痛々しく甘いチョコレェト

山田 みつき

115 飲んだくれの朝

昨日の晩、お酒が
飲みたくて近くの
個人まりとしたBA
Rで飲んでいた。

此処の店長はゲイ
だ。
僕は同居させて貰
っている男の紹介
でこの店を知って
以来、たまに奴と
来ている。

僕の我儘で店長は
早くから店を開け
てくれていた。

そのせいで夜通し
飲んで頭が痛い。
気付けば朝になり
店を出たらお日様
が眩しかった。

望『眩しい~』

夕哉『本当だよな
。この感じがたま
らなく嫌いだ。』

望『でもまだ帰り
たくないし、ゆう
ちゃん、ちょっと
付き合ってよ。』

夕哉『まっ、いい
けどさっ超グロい
わ、胃の辺りとか
グロい。』

望『お互い飲み過
ぎたねぇ。』

夕哉『ヤケ酒なん
かするもんじゃね
ぇよな。てんちょ
なんか俺の事ちっ
とも見てくれない
しさ、ひどいよ。


望『店長はゆうち
ゃんの事見てたと
思うけどなぁ。店
長だって仕事中だ
し他の客に怪しく
思われるのもヤバ
いんじゃない?』

夕哉『まぁなー。
それにしてもだよ
。夢みたいな話な
んて有り得る訳な
いかな?通いつめ
てさ、いずれ…と
かってある訳ない
かぁ…。』

僕は何かを忘れて
居る気がした。

―そうだ。
本…!

望『夕哉御免、ち
ょっと本屋迄付き
合ってくんない?


夕哉『え?本屋?
いいケドさ別に。
なんか探してる本
とかあるのか?そ
んな焦っちゃって
。』

望『いいからとり
あえず!』

夕哉『解ったから
走るなよ胃がグロ
いから今にも吐き
そうだってばよ。

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