神王のスローライフまで
第3章第10話 魔王討伐2
一方、他のクラスメイト達は事前に別れた班で行動していた。
「うわあああ!」
「どうした?!」
「し、死体が!」
「慣れろ!ここでは常識だ!」
班では、男子と女子で別れている。
それぞれの班長は学代だ。
さっきの会話は、男子の班なのだがやはり死の恐怖を克服するのは難しいようだ。
「吉之元!前から魔族が...... 」
「ちっ!多すぎるだろ。」
多すぎる、というのは正しいのかはわからないが確かに魔族の数が多い。
龍一達は、迅速にというよりも成長スピードがとてつもなく早いのだ。
もちろん、蓮斗達のパーティーにもあてはまる
「勇者様!」
「どうした?」
「数が多いため分散せずに集まる方がよいかと...... 」
「そうだな。取り敢えず蓮斗達のパーティーに近づくか。」
一方女子の方では
「きゃああああ!」
「またか...... 」
結局、同じような会話が続いた。
違ったのは
「取り敢えず、小鳥遊達のパーティーに近寄りましょ。そこは女子が二人いるし。それに、あそこの二人幼なじみ+恋仲っぽいから教われないでしょ。」
この一点のみだ。
「華楓ちゃんのパーティーに?」
「ええそうよ。ほら、頑張って。」
またまた、蓮斗達のパーティーでは
「魔族が多いね。」
「ああ、まあたいした数じゃないな。」
といえるほど、かなり少なかった。
回りを見渡してたまに魔族が襲いかかってくるぐらいだ。
「これじゃ、他のクラスメイトが大変そうだな。多分合流しようとするのが二つあるからちょっと迎えにいくか。」
予想外なことはまったく起きない。
少し心配になるが、このくらいのことはどうってことはないのだろう。
ただ、リルがお父さん、げふんげふん。
ただ、リルが国王の指輪を見つけてしまって国王が死亡してしまったことの実感を感じて悲しんでいることが心配な点でもある。
龍一達は、他のクラスメイトよりも効率よく魔族を討伐している。
ただ、
「魔族を倒したあとに出てくるこの心臓みたいな石ころはなんだろな。」
「うーん。わからないけどアイテムボックスに入れておいたら?」
「?まあ、華楓が言うならそうするけど...... 」
この石ころは、まるで魔族の心臓の場所から落ちたように見える場所にあるのだ。
これもまた、謎を解いていくのだがそれは、この章の後半で
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