痛々しく甘いチョコレェト

山田 みつき

32 二度と繰り返したくない /そこには…

暴走族に憧れて。
そう言う人なら
ぼくと同じできっ
と本当は純粋なん
だって思って。

でも
ぼくが思ってるよ
り彼等は冷め切っ
ていた。

と、言うか
割り切る様に
なっていた。

人に依存して
しまいそうだから
逆襲を始めてた。
自分を馬鹿にした
人達や、苛めた人
達に恨んでいて、
「どうせ」って
ひねくれる様に
今度は俺が利用
してやろう、
みたいなね。

だから悪い事も
沢山知っていて
沢山していた。

ぼくは悪戯は好き
だったけど、悪い
事には興味がなか
ったから少し抵抗
感があった。

「なんだよお前、
良い子ぶってんじ
ゃねーよ」

あーあ。
又此処でもぼくは
独りになる?
勘弁だよ。
だから極限それを
楽しむ様になって
いく。
そしてギトギトし
てるよりもそっち
の方が爽快で気持
ちが良いもんだっ
た。

真面目腐った生徒
は裏で言う。
そうゆうインケン
なのが気にいらな
かった。

仲良くしていた子

そいつも独りに
慣れてて、ぼくと
仲良くなるのは早
かった。

だけれども
やっぱり自分を
偽る事が出来ない
ぼくは

遊び人のそいつに
振り回され、一緒
に悪い事をする、
友達として利用さ
れてるんだと思い
依存する前に
自分から縁を切っ
た。
やっぱり相手は
追って来なかった
のだった。

自分は振り向く事
をしないって決め
た。
だって、その人に
はぼくが必要ない
んだから。

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