テンプレ幼なじみに俺は憧れを抱かない
エイプリルフールネタ 男女逆転パラレルワールド
注意   これは全く本編と関係の無いパラ小者レルワールドでのお話です。
サブタイトル通りの内容となっております。
名前は考えるのが大変なのと、変えてしまうと、とても読みづらくなってしまうのでそのままということで……。
時系列は……、触れないで下さい。
あとは、本編と微妙に性格の差異があります。
エイプリルフールということで、書きたくなって書いてみました。
そのため、あくまでネタとして楽しんでいただければ幸いです。
進ちゃんside
朝が来た……。
突然だけど、私は朝が嫌い。
朝になると強制的に動け!って命令されてるみたいでどうにも好きになることが出来ない。
こんなに、眠たいんだから、そのままそっと寝かせてよって思ってしまう。
私は暖かい布団の中でしばらく誘惑と闘って、学校に行かなければ行けないと自分に言い聞かせて、なんとか、布団の中から出ることが出来た。
朝食はいつも通りトーストとコーヒーで済ませて、学校に行く準備を整える。
「やば、遅刻しそう……」
スマホで時刻を見ると、SHRの15分前だった。
慌てて制服に着替えた私はスクールバッグを忘れずに持ってから玄関の扉を勢いよく開け、外に駆け出した―――!
「げふっ! 」
ゴンッ!
ん?
なんか、変な音と感触がしたような……。
ま、いっか。
それより、早く急がないと遅刻しちゃうし。
「ちょ、ちょっと待てよ! 」
早く学校に行こうとするわたしを呼び止める声が後ろからした。
「えーと、何? 」
「何じゃねえよ! 
扉が俺の顔に思いっきり当たってるんだけど!? 」
はあ……。
面倒くさいから無視したいんだけどなあ。
この黒髪の青年は、松原亜梨須。
一応、私の幼なじみだ。
女子達からの人気はとても高い。
でも、私から見ると、少し残念な幼なじみといった感じだ。
どこが残念かというと……、
「うん、ごめんね。
じゃ、私急いでるから。
亜梨須も急がないと学校遅れちゃうよ」
「あ、そうだな。
急がないと遅れるな。
じゃなくてだなっ!
何か謝罪の言葉はないのかよ! 
って、おい、無視して置いていくなよ……! 」
うーん、こんな感じで小者感がすごい。
顔はいいのに……。
とっても残念な幼なじみである。
***
学校に着いた私はすぐに自分の席の元に行き、朝の準備を終えたら椅子に座り、目を閉じる。
私は学校で喋る相手というのがほとんどいない。
だから、朝は眠ったふりをして過ごしている。
基本的に一日中あまり人とは関わらないで過ごすことが多い私だが、実はよく喋る人が二人ほどいる。
一人は私の右の席。
幼なじみの亜梨須。
そして、もう一人は……、
「おはよー、進ちゃん」
今、私の左隣に座ったのは、この間転校してきたゆるふわ系の男子、鈴村妃愛蕾くんである。
彼もまた女子の間では、人気がとても高い。
私は目を開けて彼に挨拶を返す。
「おはよ、妃愛蕾くん」
その後、しばらく他愛もない話をSHRになるまで妃愛蕾くんと続けた。
***
放課後になり……、
私はすぐに帰ろうとしたのだけれど、
「あの、天羽さん……」
声をかけられた。
「はい? 」
声をかけてきたのは、メガネをかけたクラスの男子生徒だ。
名前は……、覚えていない。
そんな彼が私に何の用だろう?
「あの、今日の放課後に少し時間ありますか? 」
なんだか、周りがざわざわしているような気もするがきっと私とは関係のない事だろう。
えーと、今日の放課後……。
んー、特にないけど。
ていうか、いつもないんだけど。
まあ、なんか面倒くさそうだし、用事があると言っておこう。
と思っていたら、隣の亜梨須が、
「今日、こいつは俺と用があるから無理だぞ」
と言った。
え? なんか亜梨須と用事があったっけ?
······さっぱり思い出せない。
名もなきメガネ君は、その言葉を聞くと、
「そうですか……、失礼しました……」
と、肩を落としながら行ってしまった。
なんだったんだろ?
