痛々しく甘いチョコレェト

山田 みつき

20 ストレス /私には弟がいた

弟は、私とは「正反対」
私は真冬、彼の名は春真(はるま)。
名前迄、正反対だ。

昔から夜遅く迄遊びに行っても両親には何も言われない。

「女」

その言葉が父親の口から零れ出す度に

「男」を拒絶する様にもなっていった。

春真「姉貴、行って来るわ。」

春真がいつも出て行く先。
夜の世界。
其れを堪能しては、一丁前に夜な夜な違う女を家に連れ込んだ。

私は―

そんな彼が汚らわしく思えていた。

そして―

父「おい、真冬、お前は女なんだから早く帰って来い。」

もう、そんな事言われなくても私は
もう、とうの昔から諦めー。
夜遊びなんて、到底考えても居なかった。
考えて的中しそうで在り来たりでしょ?

―私は
男を堪能する弟に対し、女を拒絶し、

そして私は
「男」に復讐を

―開始した。

望。
私に触れて。
もう
きっとそれは貴男に触れてから
何かが変わっていく気がしたから。

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