神王のスローライフまで
sideストーリー 公爵編 上
ルイン公爵
そもそも、この人物に対して本編では1話以下に近い状態で必要性があるにも関わらず処刑された。
なので、今回はこの人に対して掘り下げようとする。
ルイン公爵は、ラリティア王国の二代前の国王の次男として誕生した。
ルイン公爵は、処刑される最後まで性格が変わった。
いや、変えさせられた、と言うべきだろう。
元々、ルイン公爵もといルインは献身的な性格で兄、前国王エルダストを支えるために
エルダストは武術、内政の政務。
ルインは、財政、法学と分けて勉強していた。
これには、当初の国王も反対したが結局当初の国王が折れる形で了承した。
これには、兄弟も喜んだ。
そして、成人すると二人は国の将来の中枢を担うスリースターとなった。
しかし、事件は起こる。
王国に、魔族の集団がやって来て二つもの町が消滅する。
それも、王都のすぐ近くのだ。
これにより魔族撲滅主義が誕生したりする。
まぁ、これは魔族親交主義と対立しそのまま、消滅してたりする。
しかし、事件はそこではない。
実は、消滅した都市にはルインが偵察に向かっていた。
しかし、ルインは町に入る前であったため、身体的には問題がなかった。
後に従者から話されたのだが、ルインの目の前で、人が殺されたという。
それも、目の前で町人が魔族により咀嚼されたそうだ。
町人の泣き叫ぶ声とルインに対する助けを求める声が段々と助けてくれないルインに対する罵倒が添えられている。
目の前で、だ。
精神が耐えれると思わない。
主人公とさほど変わらないのだ。
そして、ルインには助ける術も持ち合わせていない。
あまりにも簡単な足し算だ。
答えは、精神崩壊。
そんな光景を見せられ、ルインは耐えきれなかった。
自分は、こんなにも無力なのかと。
今まで、国を発展されるために頑張ってきた努力が砕け散った、と感じる瞬間だった。
しかし、それを魔族側は狙っていたのだ。
普段、王族は結界が施されている。
それは、精神魔法に対する抵抗もだ。
しかし、その結界はその人物の精神力から来ている。
だからこそ、その精神が崩壊すると同時に結界がなくなるのだ。
それにより、ルインは前頭葉を改編され魔族により記憶を消滅させられた。
さて、このあとはご存知の通り、腐った人間になった。
このあとは、父親に勘当に近い子爵位を与えられ財務担当の底辺に追いやられた。
しかし、醜いことに初めはルインの元の性格を体や他の脳は覚えているので積極的に仕事に取り組んだりしたこともある。
あの時のルインはどのように戦っていたのだろうか。
今、主人公達には知ることもできない。
少なくとも、風前の灯火に近い状態ではあったがそれが長い間続いた。
記憶を消されても体や他の脳は覚えている。
しかも、意思判断を持っている部分が変わってもしばらくは奇跡的に脳はそこだけをシャットアウトしていた。
しかし、それによりルインはほぼ無心で過ごしていた。
また、言われた仕事はやる。
しかし、自分で動かないのだ。
他の人に言われるまで、そこに立つか言われた行動をするかのどっちかだ。
では何故、公爵まで上がることが出てたのか。
それは、王族であった事もあるが敏腕であったのだ。
それも、財務担当でトップに輝いたのだ。
それでは、子爵のままでは都合が悪い。
それに、当初はほぼ無心で過ごしていた。
そして、次男でもある。
もし、長男に何かあったときのために保健がほしかったのだ。
だからこそ、公爵として誕生した。
それがルイン公爵だ。
しかし、ルインの脳は限界を迎えていた。
前頭葉の周囲を全てシャットアウトしていたのが前頭葉からパイプが伸べてきてそのまま、ルインは消滅した。
そして'ルイン公爵'が誕生した。
その後は、酷かった。
貴族等にも、あの'結界'は存在した。
しかし、一般人には存在しなかった。
あの新しい前頭葉は、ルインに存在しなかった魔力を持たせたのだ。
それにより、一般人に魔法を使用したのだ。
しかも、醜いことに'精神操作の魔法'だ。
しかし、幸いな事に宮殿や城に居たもの達は精神が強かったためレジストできた。
しかし
それにより、ルイン公爵は自分の配下を作るために、町に出ていき魔法を使い自分の配下を作ったのだ。
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