神王のスローライフまで

グランアース

第二章第6話   ヴェルサイユ宮殿?

広い

この一言につきる。
小学生並の回答だが、それぐらい広いのだ

もちろん、庭もでかい。

あれかな?
使用人のためかな?
まあ、余りここは言及しないでおこう。

俺達は今、客間にいる。
今、部屋を用意しているんだってさ。

部屋は、二つだけ。
俺達は、パーティーで別れて止まることになっている。

今日からまたしばらくの間、一緒に寝ることになるのか。

「お客様のお部屋のご用意が完了いたしましたので、付いてきてください。」

おっ噂をすればって俺、誰にしゃべってるんだろ?

「どんな部屋かな?」

「龍一達が居た部屋と同じくらいじゃない?」

「ええっ!なんで?」

「王子を助けたからじゃない?それなら、これくらいするでしょ。」

「えー、そうかなー?」

最近、華楓とリルはとても仲が良い。
ラルの存在感が薄いけど、今は完全に仕事モードだ。

さっきから、必要以上のことをしゃべらない。

すごいな、熾天使は。
やっぱり、天使のトップに居たからかな?











「こちらが、龍一様のお部屋でございます。」


途中で蓮斗達とは、別れた。
今、部屋の扉の前に立っているが。
...... でかくね?
それに、めっちゃゴージャス。(扉が)

なんでだろう?
あっ!リルがいるからかな?
やっぱり王族には、こうしたものがあるんだな。

「それでは、夕食の時間になりましたら、もう一度お呼び致します。
それでは、失礼しました。」



「うあー、やっぱりでかいなー」

「そうだねー。回りに美術品があるもん。」

「やっぱり、人間はこのようなものを好むんですね。」

あっ!やっとしゃべった。ラルが

「なぁ、華楓。やっぱりここってヴェルサイユ宮殿じゃね?」

「そんなの知らないよ、りゅうくん。私は、教科書でしか、見てないんだから。」

「まあ俺は、仕事でいったことがあるしな。...... やっぱりここは、ヴェルサイユ宮殿だ!」

「龍一、さっきからヴェルサイユ宮殿?っていってるけど、何、それ?」

あっ!そうか、話した方がいいか。

「いや、リル。俺達が異世界から来ただろ。その世界に、ヴェルサイユ宮殿っていうここの建物にそっくりな建築物があるんだよ。」

「へ~。いつかいってみたいです。」

「ああ、いつか行けたらな。つれてってやるよ。」

「約束だよ♪」

「ああ、約束だ!」





このまま俺達は、雑談に花を咲かせた。
刻一刻と近づいて来ている国民院総選挙。
そして、マカルの父親の容態はひどいのか、それとも精神の問題かわからないが、降りてしまう国王。

この話はしばらくの間続くであろう。





































多分...... 

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