夢のまた夢が現実化してチート妖怪になりました。

ゼロミュート

裏側

朝食を食べたあと私は天月くんから教えて貰った図書室に例の本を持っていった

……これ図書室じゃなくて大図書館の間違いじゃない?
図書室は時計台の真下にあり、2階と3階両方筒抜け状態
夜は展望台にもなる

私は魔導書、召喚術師についての本をさがした




「えーと召喚術師の全て………あった」
図鑑よりちょっと厚めの召喚術師についての本を見つけた


~召喚術師とは?~

召喚術師とは幻獣、魔物、ドラゴン、妖怪、妖精、精霊、幽霊、神を召喚するもののことをさす

 
~召喚術師になる条件~ 

・膨大な霊力をもっていること
・神ほどのものを召喚するため代償として悪魔から呪いをかけられるかもしくはその悪魔の身体の一部のその者の身体の一部を交換していること
・妖怪であること
・魔力も魔法使い並にあること



~召喚するときに必要なもの~

・召喚術の魔導書
・魔法陣
・杖

~注意事項~

・霊力に余裕を持つこと
・悪魔に呪いをかけられた、もしくは身体の一部を交換させられたことを誰にも話してはいけない
身体の一部を交換させられた場合、その部分を人、意識を保った妖怪に見せてはならない
見せてしまった場合、お互い強力な呪いをかけられる
・召喚術師はとても希少な存在で破壊攻撃が主流の国にいると死ぬまで戦場に行かせられ無理矢理攻撃させられるので要注意












………昨日の夜、私は悪魔に右目を交換させられた…もう私、召喚術師になってるってことなの?


私は召喚術師についての本と魔導書を4冊と召喚術師に召喚させられるものの生体についての本を例の本と一緒に部屋へ持ち帰った







━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
坂田視点

俺は零華のことでみんなに話すことがあった
まふもこのことを知っていたのでそれぞれみんなの個室に行き零華のことを話した

ガチャン
さ「(・3・) これでうらさんは終わり、残すはそらるさん…」

ガチャン
ま「あ、さかたん、うらたさんに話、終わった?」

さ「あぁ、残りはそらるさんだけや」

ま「じゃぁ僕も一緒に行く」

そう言い俺とまふはそらるさんの部屋の前にきた


☆\“・_・。コンコン
ま「そらるさーん?いますか?」

そ「……いるよー」

ま「失礼しまーす」

ガチャッ

そ「お、どうした2人揃って、まさかまた魔法玉作れと言うのか?」

さ「いや、零華のことで話があるんや」

そ「……座れ」

そらるさんは対面椅子に僕らを座らせ、魔法で反対側でコーヒーを作ってくれた

カタンッ    カタンッ(コーヒーカップを置く音)

ボフッ  (そらるさんがソファに座った音)

そ「それで、零華のことって?」

さ「……零華さ、最初、みんなにあったとき腕と足、包帯つけて車椅子だったじゃん?あの腕と足、今は綺麗だけど包帯巻く前、元の皮膚の色が見えないくらい全体に傷と傷が合わさってて酷い状態だったんよ…」

そ「っ!?」

さ「それ以外にも……これ」

俺は零華の診断結果をそらるさんに見せた








『診断結果』

病名
適応障害か急性ストレス障害



外傷
腕と足は刃物で傷つけられた跡が元の皮膚の色が不明なほどある
背中には無数の鞭で叩かれた跡
左肩の下部分に銃弾が撃ち込まれた跡が1つ
頭部に鈍器で殴られた跡が2つ
首の裏側に太い針の点滴のような跡が10数個




さ「診断結果の病名に適応障害か急性ストレス障害って書かれとるけど昨日と朝の零華の様子みて急性ストレス障害って確定した」


そらるさんの目には涙が溜まっていた、みんなそうやった、みんな零華のこと可哀想って言ってくれてた

そ「っ!こんなの…いくらなんでも…酷すぎだろ…!?」

ま「うん…ねぇ、そらるさん、貴方あの子に秋桜零華っていう素敵な名前をつけた名ずけ親でしょ?あの子が安心してここで暮らせるように、あの子が過去のことで苦しまないように僕らで零華ちゃんを守ってあげましょ?ね?」

そ「あぁ…もう、最初っからそのつもりだよばかまふw」

ま「ちょっ、誰がばかまふですか!」




なんやかんや、2人は優しいな…
昔の怯えていた頃とは違って…………

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
零華視点


零「………剣の賢者の霊よ!我の手に貴方の剣をお納めください!ユースラフト!」


ガシャンッ

零「……当たりだ」
魔法陣から出てきた剣は青く光り輝きとても大きかった

零「……よし、これで杖よし!剣よし!
霊力と魔力充分によし!」

既に戦闘とかで使えそうな神と幻獣と妖怪と妖精の召喚呪文は覚えたし…あとは…


ん?
外から声が聞こえてくる
この声……luzくん?

廊下へ出てみた
ロビーからluzくんの声が聞こえてくる

luz「おーいみんなー国王から依頼が来たぞ!」

零「luzくん!?」

luz「あ、零華ちゃん、悪いんだけどみんなをロビーに集めてくれない?できるだけ急ぎめで」

零「う、うん!」



タッタッタッタッ
なんだろう急いでまで言うことって

コンコン
零「うらたさん!luzくんが急いでロビー集合だそうです」

う「!?luzから!?分かったすぐ行く」

タッタッタッタッ
コンコン
零「志麻さん!luzが急いでロビーに集合だそうです」

志「!?分かったすぐ行く!」

次は2階…

ドンッ

セ「おっと、ごめんな、零華ちゃん」

零「センラさん!あの!luzくんが急いでロビーに集合してくださいとのことです!」

セ「luzが!?分かったすぐ行くから」



タッタッタッタッタッタッタッタッ

コンコン
零「さかたん!?いる!?……さかたん!」

シーン

……いないか


つぎはクプラさんの部屋…

コンコン
零「クプラさん!いますか!?luzくんが急いでロビーに集合してくださいとのことです!!!!!」

ク「!!マジか、詩人さん準備するよ!」

詩「あぁ、すぐ行く!」


次はまふまふさんの部屋…

コンコン
零「まふまふさん!luzが急いでロビーに集合とのことです!」

シーン


いないか


次そらるさん…

コンコン「そらるさん!!luzくんが急いでロビーに集合とのことです!!!!!」

そ「!!!!!おい行くぞ!まふまふ、坂田!」

まふさか「はい!」


残りは96ちゃんとあるふぁきゅん。
女子部屋いるかな……

ガチャッ
零「二人ともいる!?」

あ「おーどうした零ちゃん」

零「luzくんが急いでロビーに集合とのことです!!!!!」

あ「!96ちゃん急ぐよ!!!!!」

96「遅れたらたまったもんじゃないわ」

あ「ありがとう零ちゃん!」

零「ハァ………ハァ………」

あ「喘息状態なってるよ…しばらく落ち着きな」

零「う、うん…………ハァ……ハァ…」


3分後…

私は少し急ぎめでロビーに向かった
ロビーの光景を見て私はギョッとした





みんな妖怪のような姿をしていたのだから



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
うpコメ

ネタ切れギリギリです

「夢のまた夢が現実化してチート妖怪になりました。」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「その他」の人気作品

コメント

コメントを書く