一つの世界で起こる、万の人々が紡ぐ数多くの物語。書物に残された文字は、忘れられた歴史の記録を残す。

秀典

35 まおうぐんのにちじょう3(短め)

このお話はなんとなく書きたくなってただやって見ただけのお話です、
時間軸キャラクター 一切関係ありません。


「はい、カウント入ります参、弐、壱……」

「今晩は、リポーターのアスタロッテちゃんです。今回は兵士の皆様にインタビューしたいと思います」

「これは一体何事かしら? あらロッテさん? 何をしていらっしゃるの?」

「丁度良いところに一人発見しましたよ。確かお名前はグラスシャール・ボ・レアスさんでしたよね?」

「え? ええ、そうですけれど、え? ロッテさん? これは何かのお遊びですか?」

「実はですね、レアスさんにはお手紙が届いていまして、こんな質問が来ているんですよ」

「は?」

 レアスさんは何でそんなにべノムさんに冷たいんですか?、過去に何かあったとか、もしかしてべノムさんに昔振られてしまったのでしょうか?

「あの、何の遊びをしているのか存じ上げませんが、私(わたくし)これに答えないと駄目なのでしょうか?」

「さあ、答えてくださいレアスさん。さあ……さあ!」

「別に構いませんけれど、あの鴉(からす)って体が黒いじゃありませんか」

「それで?」

「わたくしゴキブリって嫌いなのですよ、ほら、黒くてカサカサしてるでしょ?」

「……それだけですか?」

「ええ」

「他には?」

「特にありませんね」

「……以上で中継を終わります」

「はいカットォ、じゃあ次の中継場所に向かいましょう」

「お疲れ様でしたー」

「あ、あの、ロッテさん?」

「はい撤収~」

「あの、ちょっと、え? 何ですかこれ」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「はい、二人目~、参、弐、壱……」

「はい、再びリポーターのアスタロッテちゃんです。今回はこの方にインタビューをしたいと思います。は~い、出てきて」

「ちょ、何やってんだこれ。おい、ロッテ、説明しやがれ」

「はい、二人目はべノムザッパーさんです。はい拍手~」

 わ~パチパチパチ

「おい、何だこれは!」

「べノムさんにもお手紙が来ています。それじゃあ、読み上げますね」

「いや待て、おい」

 べノムさんは、アスタロッテさんの事をどう思っているのですか?

「さあ、答えてください。さあ、さあ!」

「うん、まあ良くやってるんじゃねぇか? 回復は役に立ってるし、居なけりゃ困るな」

「そう言う事じゃなくてですね、恋とかしちゃってるんじゃないんですか? さあ答えてください!」

「あのな? 俺は前の保護者として……」

「あっと、どうやらお時間が来てしまったようです。残念ですが此処までです。ではまた今度」

「はい、撤収~」

「おいなんだこれ」

      END

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