痛々しく甘いチョコレェト

山田 みつき

99 奇跡をお手伝いしてくれた /普通じゃない、有り得ないのにコトが進んでた

ところで、長谷川
さんは一冊にして
は…と提案するけ
ど、それは望には
秘密なのかしら?

私は長谷川さんに
電話を掛けた。

「もしもし」

私は言葉を選ばな
いで少し熱くなり
ながら話す。

真冬「一冊にする
事に関してなんで
すが、それは望に
は内緒にして戴け
るのでしょうか?


長谷川「もちろん
秘密の方がよろし
いでしょう?」

―やっぱりこの世
界で生きる人は、
考え方が違う

…広いわ

真冬「…じゃぁ、
それで。」

長谷川「解りまし
たよ。…私、やっ
ぱり好きなんです
よ。」

真冬「何がですか
?」

長谷川「(笑)真
冬さんと望君がね
。」

真冬「あ…はぁ…
私…そんな…」

長谷川「こんな状
況って、もの凄く
奇跡的な事じゃな
い?私はこの奇跡
を大事にしたいの
よ。真冬さんと望
君はとっても可愛
い。」

―わたしは
とっても言葉にな
らない位
嬉しかった
自分が今孤独な状
況に置かれてる立
場で、長谷川さん
の言葉はとても私
の心を救ってくれ


真冬「…御免なさ
い長谷川さん…私
って上手く言葉が
喋れないんです。
だけど今とっても
嬉しい気持ちです
。」

長谷川「そう、そ
れは良かった。私
は貴方達を見守る
わ。早く原稿を纏
めなきゃ!」

真冬「はい!」

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