まあ、いいか。
私は亜梨須とそのまま学校を出た。
しばらく、歩いた頃……、
「亜梨須、今日ってなんか用事があったっけ? 」
「いや、ねえよ」
あ、ないのね。
「お前がなんか困ってる感じだったから。
用事があるってあいつに嘘をついたんだよ」
へえ、そうだったのかあ。
さすがは幼なじみ。
便利だね。
「うーん、そっか。ありがとうね」
「お、おう」
そう答えた亜梨須は少し顔が赤かった。
***
亜梨須と私は自分の部屋の前に着いて、私は自分の部屋に入ろうとしたら……、
亜梨須が、
「なあ、進」 
「ん、何? 亜梨須」
「俺、お前の事が好きだ」
へ?
前後になんの脈絡もなかった突然の事で頭が真っ白になった。
「す、好きって、幼なじみとしてってこと? 」
「それもあるけど、今の好きは……、
異性としてお前の事が好きってことだよ」
い、異性って……。
「進、俺と付き合ってくれ! 」
真剣な表情でこちらを見てくる亜梨須に私は思わず……、
「はい」
と、言ってしまったのだった。
そして、私と亜梨須は付き合うことになった。
どちらも勢いに任せていた部分があったため、その時は雰囲気に飲まれていたのだが、
この後、一人になった時、部屋で両者とも恥ずかしさで悶えることになった。
***
この二人はそれからも幸せな毎日を一緒に過ごしている。
······もちろん、様々な問題はあったが。
パラレルワールドでは結ばれることになったこの二人だが、本編で二人が結ばれるかどうかは二人次第である。
変更点の一部を紹介
男進(ぼっち)→女進(孤高の美少女)
進は美少女になりました。
それだけで、ぼっちから孤高の存在へと変わりました。
女亜梨須(美少女)→男亜梨須(美青年)
男になった亜梨須はとても押しが強いです。
女妃愛蕾(ゆるふわ)→男妃愛蕾(ゆるふわ)
どちらでもゆるふわです。
影が薄くてすみません……。
名も無きメガネ君(オリジナル)
勇気を出して進に告白しようとした所を亜梨須に邪魔をされ玉砕することとなってしまいました。
イラストがつきました。
亜梨須のイラストとなっております。
サブタイトル通りの内容となっております。
名前は考えるのが大変なのと、変えてしまうと、とても読みづらくなってしまうのでそのままということで……。
時系列は……、触れないで下さい。
あとは、本編と微妙に性格の差異があります。
エイプリルフールということで、書きたくなって書いてみました。
そのため、あくまでネタとして楽しんでいただければ幸いです。
進ちゃんside
朝が来た……。
突然だけど、私は朝が嫌い。
朝になると強制的に動け!って命令されてるみたいでどうにも好きになることが出来ない。
こんなに、眠たいんだから、そのままそっと寝かせてよって思ってしまう。
私は暖かい布団の中でしばらく誘惑と闘って、学校に行かなければ行けないと自分に言い聞かせて、なんとか、布団の中から出ることが出来た。
朝食はいつも通りトーストとコーヒーで済ませて、学校に行く準備を整える。
「やば、遅刻しそう……」
スマホで時刻を見ると、SHRの15分前だった。
慌てて制服に着替えた私はスクールバッグを忘れずに持ってから玄関の扉を勢いよく開け、外に駆け出した―――!
「げふっ! 」
ゴンッ!
ん?
なんか、変な音と感触がしたような……。
ま、いっか。
それより、早く急がないと遅刻しちゃうし。
「ちょ、ちょっと待てよ! 」
早く学校に行こうとするわたしを呼び止める声が後ろからした。
「えーと、何? 」
「何じゃねえよ! 
扉が俺の顔に思いっきり当たってるんだけど!? 」
はあ……。
面倒くさいから無視したいんだけどなあ。
この黒髪の青年は、松原亜梨須。
一応、私の幼なじみだ。
女子達からの人気はとても高い。
でも、私から見ると、少し残念な幼なじみといった感じだ。
どこが残念かというと……、
「うん、ごめんね。
じゃ、私急いでるから。
亜梨須も急がないと学校遅れちゃうよ」
「あ、そうだな。
急がないと遅れるな。
じゃなくてだなっ!
