転移したらダンジョンの下層だった
二百三十三話二カ月もあれば
「状態異常の攻撃を行う敵が多くいるか・・・・・・この前倒したスナイプビーみたいな敵が多くいるって事だろ」
「そうですね。下層付近ではスナイプビーよりも厄介な蜂系統のモンスターがいても可笑しくは無いかと」
毒や麻痺などの相手を状態異常に出来る攻撃を行えるモンスターは虫系統だけでなく、一般的な獣タイプのモンスターでも扱う個体がいる。
「ただ、やはり素材は美味しい物が多いですし、ランクが上がれば上がるほど蜂系統のモンスターの巣に保有されている蜜は極上の物になります。中には値段が高すぎて貴族や一部の商人しか食べる事が出来ないような物もあるかと」
「それは・・・・・・涎ダラダラ物だな」
「甘い物が好きな女性にとっては何としてでも食べたいデザートのスパイスかと」
スナイプビーの蜜すら、日本で食べた事がある蜂蜜よりも美味しいと感じたのに、それよりも上等な蜂蜜ならばどんな味がするのかと、ソウスケは想像するだけで口端から涎が垂れそうになっていた。
「ただ、ジーラスさん達が言っていた最下層のボスの上位種バージョンがどんな奴なのかは気になる」
「ギルドのから買い取った情報にも載っていませんでしたからね。ジーラスさん達が言う様に上位種の素材や魔石は高価で買い取られ、色々と用途が多いのでしょうがそれ以上に強さや厄介さがワンランク上という事なのでしょう」
「なるほどなぁ・・・・・・もしかしてギルドは故意に情報を売っていないのか?」
態々そのような情報を隠す必要は無いのではと思ったが、ギルドがそれだけ漏らしたくはないと思う情報ならばそういった手段を取るの可笑しくないのかとソウスケは予想する。
「可能性としてはあり得なくもないですね。先程も言った通り、ボスの上位種の素材や魔石は価値は通常種と比べて価値が高い。でも、それに目が眩んで利益を自分達だけで独占したいと思ったパーティー出る為、ある程度のランクと実績を兼ね備え、最下層のボスに挑めると判断されたパーティーのみ情報が伝えられるのかもしれませんね」
「最下層まで散策を行えるある程度のランクと実績かぁ・・・・・・俺達には両方とも足らないな」
二人のランクは事実、圧倒的に最下層の探索を薦められるほど高くない。
しかし、ギルドに報告していない実績含むならば十分に基準値に達している。
寧ろ他のパーティーと組んで最下層のボスを倒して欲しいと言われるレベルまである。
ただし、あまり目立ちたくはないソウスケにとっては嬉しくない状況になってしまう。
「んーーー、正直なところ最下層のボスの素材は欲しいし、出来れば上位種のも欲しい。でも、だからといって焦れば痛手も喰らうだろうから、一先ず十階層後半から二十階層の前半辺りでザハークの経験を積もむのと素材集めだ。それに集まったトレントの木でエアーホッケーの台を作っておきたいからな」
「分かりました。それではダンジョンに何日程籠りますか?」
「大体五日ぐらいで良いだろ。ザハークの成長速度にもよるが、出来れば二か月後ぐらいには最下層のボスを倒したいと思っている」
普通に考えればあり得ない提案だが、ソウスケとミレアナは既にボスに挑めるほどのレベルに達している。
そしてザハークの成長速度を考えれば無理では無い話だとソウスケは考えている。
「私は二カ月もあれば不可能ではないと思います。それで、ギルドのクエストの方はどういたしますか?」
「あぁーーー・・・・・・完全に忘れていた。そうだなぁ、二週間に一回ぐらいのペースで良いんじゃないか? それ以上間が空けば印象的に良くないかもしれないし」
多少はギルドに貢献しているところを見せた方が良いかとソウスケは思い、偶には上層で達成できそうなクエストを受ける事にした。
「そうですね。下層付近ではスナイプビーよりも厄介な蜂系統のモンスターがいても可笑しくは無いかと」
毒や麻痺などの相手を状態異常に出来る攻撃を行えるモンスターは虫系統だけでなく、一般的な獣タイプのモンスターでも扱う個体がいる。
「ただ、やはり素材は美味しい物が多いですし、ランクが上がれば上がるほど蜂系統のモンスターの巣に保有されている蜜は極上の物になります。中には値段が高すぎて貴族や一部の商人しか食べる事が出来ないような物もあるかと」
「それは・・・・・・涎ダラダラ物だな」
「甘い物が好きな女性にとっては何としてでも食べたいデザートのスパイスかと」
スナイプビーの蜜すら、日本で食べた事がある蜂蜜よりも美味しいと感じたのに、それよりも上等な蜂蜜ならばどんな味がするのかと、ソウスケは想像するだけで口端から涎が垂れそうになっていた。
「ただ、ジーラスさん達が言っていた最下層のボスの上位種バージョンがどんな奴なのかは気になる」
「ギルドのから買い取った情報にも載っていませんでしたからね。ジーラスさん達が言う様に上位種の素材や魔石は高価で買い取られ、色々と用途が多いのでしょうがそれ以上に強さや厄介さがワンランク上という事なのでしょう」
「なるほどなぁ・・・・・・もしかしてギルドは故意に情報を売っていないのか?」
態々そのような情報を隠す必要は無いのではと思ったが、ギルドがそれだけ漏らしたくはないと思う情報ならばそういった手段を取るの可笑しくないのかとソウスケは予想する。
「可能性としてはあり得なくもないですね。先程も言った通り、ボスの上位種の素材や魔石は価値は通常種と比べて価値が高い。でも、それに目が眩んで利益を自分達だけで独占したいと思ったパーティー出る為、ある程度のランクと実績を兼ね備え、最下層のボスに挑めると判断されたパーティーのみ情報が伝えられるのかもしれませんね」
「最下層まで散策を行えるある程度のランクと実績かぁ・・・・・・俺達には両方とも足らないな」
二人のランクは事実、圧倒的に最下層の探索を薦められるほど高くない。
しかし、ギルドに報告していない実績含むならば十分に基準値に達している。
寧ろ他のパーティーと組んで最下層のボスを倒して欲しいと言われるレベルまである。
ただし、あまり目立ちたくはないソウスケにとっては嬉しくない状況になってしまう。
「んーーー、正直なところ最下層のボスの素材は欲しいし、出来れば上位種のも欲しい。でも、だからといって焦れば痛手も喰らうだろうから、一先ず十階層後半から二十階層の前半辺りでザハークの経験を積もむのと素材集めだ。それに集まったトレントの木でエアーホッケーの台を作っておきたいからな」
「分かりました。それではダンジョンに何日程籠りますか?」
「大体五日ぐらいで良いだろ。ザハークの成長速度にもよるが、出来れば二か月後ぐらいには最下層のボスを倒したいと思っている」
普通に考えればあり得ない提案だが、ソウスケとミレアナは既にボスに挑めるほどのレベルに達している。
そしてザハークの成長速度を考えれば無理では無い話だとソウスケは考えている。
「私は二カ月もあれば不可能ではないと思います。それで、ギルドのクエストの方はどういたしますか?」
「あぁーーー・・・・・・完全に忘れていた。そうだなぁ、二週間に一回ぐらいのペースで良いんじゃないか? それ以上間が空けば印象的に良くないかもしれないし」
多少はギルドに貢献しているところを見せた方が良いかとソウスケは思い、偶には上層で達成できそうなクエストを受ける事にした。
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