転移したらダンジョンの下層だった
四十三話四億六千万だと!!??
ソウスケはセーレの後に着いて行き、受付の奥にある個室に入った。
「そこの椅子に座ってください」
「分かりました」
ソウスケが椅子に座ると、セーレもソウスケの向かい側に座った。
セーレの顔を真正面から見る形になったソウスケは、メガネ美人なセーレの顔を見るのが恥ずかしくて、つい顔を下に向けてしまった。
(やっぱセーレさんみたいなメガネ美人を真正面から見るのはこう・・・・・・こっちが恥ずかしいな。顔を真正面からみれないや)
「モンスターの解体の件、でソウスケが今日ギルドに来た理由はあってるかしら」
「は、はい! あ、あってます」
緊張して声が上がっているソウスケに、セーレは少し可笑しく感じてクスッと笑った。
その笑顔がまた普段のクールな顔とギャップがあって、ソウスケの顔はますます赤くなった。
(あれだけのモンスターを倒せるのに・・・・・・女性に対しての免疫は殆どないみたいね。そういった所が可愛く見えるけど、それを利用されて被害に遭わないとは言えないわね。後でさりげなく注意しておいた方が良さそうね)
ランクCやDのモンスターを大量に倒せる実力を持っている筈のソウスケの子供らしい一面が、いかにも新人の冒険者らしく見えるところがセーレは気に入っていた。
「まずはギルドでモンスターの素材など買い取った場合の金額を話すわね。ざっくり言うと、全部で金貨四百六十枚分になるわ」
セーレからモンスターの素材や魔石の換金金額を聞いたソウスケは、直ぐに日本円に直した。
ポク、ポク、ポク、ポク、チーン
(・・・・・・・・・・・・ま、マジでか。よ、四億六千万・・・・・・サラリーマンの生涯年収を超える金額が一瞬で・・・・・・夢、ではないんだよな。確かにセーレさんは金貨四百六十枚って言った。いや~~~~~、やっぱ夢があるんだな冒険者は、一瞬で金持ちだよ。ニートにはならないって思ってるけど、つい引きこもりそうになるな)
いきなり現実味のない見学を聞いたソウスケの表情は、ポカーンとしたものになっていた。
そんなソウスケを心配したセーレは、ソウスケの顔を覗き込むように声を掛けた。
「大丈夫ですかソウスケ君。ポカーンとした表情をしているけど、何か可笑しなところでもあったかしら?」
「い、いえ。そん事は無いです。た、ただあまりにも現実味のない金額だったんで、少し混乱していました」
実際にソウスケの背中には変な汗が流れていた。
頭が・・・・・・というよりは体混乱している様だった。
「確かに新人の冒険者得る金額ではないわね。規格外中の規格外よ。まぁ、モンスターの量を考えれば妥当なのだけれどね。それで一応全部換金すれば金貨で四百六十枚になるのだけれど、どうしますか?」
全部換金でお願いしますとソウスケは言いそうになったが、ギルドに来る前に考えておいた事を思い出し言葉をストップした。
(つい四億円という言葉に誘惑されるところだった。せっかく鍛冶や錬金術があるんだから半分は残すんだった。肉だって俺のアイテムボックスの中なら鮮度が保たれるんだからな)
目的を思い出し、ソウスケは内容をセーレに伝えた。
「えっと・・・・・・モンスターの素材や魔石、肉とか全部半分は残してもらえますか」
「えぇ、別に構わないけれど。でも・・・・・・そうだったわね。ソウスケ君アイテムボックスは少し特殊だったわね」
「は、ははは・・・・・・そ、そうですね」
セーレの言葉に、ソウスケは自分のアイテムボックスのスキルが、どれだけの爆弾を抱えてるかを思い出し、乾い笑い声を出していた。
(そう言えば俺のアイテムボックスはとんでもない爆弾を抱えてるんだったな。いや、単なる爆弾じゃないよな。俺にとっては核爆弾って言っても可笑しくはないよな)
