してみよう。
俺とシャルとレナの3人のギルドカードを渡す。
「申し訳ありませんが、Eランクの方に許可証をお渡しする事は……いえ、少々お待ちください!」
そう言って、受付嬢は資料を漁りだした。
一体何があったのだろうか。
「……アレン=ラングフォード様ですね。これまでの成果、及び商人組合の推薦もあり、アレン様のパーティ全員のランクをCランクに昇格となりました。よって、ここに許可証を発行します」
商人組合の推薦?
もしかすると、ウィンドウルフを倒した事が関係あるかもしれない。
商人組合と交流があったとかでもないし、そうとしか考えられないな。
てか、Cランクに昇格って聞こえたけど、正しいのか?
「Cランクですか?Dランクの間違いじゃなくて?」
「はい。ギルドはCランクが適正だと判断したので、Cランクとなりました。おめでとうございます!」
「ありがとうございます」
実力が認められたって事か?
よく分からないけど、ランクが上がるのは良いことだろう。
「そのギルドカードは、ダンジョンの許可証としても有効となりましたので、お返ししますね」
と、3人分のギルドカードが返ってきた。
さて、これでダンジョンに入れるようになった訳だが、俺達はダンジョンについて何も知らない。
知識も無く、ダンジョンに行くのは良くないはずだ。何たって、モンスターが自然に沸いてくるような場所だからな。聞いた話によると、トラップなんかも存在するらしい。
そのため、俺達はダンジョンがどういう場所なのか、知っておく必要があるだろう。
「ダンジョンについての本とかってありますか?」
許可証を貰ったついでに聞いてみた。
「それならギルドを出て、左の道を真っ直ぐ進んだところに図書館があるので、そこ利用すると良いと思います」
「なるほど、利用してみよう思います」
図書館か。
本をたくさん保管されている場所で、それを自由に読める場所だよな。
色々とダンジョンについて情報が得られるかもしれない。
早速行ってみよう。
ギルドを出て、左の道を真っ直ぐ進んでいくと、大きな建物が見えてきた。
「あれが図書館かな?」
「たぶんな。それにしても結構な大きさだな」
ギルドと同じくらいの大きさの建物で、よく目立つ。
中に入ってみると、たくさんの本棚が並んでいて、椅子に腰掛けて読書している人が見られる。
「こんだけある中からダンジョンについての本を探さなきゃいけないの?」
「いや、そうでもなさそうだ」
レナと同じように俺も少し絶望したが、よく見るとジャンル別に置いてある本が違っていて、探すのはあまり困難じゃなさそうだった。
「アレン、ここ」
シャルは既に本を探し始めていた。早いな。
シャルのもとへ行くと、そこには冒険者が重宝しそうな本がたくさんあった。
「でかしたぞ、シャル」
「うん」
少し嬉しそうにするシャル。
さて、この中からダンジョンについての本を探そう。
本は、すぐ見つかった。
『ヴァスノスのダンジョンの歩き方』という題名の本だ。
ヴァスノスのダンジョンは、今まさに俺たちが行こうとしているダンジョンだったので、丁度良かった。
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