この世界の天空へ
冒険者
まだ日が昇っていない朝霜が町を覆う中で、いつものように、厚く大きいドアを開くと先ず目に入るのはたくさんの椅子とテーブルが並んでいる酒場だ。そのまま奥に進んで行くとカウンターが3つ並んでいる。右のカウンターの奥は厨房になっている。すなわち酒場のカウンターだ。
その左には、3人の女性がおり、1人は受付を、2人の女性は大量の資料を整理していた。冒険者ギルドのカウンターだ。
そして最後のカウンターには、40代くらいの男が、仁王立ちをしている。素材の買取のカウンターだ。
正面を向き受付嬢声に声をかけた。
受付嬢は、銀髪ロングで僕よりも背が高く、引き締まった腰に大きな胸。いわば誰もが目で追ってしまうほどの美女だ。ちなみに人間族である。
「おはようございます、マキスさん」
ギルドで冒険初心者のアドバイザーをしているインベル・マキスさん。
「おはようございますアルバさん! 今日も朝早くからクエストに行くのですか?」
「はい、今日でレベル10を越えて自分だけのスキル、ユニークスキルを獲得したいんです!」
「私はアドバイザーとしてあなたの安全を考えています。何かあったときは気軽におっしゃって下さいね!応援しています!」
「はい、ありがとうございます!」
そしてマキスさんは僕が受けられるクエスト、つまりDランク対象のクエストを探して持って来てくれた。
今日でレベルも10を突破したいし、今は配布の装備を使ってから新しい装備を買うために金も必要だ。大型のモンスターはまだ無理がある。数が多いモンスターでなるべく強いほうが良い。
「このクエストをお願いします」
そうやって選んだ依頼書には ”ゴブリンライダーの討伐” と書かれた。
場所は「最初の森」という森だ。名前通り、駆け出しの冒険者がよく使う場所で、町を出てすぐの所にある。報酬は4万5千レスト。討伐数のノルマは4組。今の僕には丁度いい相手だし、ゴブリンとウェアウルフの1組なので経験値稼ぎにもなる。
「ゴブリンライダーの討伐ですね。では冒険者カードをお預かりします」
この冒険者カードには身分証以外でも、ステータスを表示したり、財布の代わりになる、コモンスキル「収納」が備わっている。発行料は高かったが、冒険をするうえでは頼りになる。
「お待たせしました、それではお気を付けください」
「それでは行ってきます」
そしてギルドを後にした。
~ 訓練の森 ~
町の外壁を出てから日が昇り、森の入り口まで10分くらいで着いた。
僕は体格が小さいので、ダガーと投げナイフを武器としていて、奇襲を得意とするチーフのような戦い方をしている。よく毒をナイフに着けて敵を倒すのだが、安い毒であり相手は動きが鈍る程度である。ゴブリンライダーはスピードが速いのが脅威なので相性は良いだろう。
今は舗装された一本の道を歩いている。
馬車が2台通れる中々広い道だ。
この道は森を越えた隣町まで続いている。
マップを見ながら生息地域を目指すのだが、今回の場所は森の出前では在るものの、この道を大きく東へ外れなければならず、行きも帰りも結構しんどい。
勿論この道を外れればすぐに魔物と会うだろうが今回はスルーしていく。体力を残して戦いたいからだ。
そんなこんなで目的地付近に辿り着いた。
茂みに隠れて周辺を散策している。
奴らは鼻が良いから消臭スプレーを使っている。
スプレーを使うと、ある程度の臭いが消せるアイテムだ。
姿を隠せば奇襲が出来るので必需品になっている。
そしてすぐに獲物を見つけられた。
ゴブリンライダーが2ペアいる。
ゴブリンはライドしておらず、ウェアウルフが小動物を食べていた。
「食事中か、狙うなら今だな…」
そっと体勢を低くして構える。
ダガーの切っ先を獲物に向けて走り出す。
そのままウェアウルフに接近する。
他の獲物が気づいたときには、一体完了。
その流れで同様していたもう一匹のウェアウルフも急所を一突きで完了した。
体勢を立て直したゴブリン二匹が何か言いながら棍棒を振り回して突っ込んで来た。
俺はすぐに鞄から瓶を取り出して、中身を取り出してそれをゴブリンの顔に投げた。
唐辛子の粉末を浴びたゴブリンたちは目の前でのたうち回り出し、武器を投げて顔を覆っている。
俺はゆっくり近づいて、心臓目掛けてダガーを刺した。
倒した獲物をギルドカードに収納し、ギルドカードに載っているステータスを確認した。
「」
レベルは10になっており、パラメーターも増加した。
そして、お楽しみのスキル一覧を確認する。
「」
「ラプラスの悪魔」
レベル1 発動時間1分 MP500消費
周囲10メートル範囲の未来が見える。
「」
「依頼達成の報酬を受け取りにギルドに向かおう。あと、スキルのことで さんなら何か知ってるかも知れない」