改めて自分のアイテムボックスのスキルを思い出しながらも、そんな性能にしてくれた神様にソウスケは感謝した。
「そこの椅子に座ってください」
「分かりました」
ソウスケが椅子に座ると、セーレもソウスケの向かい側に座った。
セーレの顔を真正面から見る形になったソウスケは、メガネ美人なセーレの顔を見るのが恥ずかしくて、つい顔を下に向けてしまった。
(やっぱセーレさんみたいなメガネ美人を真正面から見るのはこう・・・・・・こっちが恥ずかしいな。顔を真正面からみれないや)
「モンスターの解体の件、でソウスケが今日ギルドに来た理由はあってるかしら」
「は、はい! あ、あってます」
緊張して声が上がっているソウスケに、セーレは少し可笑しく感じてクスッと笑った。
その笑顔がまた普段のクールな顔とギャップがあって、ソウスケの顔はますます赤くなった。
(あれだけのモンスターを倒せるのに・・・・・・女性に対しての免疫は殆どないみたいね。そういった所が可愛く見えるけど、それを利用されて被害に遭わないとは言えないわね。後でさりげなく注意しておいた方が良さそうね)
ランクCやDのモンスターを大量に倒せる実力を持っている筈のソウスケの子供らしい一面が、いかにも新人の冒険者らしく見えるところがセーレは気に入っていた。
「まずはギルドでモンスターの素材など買い取った場合の金額を話すわね。ざっくり言うと、全部で金貨四百六十枚分になるわ」
セーレからモンスターの素材や魔石の換金金額を聞いたソウスケは、直ぐに日本円に直した。
ポク、ポク、ポク、ポク、チーン
(・・・・・・・・・・・・ま、マジでか。よ、四億六千万・・・・・・サラリーマンの生涯年収を超える金額が一瞬で・・・・・・夢、ではないんだよな。確かにセーレさんは金貨四百六十枚って言った。いや~~~~~、やっぱ夢があるんだな冒険者は、一瞬で金持ちだよ。ニートにはならないって思ってるけど、つい引きこもりそうになるな)
いきなり現実味のない見学を聞いたソウスケの表情は、ポカーンとしたものになっていた。
そんなソウスケを心配したセーレは、ソウスケの顔を覗き込むように声を掛けた。
「大丈夫ですかソウスケ君。ポカーンとした表情をしているけど、何か可笑しなところでもあったかしら?」
「い、いえ。そん事は無いです。た、ただあまりにも現実味のない金額だったんで、少し混乱していました」
実際にソウスケの背中には変な汗が流れていた。
頭が・・・・・・というよりは体混乱している様だった。
「確かに新人の冒険者得る金額ではないわね。規格外中の規格外よ。まぁ、モンスターの量を考えれば妥当なのだけれどね。それで一応全部換金すれば金貨で四百六十枚になるのだけれど、どうしますか?」
全部換金でお願いしますとソウスケは言いそうになったが、ギルドに来る前に考えておいた事を思い出し言葉をストップした。
(つい四億円という言葉に誘惑されるところだった。せっかく鍛冶や錬金術があるんだから半分は残すんだった。肉だって俺のアイテムボックスの中なら鮮度が保たれるんだからな)
目的を思い出し、ソウスケは内容をセーレに伝えた。
「えっと・・・・・・モンスターの素材や魔石、肉とか全部半分は残してもらえますか」
「えぇ、別に構わないけれど。でも・・・・・・そうだったわね。ソウスケ君アイテムボックスは少し特殊だったわね」
「は、ははは・・・・・・そ、そうですね」
セーレの言葉に、ソウスケは自分のアイテムボックスのスキルが、どれだけの爆弾を抱えてるかを思い出し、乾い笑い声を出していた。
(そう言えば俺のアイテムボックスはとんでもない爆弾を抱えてるんだったな。いや、単なる爆弾じゃないよな。俺にとっては核爆弾って言っても可笑しくはないよな)
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