転移したらダンジョンの下層だった
百九話物を作るって難しいね
ソウスケが自分で作れそうなボードゲームを考え始めてから一時間。
結果、作れそうと思ったのは一つだけだった。
(エアーホッケーだっけ? そんな名前だったよな。ただ、ゴールに弾く円状の板を浮かせる必要があるんだよな)
形だけならば今からでもソウスケは作れるが、勝敗を決める円盤が板から少しだけ浮いていないと面白みに欠けると思い、どうすればいいのか更に考え込んだ。
(板を少しだけ浮かすか・・・・・・錬金術を使えば作れなくもなさそうだけど、問題は何を材料にするかだよな。風の魔法を使える物がいないと遊ぶ事が出来ないとかだと、遊べる人が本当にかぎられてしまうよな・・・・・・)
ソウスケはここが異世界だという事を思い出しながら、どんな材料があるかを考えた。
(元々は・・・・・・そうだよ、先ず電池? 電源? がないとエアーホッケーは起動しなかったよな。そうなると、電池か電源の役割を果たすのは・・・・・・魔石か。そう考えると風属性のモンスターの魔石を使って板状にしてそれを内蔵する。そんで電源を入れると上に向かって少しだけ風が出るようにする。それで上の板にたくさんの小さい穴を開ければ)
自分の考えたイメージをソウスケは頭の中で想像した。そしてなんとなくだが出来そうな気がして来た。
(うん・・・・・・うん、いけそうかもな。形を作るのは簡単だが・・・・・・いや、待てよ。一般人がやる分には普通の木を使えばいいかもしれないけど、力のある・・・・・・冒険者とかがやると簡単に壊れそうな気がするな)
前世で見た投稿動画の中で、バスケットボールの選手がゴールをダンクシュートでぶち壊すあったのを思い出した。
(・・・・・・いや~~~~、あれは中々に衝撃的な映像だったな。ただ、この世界では前世以上に一般人と鍛えている人の力の差が激しいからな。ん~~~~木のモンスターとかいないのか?)
素材が魔物の物なら冒険者達の力にも耐えられるだろうと思い、ソウスケはミレアナにそんなモンスターがいるのか尋ねた。
「なぁ、ミレアナ。木のモンスターとかっているのか?」
「・・・・・・・・・・・・」
ミレアナから質問の返事が無く、ソウスケはミレアナの方に首を向けた。
すると、ミレアナはソウスケから渡された木を削ってモンスターの人形を作る事に夢中になり過ぎて、ソウスケの声が届いていなかった。
その事についてソウスケは自身がそのような経験があるため怒りの感情は無く、仕方がないなと表情が苦笑いになっていた。
「おい、ミレアナ!!」
「っ!! は、はい!!?? な、なななんですかソウスケさん!?」
少し大きな声で呼ばれたミレアナはビクッと肩を震わせ、左手で固定していたモンスターの人形を落としながらソウスケの方を慌てて振り返った。
「体が木のモンスターっているか?」
「か、体が木のモンスターですか? それなら基本的にトレントが一般的ですね。体全体が木でできていて魔法も少し使います。そして上位種のエルダートレントもいます。トレントと違い魔力を多く持っていて、使う魔法もトレントと比べてレベルが高いです。そして体が木とはいえ、容易に斬る事は出来ないらしいです」
ミレアナの説明を聞いたソウスケはぼんやりとだがトレントというモンスターが、どんな姿をしているのかイメージが出来てきた。
「ですがその分しっかりと利益があり、高額で買い取りされています。貴族が使う様な家具にはエルダートレントの木が使われていると聞いた事があります。後はウッドゴーレムというモンスターもいます。こちらも全身が木でできています。ウッドゴーレムはエルダートレント程強くないらしいですが、再生能力がとても高く大きな腕を敵に打ち出す様な攻撃をするみたいです」
(・・・・・・それはまるっきりロケットパンチの様な気がするんだが)
