神王のスローライフまで

グランアース

第3章第4話   秘密の告白 前編


ヤバイ、12時過ぎたー!!







結局間に合った、会議に。

そもそも、会議かどうかは考えてくれ。


「今回勇者様方に集まったのは他でもない魔王討伐の志願者を募ることだ!」

昨日、会議に出席した将軍だ。

「誰か、志願するやつはいないか?」

そこで、俺達のパーティーと蓮斗達のパーティーは参加決定になることは確実だろう。

「志願では、一応冒険していたパーティーは参加してもらいたいが。」

あら、お願いだった。
でも、やっぱり

「俺達のパーティーは参加します。」

と、蓮斗が参加を表明する。

まあ、もちろん俺も
「俺達のパーティーも参加します。」

「おおっ!それは、助かる。」

いや、感情をもっと込めろよ。

「少し、考えさせてくれませんか?」

と、渡辺が

「いいぞ、できれば明日までに決めておいてほしい。」

「わかりました。」








「案外早く終わったな。」

現在、街の宿屋に向かっている。

「そうだね。でも、まだ、魔王を倒せるかどうか心配だよ。」

「そういえば、あのときの秘密っていったことは今日教えてくれるんですよね?」

と、リルが話す。

やっぱり覚悟を決めないとな
正体をばらさないと説明できないよな
上の存在だと知っていつもの態度で接してくれるかが心配だ

「りゅうくん、私はりゅうくんのことを信じてるよ。例え全世界がりゅうくんの敵となっても私はりゅうくんの味方だから」

「私もですよ、龍一!」

と、華楓、リルが話してくれる。

べつに全世界が敵に回るようなことではないんだけどな。

「その前に、ラルも呼んでもいいかな?」

「「大丈夫!同じパーティーメンバーだから」」

えっ!息ぴったり。
最近、華楓とリルがとても仲良くなってるよな。

いや、なにのんきに考えてるんだよ

「取り敢えず、夜になってから話すよ。ラルもその時間帯ならば空いてるだろうし」








夜の宿の部屋でパーティーメンバーが全員集まった。

「まず俺の種族...... いや、ステータスプレートを見せた方が早いか。これを見てくれ」

「「............ えっ?」」

少しの間固まったがすぐの起動した。

「えっと、りゅうくんは人間じゃなくて神族?なの?」

「ステータスでは、そうなるな。それに俺の両親はどちらも神となる。」

「龍一様と読んだ方がいい?」

と、リルが聞いてくる。

「いや、このまま普通の態度で接してほしい。」



























長くなりそうなのでここで切ります。

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