転移したらダンジョンの下層だった
六十五話疑ってすみません!!!
「君の話から、君が収納系統のスキルを持っている事が分かる。それも高度な収納系スキルだ」
目の前のエルフから自分のスキルの詳細まで暴かれたソウスケは、動揺を隠せなかった。
だが、直ぐに暴かれた理由を理解した。
(・・・・・・そうか、ダンジョンの中で倒したモンスターを大金になるまで素材や魔石を運ぶことが出来た。イコール、容量が半端なく多いと言う事になる。あ~~~~、やばいな。この話はホイホイ喋らない方が良さそうだな)
エルフの回答に否定しても嘘がバレると思ったソウスケは、嘘をつかずに肯定した。
「はい。一応収納系のスキルを持っています」
「一応などと謙遜する必要は無い。君の持っている収納スキルはとても素晴らしい物だ。多くの冒険者。いや、貴族までが羨むスキルだろう。とても優秀なスキルだが一つ、君よりも長く生きている者として忠告しておこう。そのスキルの事を、存在を臭わせる様な話は信頼できる者以外にはしない方が良い。強欲な者がそのスキルの存在を嗅ぎ付けば、なんとしてでも君を自分の物にしようとする可能性は大いにある」
忠告の内容を聞いて、ソウスケの背中は嫌な汗でびっしょりになっていた。
(やっべーーーー、確かセーレさんにも似た様な事を言われた気がする!! もう二度とこの話はしないようにしよう。気を抜いている日常の時に狙われるとか最悪だからな)
ソウスケは目の前のエルフと、セーレの忠告を二度と忘れないと心に誓った。
「まぁ、君の力なら貴族が雇った相手が襲ってきても返り討ちに出来そうな気がするがな。まぁ、そう言う訳だから自分のスキルどれだけ凄いかを改めて覚えておいた方が良い」
「は、はい。忠告有難う御座います!!」
「うむ。さて、話を戻そう。確か私が勧めるローブだったな・・・・・・予算は金貨三百枚か。少し待っていろ」
そう言うと、男性のエルフは店内に置いてあるロープのコーナーへ行き、ソウスケにどのローブが合うか考え始めた。
エルフの男性が選び終わるのを持っているソウスケは、エルフの男性が思っていたよりも優しい事に今更驚いていた。
(看板の内容を読んだ時には、客に対して喧嘩売り過ぎじゃないかと思っていたけど、案外そうではないのか? いや、多分言葉に嘘は混ぜない人・・・・・・エルフなんだろうな。愛想笑いなんて絶対にしなさそうだ)
予想と反していたエルフの性格に、ソウスケは単純に嘘を付けない人なんだなと思った。
エルフの男性はソウスケへ勧めるローブが決まり、それを持ってソウスケの所に持ってきた。
「このローブが私が君に勧めるローブだ。見た目はそう派手ではないが、モンスターは勿論人との戦闘にも耐える事が出来るローブになっている。それと修復の機能が備わっているため、斬り刻まれたり火魔法や雷魔法で焦がされたとしても元に戻る」
ローブの性能を聞いたソウスケは思わず拍手してしまった。
(修復機能か・・・・・・それは凄いな。付けられた傷が修復されるなら買い替えずに済むしな。経費削減になる)
だが、エルフの男性がソウスケに勧めるローブの性能は修復機能だけではなかった。
「そして微量だが装備者の魔力を持続的に回復する効果も持っている。そして次の効果が一番メインだ。君は見た目の割には力勝負も出来るだろう」
(見た目の割には余計だ!!!)
ソウスケは声には出さなかったが、心の中でツッコみ、エルフの言葉に少しイラッとした。
「だが、基本的には相手の攻撃を貰わずスピード勝負が君の闘いの方だろう。このローブには装備者の素早さ・・・・・・いや、脚力と言った方が適切か。脚力を上げる効果を持つ。マジックアイテムの装備者に対する効果の数値を十段階に分けると、確か六程あった筈だ」
エルフの説明を聞いたソウスケは眼を何度もパチパチとさせながらローブを見た。
(ま、マジでですか!? 人は・・・・・・いや、物は見た目によらないな。人もそうだけど今度から初めて見る物は外見で判断しないようにしよう)
そしてソウスケはエルフの男性が嘘を言っているようには見えなかったが、念のためと思い鑑定を使って目の前のローブにそれだけの価値があるのかどうか確かめた。
ハイリア レア度7
風属性のモンスターの素材と、トレントの魔石が主な材料として作られたローブ。
効果は装備者の脚力の上昇、持続的な微量の魔力回復。
そして戦闘等で傷ついた部分の修復。
(れ、れれれれれれレア度7!!! お、思ってた以上に良いローブだった。エルフさん、少しだけ疑ってしまって済みませんでした!!!)
