60　帰りに少しの寄り道 /二人を待ち構える試練など、平気で乗り越えて見せる。…あたしの独り言

私は・・・・・

秋葉さんが言って
いた言葉が
耳から離れずにい
た。

あんな偶然な事っ
て
本当にあるのかし
ら？
もしかしたら
私は何かに読まれ
て、見抜かれてい
て、操られていた
りして。

じゃないんだとし
たら
世の中に
こんなに有り得な
い事が沢山広がっ
ていて、皆や私が
今まで其れを見落
していただけかも
しれないんだわ。

夢見がちの少女は
只独り、窓の外
眺めてね、
お願いしていたの
。
その少女は
アイスピックで
ズタズタに
身も心も総て
枯れ果ててしまっ
て
自ら夢を絶ったの
でした。

其れは
現実が待ち構える
社会や対人関係、
男女関係、様々な
あらゆる事が
重く圧し掛かって
しまって、

夢
を
見
る
事
す
ら

疲
れ
て
し
ま
っ
た
からなのでした。

けれど
一つだけ

たった一つだけ
消せない事

信じる事を
止めようとしても
追って来る貴男が
其処には・・・

「貴男は私を待ち
わびているから」

断ち切れない

夢
で
し
た
。

嗚呼、神様

私にこの子を
与えてくれて

有難う。

そう
私はもう夢なんか
じゃないキミと

進まなければ

ならないのだ。

これは
夢ではないのだ。

「本当」
なのだから。