アクトリヴァ

シュララP

始まりの城 その1

「案内役に選ばれた国家騎士のサーガと申します、どうぞ列になって着いてきてください」

クラスのみんなは武装した守護者にビビっているのか知らないが、やけに素直で振り返れば俺基準に出席番号で並んでいた。

「では行きましょう」

よくそんな装備で動けるよな…絶対8パック割れてんだろ。そんなことどうでもいい。聞きたいこと結構あるから小声で聞いてみよう…

「すいませんサーガさん、お聞きしても?」

「そんなに畏まらないでください、構いませんよ」

「ではお言葉に甘えて…なぜ俺達が転移されたんだ?俺らは学生だ。戦闘は愚か、剣すら扱うことが出来ないかもしれんぞ…魔王討伐なら俺たちじゃなく、力ある種族を転移させればよかったはずだ…それなのになぜ?」

「やはり王が見込んだとおり、あなた達は賢い…」

「は?」


続く

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