何か謝罪の言葉はないのかよ! 
って、おい、無視して置いていくなよ……! 」
うーん、こんな感じで小者感がすごい。
顔はいいのに……。
とっても残念な幼なじみである。
***
学校に着いた私はすぐに自分の席の元に行き、朝の準備を終えたら椅子に座り、目を閉じる。
私は学校で喋る相手というのがほとんどいない。
だから、朝は眠ったふりをして過ごしている。
基本的に一日中あまり人とは関わらないで過ごすことが多い私だが、実はよく喋る人が二人ほどいる。
一人は私の右の席。
幼なじみの亜梨須。
そして、もう一人は……、
「おはよー、進ちゃん」
今、私の左隣に座ったのは、この間転校してきたゆるふわ系の男子、鈴村妃愛蕾くんである。
彼もまた女子の間では、人気がとても高い。
私は目を開けて彼に挨拶を返す。
「おはよ、妃愛蕾くん」
その後、しばらく他愛もない話をSHRになるまで妃愛蕾くんと続けた。
***
放課後になり……、
私はすぐに帰ろうとしたのだけれど、
「あの、天羽さん……」
声をかけられた。
「はい? 」
声をかけてきたのは、メガネをかけたクラスの男子生徒だ。
名前は……、覚えていない。
そんな彼が私に何の用だろう?
「あの、今日の放課後に少し時間ありますか? 」
なんだか、周りがざわざわしているような気もするがきっと私とは関係のない事だろう。
えーと、今日の放課後……。
んー、特にないけど。
ていうか、いつもないんだけど。
まあ、なんか面倒くさそうだし、用事があると言っておこう。
と思っていたら、隣の亜梨須が、
「今日、こいつは俺と用があるから無理だぞ」
と言った。
え? なんか亜梨須と用事があったっけ?
······さっぱり思い出せない。
名もなきメガネ君は、その言葉を聞くと、
「そうですか……、失礼しました……」
と、肩を落としながら行ってしまった。
なんだったんだろ?
まあ、いいか。
私は亜梨須とそのまま学校を出た。
しばらく、歩いた頃……、
「亜梨須、今日ってなんか用事があったっけ? 」
「いや、ねえよ」
あ、ないのね。
「お前がなんか困ってる感じだったから。
用事があるってあいつに嘘をついたんだよ」
へえ、そうだったのかあ。
さすがは幼なじみ。
便利だね。
「うーん、そっか。ありがとうね」
「お、おう」
そう答えた亜梨須は少し顔が赤かった。
***
亜梨須と私は自分の部屋の前に着いて、私は自分の部屋に入ろうとしたら……、
亜梨須が、
「なあ、進」 
「ん、何? 亜梨須」
「俺、お前の事が好きだ」
へ?
前後になんの脈絡もなかった突然の事で頭が真っ白になった。
「す、好きって、幼なじみとしてってこと? 」
「それもあるけど、今の好きは……、
異性としてお前の事が好きってことだよ」
い、異性って……。
「進、俺と付き合ってくれ! 」
真剣な表情でこちらを見てくる亜梨須に私は思わず……、
「はい」
と、言ってしまったのだった。
そして、私と亜梨須は付き合うことになった。
どちらも勢いに任せていた部分があったため、その時は雰囲気に飲まれていたのだが、
この後、一人になった時、部屋で両者とも恥ずかしさで悶えることになった。
***
この二人はそれからも幸せな毎日を一緒に過ごしている。
······もちろん、様々な問題はあったが。
パラレルワールドでは結ばれることになったこの二人だが、本編で二人が結ばれるかどうかは二人次第である。
変更点の一部を紹介
男進(ぼっち)→女進(孤高の美少女)
進は美少女になりました。
それだけで、ぼっちから孤高の存在へと変わりました。
女亜梨須(美少女)→男亜梨須(美青年)
男になった亜梨須はとても押しが強いです。
女妃愛蕾(ゆるふわ)→男妃愛蕾(ゆるふわ)
どちらでもゆるふわです。
影が薄くてすみません……。
名も無きメガネ君(オリジナル)
勇気を出して進に告白しようとした所を亜梨須に邪魔をされ玉砕することとなってしまいました。
イラストがつきました。
亜梨須のイラストとなっております。
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