アクトリヴァ

シュララP

せっかちな子 その4

「もう答えは出ているはずだろ、評価されたいのであれば、相手への敬意、思いやりが必要不可欠だ」

俺が言えた立場じゃねえがな

「お前の仲間だってそうだろ?みんなに凄いっと言われている人を思い出してみろ、大抵陰キャだぞ」

「確かに…」

「大きな力にこそふさわしい心の器を、お前は頑張って広げていくしかないんだ…」

「…」

「俺はもう帰るぞ、いずれ会う時が来るだろう、その時は教えてやる…」

「待って」

「?」

「あんた芥川やろ」

「ぎくー!!」

ぎくー!!マジかバレた!?

「い、いつから気づいてた?」

「陰キャって言葉、この世界の人間ふつー使わんやろ?」

マジかしくったー!!

「でも秘密にしといたるわ、さっきの話けっこう響いたで」

「そうか…」
続く

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