ソウスケはつい、思いっきり頭を下げて謝りそうになった。
目の前のエルフから自分のスキルの詳細まで暴かれたソウスケは、動揺を隠せなかった。
だが、直ぐに暴かれた理由を理解した。
(・・・・・・そうか、ダンジョンの中で倒したモンスターを大金になるまで素材や魔石を運ぶことが出来た。イコール、容量が半端なく多いと言う事になる。あ~~~~、やばいな。この話はホイホイ喋らない方が良さそうだな)
エルフの回答に否定しても嘘がバレると思ったソウスケは、嘘をつかずに肯定した。
「はい。一応収納系のスキルを持っています」
「一応などと謙遜する必要は無い。君の持っている収納スキルはとても素晴らしい物だ。多くの冒険者。いや、貴族までが羨むスキルだろう。とても優秀なスキルだが一つ、君よりも長く生きている者として忠告しておこう。そのスキルの事を、存在を臭わせる様な話は信頼できる者以外にはしない方が良い。強欲な者がそのスキルの存在を嗅ぎ付けば、なんとしてでも君を自分の物にしようとする可能性は大いにある」
忠告の内容を聞いて、ソウスケの背中は嫌な汗でびっしょりになっていた。
(やっべーーーー、確かセーレさんにも似た様な事を言われた気がする!! もう二度とこの話はしないようにしよう。気を抜いている日常の時に狙われるとか最悪だからな)
ソウスケは目の前のエルフと、セーレの忠告を二度と忘れないと心に誓った。
「まぁ、君の力なら貴族が雇った相手が襲ってきても返り討ちに出来そうな気がするがな。まぁ、そう言う訳だから自分のスキルどれだけ凄いかを改めて覚えておいた方が良い」
「は、はい。忠告有難う御座います!!」
「うむ。さて、話を戻そう。確か私が勧めるローブだったな・・・・・・予算は金貨三百枚か。少し待っていろ」
そう言うと、男性のエルフは店内に置いてあるロープのコーナーへ行き、ソウスケにどのローブが合うか考え始めた。
エルフの男性が選び終わるのを持っているソウスケは、エルフの男性が思っていたよりも優しい事に今更驚いていた。
(看板の内容を読んだ時には、客に対して喧嘩売り過ぎじゃないかと思っていたけど、案外そうではないのか? いや、多分言葉に嘘は混ぜない人・・・・・・エルフなんだろうな。愛想笑いなんて絶対にしなさそうだ)
予想と反していたエルフの性格に、ソウスケは単純に嘘を付けない人なんだなと思った。
エルフの男性はソウスケへ勧めるローブが決まり、それを持ってソウスケの所に持ってきた。
「このローブが私が君に勧めるローブだ。見た目はそう派手ではないが、モンスターは勿論人との戦闘にも耐える事が出来るローブになっている。それと修復の機能が備わっているため、斬り刻まれたり火魔法や雷魔法で焦がされたとしても元に戻る」
ローブの性能を聞いたソウスケは思わず拍手してしまった。
(修復機能か・・・・・・それは凄いな。付けられた傷が修復されるなら買い替えずに済むしな。経費削減になる)
だが、エルフの男性がソウスケに勧めるローブの性能は修復機能だけではなかった。
「そして微量だが装備者の魔力を持続的に回復する効果も持っている。そして次の効果が一番メインだ。君は見た目の割には力勝負も出来るだろう」
(見た目の割には余計だ!!!)
ソウスケは声には出さなかったが、心の中でツッコみ、エルフの言葉に少しイラッとした。
「だが、基本的には相手の攻撃を貰わずスピード勝負が君の闘いの方だろう。このローブには装備者の素早さ・・・・・・いや、脚力と言った方が適切か。脚力を上げる効果を持つ。マジックアイテムの装備者に対する効果の数値を十段階に分けると、確か六程あった筈だ」
エルフの説明を聞いたソウスケは眼を何度もパチパチとさせながらローブを見た。
(ま、マジでですか!? 人は・・・・・・いや、物は見た目によらないな。人もそうだけど今度から初めて見る物は外見で判断しないようにしよう)
そしてソウスケはエルフの男性が嘘を言っているようには見えなかったが、念のためと思い鑑定を使って目の前のローブにそれだけの価値があるのかどうか確かめた。
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