五話　狩りと倒すって結構違うんだな

駿足ってスキルがちょっと厄介だな・・・。
多分速さだけなら俺より上だもんな～～～、それに統率者ってスキルも厄介そうだな。
多分仲間の力を補助するってところだろうな。
まずは足を止めてそれからオークと同じように脳天を潰すってやり方で行くか。


「おし・・・行くぞ！！！！！」


俺はあらかじめ魔法の準備をしてからブラックウルフの群れに突っ込んだ。
すると、ブラックウルフ達は嗅覚感知で俺の存在に気づいたのか全員一斉に襲い掛かってきた。


そこで俺はブラックウルフ達が前にかけだそうと前足に力を入れた瞬間に土魔法、泥沼を発動した。
急に足元が変化したことにブラックウルフ達は泥沼に足を取られた。


俺はその瞬間を逃さず氷魔法、アイスフロアを発動した。


その結果ブラックウルフ達は地面から足を抜け出すことが出来なくなった。


「悪いがこれが俺のやり方なんでな！！」


俺は蛇腹剣とミスリルの短剣を使い次々にブラックウルフの脳天を貫いていった。


最後に残ったブラックウルフリーダーはこの地面から抜け出すのは時間がかかると判断したのか魔力を一気に使い、スキルの魔爪を発動した。


ブッラクウルフリーダーは足に炎を纏い地面から抜け出した。


「ちっ！！　やってくれるな」


だが俺は構わずに真正面からブラックウルフリーダーに突っ込んだ。


ブラックウルフリーダーは魔爪のスキルで爪に炎を纏いながら爪スキル、ブレイククローを発動した。


ソウスケは向かってくる炎の爪を火魔法で躱した。


「フレイムイリュージョン」


俺は炎の幻影を作り出し、ブラックウルフリーダーの背後に回った。
そして風魔法、エアーランスでブラックウルフリーダーの頭を上から突き刺した。
脳を貫かれたブラックウルフリーダーは、そのまま崩れ落ちた。


「ふ～～～、まっ、これで大丈夫だろ」


そして俺はブラックウルフとブラックウルフリーダーを蛇腹剣に吸収させた。
そして他のブラックウルフ達は収納にしまいセーフティーポイントに戻ってから解体することにした。


「とりあえずこれでね午後値は多少はまっしになるだろうな」


それからまだ時間がそれほど建ってはいないので帰り道をしっかりと覚えながら先に進むことにした。








「うっわ～～～～、こりゃ・・・ミスリルの短剣に続き異常すぎるんじゃないのか」


ブラックウルフ達を倒し終わってから探索を続けているとスナイプスパイダーの群れに遭遇した。
少し油断していた時に現れたので素材とかを気にする余裕がなく蛇腹剣に炎を纏わせ足を全て斬り落としてからエアーカッターで真っ二つに斬り裂いた。


やってしまったな～～と思ったがそのうちまた会えるだろうと思い一帯を吸収してからまた探索を始めた。


それから扉を発見したので部屋の中の様子を気配察知で敵がいないのを確認するとそれでも慎重に中に入った。
するとそこそこ大きな宝箱があったのでとりあえず罠がないか確認したがなんと罠がなかったのでちょっと拍子抜けした。
そして蓋を開けると中には一目で素人でも業物と分かる良剣・・・・・・宝剣？　が入っていた。


持つ前に鑑定するともう・・・あれだよ。こんな凄い武器に罠が掛かってないって絶対におかしいだろと思った。


水龍の蒼剣　レア度9


竜の上の存在龍の素材から作られた魔剣。
持ち主には水龍の加護が与えられる。
非常に強力な無事ではあるが秘められた魔力がかなりのものであり魔力操作スキルのレベルが六以上でなければ魔剣の力に振り回されることになる。


ほら・・・・・・いや確かに誰でも扱えるわけじゃないからチートってわけじゃないけどそれでも・・・なぁ。
俺一応魔力操作レベル七までいってるから使えると言えばつかえるんだよな。
どうしようかこれ？