天使の力を授かった僕は、勇者よりも強いんですが…

かふ

12話 侵攻の鋼蜘蛛

森を蹂躙しながら歩くスキャンテラ
は迷わず港町へ足を進めていた

この事が市民に公開され
討伐隊が結成された

「一般市民に討伐隊をやらせるなんて…」
結成された討伐隊を見ながら言った

彼女はこう応えた
「仕方ないわ、皆この町を失いたくないもの」

「メル、僕も参加しなきゃいけない、だからもう行くね」
あぁ、戦いたく無いのに

「えぇ、気をつけてね、もし何かあったら救護班まで来てね…」
僕に勇気づけるために笑顔で
言ってくれたのだろうけど、やっぱり内心不安らしい

僕は戦いに参加するべく、町の集会所に行き、参加登録を行った

「助かります、能力持ちの人が参加してくれて…百人力ですありがとうございます」
そう役員の人は言っていた

力を使いこなせない僕が戦力に
なるのだろうか…
不安な足取りで防衛線である、
西エリアに向かった


〜防衛線:西エリア〜

そこには数百人の最低限の装備をした市民達が集まっていた

「思ったよりも結構いるんだな…
けど、魔法機動隊でも倒せなかった
相手…幾ら人数が多くても奴を
倒せるのかな…」
もう不安でしかない

ここの西エリア以外に、森林エリア
崖エリアの2つのエリアがあり
ここ西エリアは最終防衛ライン
森エリアは注意を引き付け、
進行方向を別にする役
崖エリアは狙撃隊が待機し奴が指定の位置に来た時一斉射撃する…

僕らには音伝石と言う通信道具を
渡された

「音伝石か、これで仲間と連絡が
取れるのか…メルも支給されたかな、」
1人なのでとても退屈だった、友達を作ろうかと思ったけど今そんな
空気ではなかった…

その時

「奴が来たぞー!」
音伝石から勢いよく聞こえてきた
森林エリアで待機して
いる部隊からだった





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