新・痛々しく甘いチョコレェト

山田 みつき

11

急いで救急車に乗り込み、救急隊が無線を繋ぐ。
隊員『久保病院』イケる?どうぞ。

辿り着くなり、私は傍ら手を握る。

隊員「あの…御関係は?彼女のお名前が解るものは?」

どうしよう…。
そんな事言ってる場合じゃない。

失礼させて貰って、彼女の鞄の中を探した。

私「よ…吉井真冬(よしいまふゆ)さん…1985.12.10産まれ…。関係性は…知人です。」

救急隊員が執拗に聞いてくる。

隊員「あの飲み屋では、良く顔合わせるの?ちょっと違法だって耳にした事があるが…ドラッグとかの疑いは?」

私「無い…と思います。」

隊員「でも、どうやって知ったんだ?彼女の身寄りは?御家族は?」

私「た…多分…この人が詳しいです。」

私は、一応上司である、この人の名刺を渡した。

隊員「長谷川由香?隙間出版?同じ出版社の?」

戸惑ったが、一応解雇されたが、言うしか無いと思った。

私「そうです。私と同じ会社の上司の知り合いで…それは長谷川に聞いて下さい。それよりも急いで…!!」

やっとの事、病院到着し、私は待機していた。
彼女は、昏睡状態みたいになって居て、病院で軽くパニックになっていた。

そんな時、眠りに落ちてしまっていた。

ガラガラガラガラ!!

タンカーの音で目覚めた。
そのタンカーを追い掛けた。
個室部屋に彼女は、入っていったのを追い掛けた。

私「だ、大丈夫なんでしょうか!?」

看護師「貴方はついててあげて。後から吉井さんのお知り合いが来るみたいなの。今急いで向かってるみたいだから。」

知り合い。
多分…いや、きっと長谷川さんの事。
私は今日こんな事があって顔を突き合わせ難かったけれど、今は其れどころじゃない。

そんな事を考えていたら、ファーコートで黒いヒールの仕事着のまま、黒スーツの見慣れた顔が大急ぎで走って来た。

長谷川「どいて!!」

私「あっ…!すみません、はい。」

長谷川「ねぇ…!!生きててくれて良かった…!!真冬ちゃん…大人になったね…。」

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