アクトリヴァ

シュララP

せっかちな子 その2

「え?あんた誰?」

クソ関西弁やん…忘れてたやん。

「俺はただの旅人だ…それにしてもその発音といい、どこの国から来たんだ?」

ヘル厶被ってるから意外とバレない…
でも声は変えられないから時間の問題だな…

「ウチは日本って国から召喚されて来たちゃう世界の人間やねん…やからこの変な杖かて祖国の文化でウチ大好きやねん」

あぁ…異世界感覚が薄れてゆく…

「そうか、祖国の文化の武器に出会えてよかったな…」

「あんたの武器は?」

まずい、バレる訳にはいかない…

「…俺の武器は…この剣なんだが、今は剣を抜くことはできない…」

「なんで?」

「何故か?そうだな…周りを見てみろ」

爆散した亀の死骸を指さす。

「うわなんやねんこれ!」

いや今気づいたんかい
続く

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