テンプレ幼なじみに俺は憧れを抱かない
第17話 夏の始まりは部屋の中から
進side
夏休み、それはリア充共が、遊び、青春するために存在するのだと思う。
だからこそ、俺には全く関係がない。
勤勉である俺は、夏休みが始まって3日経つ今、水曜日の今日。
課題を全て終わらせていた。
そして、現在の俺のしていることと言えば……、
ただ、ダラダラしているだけである。
たぶん、ほとんどの人間はこれを無意味なこと、そんなことをしているぐらいならどこかに遊びに行けばいいだろうと、主張するだろう。
しかし、よく考えて欲しい。
俺だって、意味もなく、こんなことをしている訳では無いのだ。
まず、1つ目の理由が、
休息である。
これは本来の夏休みにあるべき姿だ、
と俺は主張したい。
2つ目が、
外に出るなんて、正直面倒臭いのである。
今は、7月中旬の真夏だ。
外は猛暑だとか、お出かけの際は注意してとか、
それなら、最初から外に出なければいい。
まさに、逆転の発想だ。
テレビでニュースキャスターが騒いでいるのに行く方が馬鹿である。
俺のことを逆に褒めてほしいまでである。
というわけで、俺は1週間外へ全く出ていない。
食料は事前に長期保存ができる物を、買い込んである。
しかし、夏休みの間、一切の用事がない訳では無い。
夏休みが始まる前、亜梨須から……、
***
「進、今度、私と一緒に海に行かない? 」
と、誘われたのだ。
俺は面倒臭いので、即座に断ろうとしたのだが……、
それを隣で聞いていた妃愛蕾さんが、
「進くん達、海に行くの? いいなぁ……」
と、言って、
こちらを、羨ましそうな目で見つめてきたのだ。
「いや、別にまだ行くと決まった訳じゃ……」
俺は否定したのだが、
「なら、妃愛蕾さんも、一緒に行く?」
と、亜梨須が誘い、
「いいの!? うん! じゃあ、一緒に行きたい! 」
そう、笑顔で妃愛蕾さんが、答えた。
「進くん……、私が一緒に行ってもいい? 」
そして、ここで妃愛蕾さんが、俺にそう聞いてきた。
俺は、
「あぁ、うん。もちろん」
そう言った。
この時の俺に、もはや、拒否権は無かった。
***
というわけで、今度海へ行くことになりました。
予定なんかは亜梨須が決めてくれて、
今週の土曜日と日曜日に行くらしい。
2日もってどういうことだろうね。
なぜか、宿泊する準備をしてねと言われたし、海の家とかに泊まるんだろうか。
水着は中学の時のやつがまだあるため、買いに行かなくていいかなあ。
女子二人と海へ行くとか、昔の俺が見たら、
リア充爆発しろとか言われるだろうな。
いや、普通に周りの奴らから最近言われてるわ、それ。
俺が美少女二人をはべらせてるとかさ……。
めっちゃ影で言われてるみたいなんだよなあ。
・・・・・・俺、彼女がいたことがない上に、童貞なのにね。
それでも、リア充と呼ばれるというね……。
なんだこの悲しい感じは。
まあ、俺はそんなことを考えつつ、
夏休みの始まりを過ごしていた。
遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。
更新がかなり遅れてしまい、申し訳ございませんでした!
200pv突破致しました!
読んでくださった皆さま、本当にありがとうございます!
サブタイトルを変更致しました。
夏休み、それはリア充共が、遊び、青春するために存在するのだと思う。
だからこそ、俺には全く関係がない。
勤勉である俺は、夏休みが始まって3日経つ今、水曜日の今日。
課題を全て終わらせていた。
そして、現在の俺のしていることと言えば……、
ただ、ダラダラしているだけである。
たぶん、ほとんどの人間はこれを無意味なこと、そんなことをしているぐらいならどこかに遊びに行けばいいだろうと、主張するだろう。
しかし、よく考えて欲しい。
俺だって、意味もなく、こんなことをしている訳では無いのだ。
まず、1つ目の理由が、
休息である。
これは本来の夏休みにあるべき姿だ、
と俺は主張したい。
2つ目が、
外に出るなんて、正直面倒臭いのである。
今は、7月中旬の真夏だ。
外は猛暑だとか、お出かけの際は注意してとか、
それなら、最初から外に出なければいい。
まさに、逆転の発想だ。
テレビでニュースキャスターが騒いでいるのに行く方が馬鹿である。
俺のことを逆に褒めてほしいまでである。
というわけで、俺は1週間外へ全く出ていない。
食料は事前に長期保存ができる物を、買い込んである。
しかし、夏休みの間、一切の用事がない訳では無い。
夏休みが始まる前、亜梨須から……、
***
「進、今度、私と一緒に海に行かない? 」
と、誘われたのだ。
俺は面倒臭いので、即座に断ろうとしたのだが……、
それを隣で聞いていた妃愛蕾さんが、
「進くん達、海に行くの? いいなぁ……」
と、言って、
こちらを、羨ましそうな目で見つめてきたのだ。
「いや、別にまだ行くと決まった訳じゃ……」
俺は否定したのだが、
「なら、妃愛蕾さんも、一緒に行く?」
と、亜梨須が誘い、
「いいの!? うん! じゃあ、一緒に行きたい! 」
そう、笑顔で妃愛蕾さんが、答えた。
「進くん……、私が一緒に行ってもいい? 」
そして、ここで妃愛蕾さんが、俺にそう聞いてきた。
俺は、
「あぁ、うん。もちろん」
そう言った。
この時の俺に、もはや、拒否権は無かった。
***
というわけで、今度海へ行くことになりました。
予定なんかは亜梨須が決めてくれて、
今週の土曜日と日曜日に行くらしい。
2日もってどういうことだろうね。
なぜか、宿泊する準備をしてねと言われたし、海の家とかに泊まるんだろうか。
水着は中学の時のやつがまだあるため、買いに行かなくていいかなあ。
女子二人と海へ行くとか、昔の俺が見たら、
リア充爆発しろとか言われるだろうな。
いや、普通に周りの奴らから最近言われてるわ、それ。
俺が美少女二人をはべらせてるとかさ……。
めっちゃ影で言われてるみたいなんだよなあ。
・・・・・・俺、彼女がいたことがない上に、童貞なのにね。
それでも、リア充と呼ばれるというね……。
なんだこの悲しい感じは。
まあ、俺はそんなことを考えつつ、
夏休みの始まりを過ごしていた。
遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。
更新がかなり遅れてしまい、申し訳ございませんでした!
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読んでくださった皆さま、本当にありがとうございます!
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