~ギルド~
もう
その左には、3人の女性がおり、1人は受付を、2人の女性は大量の資料を整理していた。冒険者ギルドのカウンターだ。
そして最後のカウンターには、40代くらいの男が、仁王立ちをしている。素材の買取のカウンターだ。
正面を向き受付嬢声に声をかけた。
受付嬢は、銀髪ロングで僕よりも背が高く、引き締まった腰に大きな胸。いわば誰もが目で追ってしまうほどの美女だ。ちなみに人間族である。
「おはようございます、マキスさん」
ギルドで冒険初心者のアドバイザーをしているインベル・マキスさん。
「おはようございますアルバさん! 今日も朝早くからクエストに行くのですか?」
「はい、今日でレベル10を越えて自分だけのスキル、ユニークスキルを獲得したいんです!」
「私はアドバイザーとしてあなたの安全を考えています。何かあったときは気軽におっしゃって下さいね!応援しています!」
「はい、ありがとうございます!」
そしてマキスさんは僕が受けられるクエスト、つまりDランク対象のクエストを探して持って来てくれた。
今日でレベルも10を突破したいし、今は配布の装備を使ってから新しい装備を買うために金も必要だ。大型のモンスターはまだ無理がある。数が多いモンスターでなるべく強いほうが良い。
「このクエストをお願いします」
そうやって選んだ依頼書には ”ゴブリンライダーの討伐” と書かれた。
場所は「最初の森」という森だ。名前通り、駆け出しの冒険者がよく使う場所で、町を出てすぐの所にある。報酬は4万5千レスト。討伐数のノルマは4組。今の僕には丁度いい相手だし、ゴブリンとウェアウルフの1組なので経験値稼ぎにもなる。
「ゴブリンライダーの討伐ですね。では冒険者カードをお預かりします」
この冒険者カードには身分証以外でも、ステータスを表示したり、財布の代わりになる、コモンスキル「収納」が備わっている。発行料は高かったが、冒険をするうえでは頼りになる。
「お待たせしました、それではお気を付けください」
「それでは行ってきます」
そしてギルドを後にした。
~ 訓練の森 ~
町の外壁を出てから日が昇り、森の入り口まで10分くらいで着いた。
僕は体格が小さいので、ダガーと投げナイフを武器としていて、奇襲を得意とするチーフのような戦い方をしている。よく毒をナイフに着けて敵を倒すのだが、安い毒であり相手は動きが鈍る程度である。ゴブリンライダーはスピードが速いのが脅威なので相性は良いだろう。
今は舗装された一本の道を歩いている。
馬車が2台通れる中々広い道だ。
この道は森を越えた隣町まで続いている。
マップを見ながら生息地域を目指すのだが、今回の場所は森の出前では在るものの、この道を大きく東へ外れなければならず、行きも帰りも結構しんどい。
勿論この道を外れればすぐに魔物と会うだろうが今回はスルーしていく。体力を残して戦いたいからだ。
そんなこんなで目的地付近に辿り着いた。
茂みに隠れて周辺を散策している。
奴らは鼻が良いから消臭スプレーを使っている。
スプレーを使うと、ある程度の臭いが消せるアイテムだ。
姿を隠せば奇襲が出来るので必需品になっている。
そしてすぐに獲物を見つけられた。
ゴブリンライダーが2ペアいる。
ゴブリンはライドしておらず、ウェアウルフが小動物を食べていた。
「食事中か、狙うなら今だな…」
そっと体勢を低くして構える。
ダガーの切っ先を獲物に向けて走り出す。
そのままウェアウルフに接近する。
他の獲物が気づいたときには、一体完了。
その流れで同様していたもう一匹のウェアウルフも急所を一突きで完了した。
体勢を立て直したゴブリン二匹が何か言いながら棍棒を振り回して突っ込んで来た。
俺はすぐに鞄から瓶を取り出して、中身を取り出してそれをゴブリンの顔に投げた。
唐辛子の粉末を浴びたゴブリンたちは目の前でのたうち回り出し、武器を投げて顔を覆っている。
俺はゆっくり近づいて、心臓目掛けてダガーを刺した。
倒した獲物をギルドカードに収納し、ギルドカードに載っているステータスを確認した。
「」
レベルは10になっており、パラメーターも増加した。
そして、お楽しみのスキル一覧を確認する。
「」
「ラプラスの悪魔」
レベル1 発動時間1分 MP500消費
周囲10メートル範囲の未来が見える。
「」
「依頼達成の報酬を受け取りにギルドに向かおう。あと、スキルのことで さんなら何か知ってるかも知れない」
~ギルド~
もう
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コメント
水野真紀
文体綺麗っす
さいこー続き待ってるやつー
俺の作品もチェックしてくれたらありがドーナツピーナッツ