神王のスローライフまで

グランアース

第4章第20話   帰還


すみません。
今回はとても短いです。






翌朝

俺達は、早々にカレンの父親と食事を取っていた。

「して、龍一よ。もう帰るのか。」

「はい、もう歴史は改変したので。」

俺達の目的は、アッシュルド帝国を滅んだ理由を探し止めること。
それは、すでに達成している。

これ以上長くいると、余計に歴史を改編してしまう可能性があるからだ。

「はぁ、報酬を受けとることは」

「向こうの時間でお願いします。」

報酬を今受け取るよりあとでの方が良い。

「そうか、ではここを去る前にある言葉を残してほしいのだ。」

「何を言えば?」

確かに、俺達がまたここに来ても見知らぬ人だと言われるかもしれないからな。

「今から行う貴族会議で、もう一度ここに戻る。と、それとお主だとわかる証拠を」

「それは何時?」

「我々が、着いたら開始だ。」

すげぇな。
皇帝がそこに来たら開始って。

「なら、早くやるか。」







「じゃあ、またあとで」

「ああ、余からすればだいぶ先だけどな。だが、良いのか?かなり良い武器だろ?」

「大丈夫、俺しか持てないよ、あの武器は。」

ちなみに、置いていく証拠は複製したケラウノスだ。
もちろん複製品だから、機能性はだいぶ本物より劣るがそれでもかなりの武器だ。

ちなみに、所有者しか抜けないようになっている。もちろん貴族の目の前で、鞘から抜いてそれを他の人に抜けないようになっていることがわかるようにしてからだが。

この人は、相当不安らしい。

あの武器は、俺じゃないと抜けないし、動かないからな。

「じゃあ、行くぞ。」

「ありがとうございました。」
「お世話になりました。」
「またあとでね、お父さん」

「もとの時間に戻ったらすぐにもどってこい。」

そんな声が、聞こえた。
そして

『リ リワァインド ロストタイム』

俺達は、光に包まれていった。















































第4章アッシュルド帝国過去編 終了

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