神王のスローライフまで

グランアース

sideストーリー  エイプリルフール


いやー、新元号が発表されましたね。
新元号は"令和"だと。

この発表をTVで見てたけどもうちょっと、いい元号にならなかったのかと思ってしまいました。

さて、今日は4月1日なのでsideストーリーエイプリルフール編です。
どうぞ!








龍一達が、異世界召喚される前である。

龍一が10才の時に、始めて嘘をついたのがエイプリルフールのときである。
そのときについた嘘は、本当にしょうもない嘘であったが使用人達は焦ってしまった。

その嘘の内容は、龍一のおこづかいが少ないために小切手を盗んで銀行にお金に換えてその小切手を盗んでいないと言いはなった嘘だった。

勿論一般家庭では、怒鳴られて家の外で反省しとけと言われるくらい...... だと思う。

その小切手の金額は十万円だった。
この小切手は使用人達が、一人一人コツコツ貯めて龍一にたいして何かしら起こった時に買って上げて自分の好感度を高めようという考えであったいわゆるヘソクリに近いものだった。

ただ、このヘソクリは使用人にしかわからないように暗号など付けてしていたのがあっさりと開けられていたためである。

勿論、財閥の家となると豪邸で警備も固いがそれをかいくぐってしかも開けるのに難しい南京錠を開けていたからである。

泥棒に入られたのではと考えてしまい、一時的にヘソクリは全て自分の財布に入れるようにして常備持ち歩くことになった。

ちなみに、ヘソクリは現金に換えるよりもネットワーク上に入れてる方が多い時代である。


その頃、そのお金をもった龍一は華楓と一緒に遊園地にいた。
今日は土曜日であり、一日中遊べる日であった。

ちなみに、ヘソクリのお金は遊園地の入場料とお昼ご飯代として消えた。

「あーーっ!美味い!」

「どうしたの?急におっさん臭いよ?りゅうくん。」

「いやさ、実はここのファーストフード店のこれを食べたいって思ってたんだよ。」

「それで美味しいって思って声に出したの?」

「そうだ!」

「ふーん。りゅうくんたまにおっさん臭くなるからね。できればやめてほしいな!」

「男の子なら、みんなやってるぞ?」

「そうだとしても!わかった?!」

「わ、わかった。」

「ならよろしい。」

「でも、なんでやってほしくないんだ?」

「えっ!だ、だって、未来の旦那様、だから...... 」

「華楓...... 」

「りゅうくん...... 」

この年で、既に尻を引かれている龍一。
それでも相変わらず二人の中は、親密だ。
というか、昔の方がイチャイチャしているように見える。

ただここに龍一の執事がやって来てムードが壊れるのだが。

その最に、小切手をもってないか?と確信ついた状態で攻められ。

「も、持ってたけどお金に替えた。」

と言われる。

ここで、執事は怒らなかった。
理由はここが遊園地だからー、でもなくお金を盗んだからーではなく
自分のヘソクリを使ってくれたから!
であった。

そのときに、執事は龍一を許したがそのときに
「龍一様、嘘をつくことや、お金を盗むのは犯罪です。でも、お金が足らないなら私に申してください。そのときにお金をあげるからね。」

と話した。
ついでに、なんでお金が必要だったのかというと

「華楓とデートがしたかったから...... 」

「りゅうくん...... 」

「華楓」

と、またさっきの会話に戻ってしまった。





こんな感じて、龍一の始めての嘘をついて使用人達が騒動を起こしたのもこんな形で終了する。




















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