ウッドゴーレムが腕を発射する様子が、見た事が無いトレントよりも容易に想像する事が出来た。
「そして打ち出されて無くなった手は瞬時に生えてくるので、体の中にある魔石を壊すか頭部と人の心臓の位置をほぼ同時に壊さないと倒せない・・・・・・と話では聞いた事があります。本当かどうかは実際に会った事が無いので分かりませんが」
「いや、本当かどうか分からなくても、そういう事が想定しているだけで実際戦った時に結構役に立つと思うぞ。ありがとな」
聞きたいと思っていた情報以外の事も聞けて、ソウスケ的にはとても満足だった。
結果、作れそうと思ったのは一つだけだった。
(エアーホッケーだっけ? そんな名前だったよな。ただ、ゴールに弾く円状の板を浮かせる必要があるんだよな)
形だけならば今からでもソウスケは作れるが、勝敗を決める円盤が板から少しだけ浮いていないと面白みに欠けると思い、どうすればいいのか更に考え込んだ。
(板を少しだけ浮かすか・・・・・・錬金術を使えば作れなくもなさそうだけど、問題は何を材料にするかだよな。風の魔法を使える物がいないと遊ぶ事が出来ないとかだと、遊べる人が本当にかぎられてしまうよな・・・・・・)
ソウスケはここが異世界だという事を思い出しながら、どんな材料があるかを考えた。
(元々は・・・・・・そうだよ、先ず電池? 電源? がないとエアーホッケーは起動しなかったよな。そうなると、電池か電源の役割を果たすのは・・・・・・魔石か。そう考えると風属性のモンスターの魔石を使って板状にしてそれを内蔵する。そんで電源を入れると上に向かって少しだけ風が出るようにする。それで上の板にたくさんの小さい穴を開ければ)
自分の考えたイメージをソウスケは頭の中で想像した。そしてなんとなくだが出来そうな気がして来た。
(うん・・・・・・うん、いけそうかもな。形を作るのは簡単だが・・・・・・いや、待てよ。一般人がやる分には普通の木を使えばいいかもしれないけど、力のある・・・・・・冒険者とかがやると簡単に壊れそうな気がするな)
前世で見た投稿動画の中で、バスケットボールの選手がゴールをダンクシュートでぶち壊すあったのを思い出した。
(・・・・・・いや~~~~、あれは中々に衝撃的な映像だったな。ただ、この世界では前世以上に一般人と鍛えている人の力の差が激しいからな。ん~~~~木のモンスターとかいないのか?)
素材が魔物の物なら冒険者達の力にも耐えられるだろうと思い、ソウスケはミレアナにそんなモンスターがいるのか尋ねた。
「なぁ、ミレアナ。木のモンスターとかっているのか?」
「・・・・・・・・・・・・」
ミレアナから質問の返事が無く、ソウスケはミレアナの方に首を向けた。
すると、ミレアナはソウスケから渡された木を削ってモンスターの人形を作る事に夢中になり過ぎて、ソウスケの声が届いていなかった。
その事についてソウスケは自身がそのような経験があるため怒りの感情は無く、仕方がないなと表情が苦笑いになっていた。
「おい、ミレアナ!!」
「っ!! は、はい!!?? な、なななんですかソウスケさん!?」
少し大きな声で呼ばれたミレアナはビクッと肩を震わせ、左手で固定していたモンスターの人形を落としながらソウスケの方を慌てて振り返った。
「体が木のモンスターっているか?」
「か、体が木のモンスターですか? それなら基本的にトレントが一般的ですね。体全体が木でできていて魔法も少し使います。そして上位種のエルダートレントもいます。トレントと違い魔力を多く持っていて、使う魔法もトレントと比べてレベルが高いです。そして体が木とはいえ、容易に斬る事は出来ないらしいです」
ミレアナの説明を聞いたソウスケはぼんやりとだがトレントというモンスターが、どんな姿をしているのかイメージが出来てきた。
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